Bailey School Kids Series

入院中にたくさん本が読めるかな?と、内心 期待していたのですが(笑)、時間が鬼のようにあっても、やっぱり体が健康じゃなければ (特に英語の)本は読めないですね…。結局入院中に読めた本は5冊半(笑)でした。


昨年の12月から今日に至るまで、全然本の感想をアップしていなかったので、入院中と言うよりは、12月からの数ヶ月こんな本を読みましたと言うことで、ごく簡単に(笑)アップして行こうかなと思います。


★★★★☆     YL3.0-4.0 
Vampires Don't Wear Polka Dots (Bailey School Kids) Werewolves Don't Go to Summer Camp (The Adventures of the Bailey School Kids) Leprechauns Don't Play Basketball (Adventures of the Bailey School Kids)
総語数 8030       9610          6573




このBailey School Kids シリーズは、今まで読んだ中ではちょっと異色で楽しかったです。レベルも手頃で長さも調度良い感じ。


主人公の少年達の学校に、毎回一人怪しい?大人の人が現れます(笑)。少年達は、色々なことを手がかりに、この人は本当は吸血鬼(2巻目以降は狼男、サンタクロース)かも知れないと、思い込んで行きます。


その思い込みの思考回路が、子どもらしくて妙に可愛らしくて面白い。ほんのちょっとした事を発見したり、小さな何かが起こると、「ほらやっぱり、あの人吸血鬼だからだよ、きゃーー」なんて具合。自分達の思い込みでどんどんコワくなって行ったり、思い込めば思い込む程、何でも本当(の吸血鬼)らしく見えて来たり。子どもの時ってそんなだったかも(笑)。


子ども達の緊張感や気持ちの高ぶりが伝わってきて、ちょっとワクワクしました。そしてまた“怪しい大人”が実に怪しい(笑)。怪しさに笑えてしまうんです(笑)


ラストは、きっと、あえてはっきりさせていないのでしょう(笑)。読後も、え〜じゃぁあれはどう言うことだったんだろう???とわくわく感の残る感じで、楽しみを壊さずにいてくれます。すっきりしないと言う嫌な感じではありません。


このシリーズは50冊以上も出ている人気シリーズだそうですが、1巻から読まなくてもどこからでも大丈夫。私はこの3冊しかまだ読んでいないのですが、1巻目の吸血鬼はけっこうコワくて!迫力!がありました。対して3巻目のサンタクロースは、これがとてもほのぼのしていて好きでした。


50冊もあると、毎回、モンスター、宇宙人、ロボット、妖精、天使、騎士、魔法使い、ゴブリン、トロールなどの疑いをかけられた、怪しい大人が登場します。興味のありそうなところだけつまみ食いと言うのもいいかも(笑)。


キリン読みって気分でもないし、何となくいつもの児童書にも刺激を感じなくなって来て…と言う時にも、ちょっと趣向を変えて?楽しませてくれました。