冬木立みんな同じ服を着て

冬服でバッチリ着込んで出たら,あっつい。
駅ビルの店に好みのワンピースがあったので試着する。冬着に戻るのが嫌になってそのままそっくり着ていたものを預けて来た。ひらひら薄っぺらい服で快適だ。初めて試着に寄ったのは、長く日本の雄であるワールdの店だ。トラッドで仕立もいい。ただ、サイズが38までしかない。これってダメなんじゃないか。せめて42まであれば中年以上も着られる。年配者が好きなベーシックな服が揃っているのに残念なことである。私はすでに高齢者なのである。それでも新しい服を買おうという気持ちは前向きなのだ。若い時からの習慣でシーズンに2、3枚は着る物を買う。気に入った服が見つかるとすごく嬉しい。中年太りピークの頃は着られるものが限られて本当につまらなかった。太っている年配向きの服というのは嫌なのだ。そんな機微がアパレルに判っているのだろうか。
 判ろうともしないうちにユニクロがサイズを幅広く投入してきたのだ。
 誰も彼も同じ服を着ている未来は近い。


隣のシャネルのビルが立ち上がったようだ。
あまりエレガントと思えぬが、これがいいのかな。