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2012-07-07

(066)白光

白光

白光

あの夏、死んだ少女のために―。家族の交錯する思惑と、悪意が招いた「救いなき物語」。

(「BOOK」データベースより)

連城三紀彦の作品は未読だったのだけど、雑誌で伊坂幸太郎が勧めてて気になったので読んでみた。未読の作家の作品は結構こういうきっかけで読むことが多い。序盤の告白で「あれ、これって短編集だっけ」と思わず目次を見返すぐらい事件としての規模は小さいのだけど、毎章の関係者の告白で世界が目まぐるしく変わり単純だと思った事件が各人の思惑が複雑に絡み合ったものとなっている。こういう見せ方もあるのだと目から鱗。湊かなえの「告白」が好きなら間違い無く面白いと思う。というより「告白」が最後失速気味だけど、本作品は最後までしっかり読ませてくれた。(序章としては「告白」のほうが圧倒的に面白いが。)少しネタバレ的な感想としては「望まれなかった人間についての物語」という意味では「ボトルネック」に近いものがあるなと思った。要するに愉快なエンディングでは無いということで(笑)あと少女の存在が、『殺人者を判別する心理テスト』に近いものがあるなと思いながら読んでた。相当面白かったので、連城作品は数作読んでみようと思ってるところ。

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