続・脱力日記

描いたり作ったりしてる人のダラダラ日記

 019_イイダコ

今日も浜に行ってカニを手に入れてきた夫ですけれど、
そのついでに持って帰ってきたのがこのイイダコ。
こんなのが5、6匹。
これを描けばいいじゃんと、言われたので描いたけど…。
形がさだまらなくて、ぬめぬめテラテラしていて
う〜ん、描きにくいなぁ。
本物はもっと繊細できれいです。


やませの滝

先日、福島まで行ってウニを食べたことは書きましたけど、
移動には車を使いました。
秋田から盛岡に出て、東北自動車道磐越自動車道と走るコースです。
秋田から盛岡に出るときには、仙岩峠を越えるのですが、
この峠越えの時にすごいものを見てしまいました。
峠の高い山の頂上から、雲というか霧というか、
白いモクモクが大量に山のこちら側に雪崩落ちているのです。
ちょうどコップの縁からドライアイスのスモークが
流れ落ちるみたいな感じ。
澄み切った青空、新芽の萌え始めた山肌、
そこを圧倒的な迫力で落ちていく白い塊。
思わず、うわぁ〜!!と叫んでしまいました。
あんなの見たことがありません。
なに?なに?と夫に聞きましたら、「やませ」ですって。
冬は日本海側から湿った冷たい空気がながれこんで
奥羽山脈にぶちあたって雪雲ができますが
夏場は反対の現象が起きるのです。
太平洋側から冷たくて湿った空気がはいって
奥羽山脈にぶちあたって岩手県側が寒くて悪天候になる。
これが青森、岩手で凶作の原因となる「やませ」なんですね。
この日がまさにそんな天候だったわけです。
奥羽山脈の東側に大量にできた冷たい雨雲が山脈からあふれ出して、
青空燦々の秋田側に流れ込んでいたのです。
ドライアイスの流れ出しと似ているのもあたりまえ。
理屈は同じなんだもの。
それにしても自然の作り出す光景のスケールのでかいこと。
車ですぐに通り過ぎてしまったので写真も撮れず残念でした。
で、トンネルを抜けて岩手側に出たら、やっぱり悪天候
地面まで雨雲におおわれたような冷たい霧雨天気。
でも桜はけなげに咲いていたのよねぇ。
写真はオオヤマザクラです。まことに美しかったです。