続・脱力日記

描いたり作ったりしてる人のダラダラ日記

駄々漏らしの人々・2。

夫が帰って来た翌日のこと。今度は私が一路郡山に。
でかいパネル持参で言い訳をして参りました。
もうね、自分の手の遅さが恨めしいですよ。
お約束の日限にちっとも仕上がらない絵ってどうなの?
もうもう、ここで打ち切り!とか言われても何も言えない立場なのです。
しかしお優しいご依頼主様は、じっくり待ってくださるとのこと。
うわ〜ん、ありがとうございます。
次の日限に向けてがんばります!
とビール飲みつつ高らかに宣言をして(調子いいな…)
三春の滝桜咲く郡山を後にいたしました。



アルコールを体内に残したまま訪れた次の訪問地は宮城県は村田町。
ここで学生時代の友人がご主人と共に
焼き物を作って暮らしておるのです。
窯の名前は元窯(げんよう)。
ご主人の鈴木智さんは轆轤仕事、妻のハツミさんは上絵付け専門。
(彼女についてはこちらが詳しい・・ネットって便利だよなぁ)
ハツミさんと会うのは4、5年ぶりかな。智さんとは十年ほど会ってなかったな。
しかし会ったとたんにそんな空白の時間はふっとんで。
いやぁ、居心地いいこと、いいこと。夫婦そろって超ナイス(どんな日本語…)。



お住まい兼工房は雰囲気ありまくりの茅葺き民家。






茅はトタンで覆ってしまっているのですけれど
昔ながらの風通しのいい間取り。
ショールームに使っている和室の長押の上には
点々と版画や絵やテラコッタの壁掛けが飾ってありました。
作者はいろいろなれど、どこか同じ香りで統一された小品たち。
鈴木家の趣味にあったお気に入りの作品たちなことがよくわかります。
特に目をひいたのがこちら。



すごくいいのです。
それこそ、作者が何かを駄々漏らししてできたっていう感じの作品。


杉崎正則さんという方の作品だそうで。(フィギュアシリーズ、いいな。。。)
杉崎さんと鈴木夫婦とは大変に仲がよいとのこと。
ふ〜ん。
そういえば、この人とも仲がいいんだよと
教えていただいたサイトがこちら。(恵比寿が玉吉に見えるぞ・・・汗)
う〜む。・・・・駄々漏れ過ぎ。
貧乏の地下茎というのはさんざん言ってきたけれど、
その他に、駄々漏らしの地下茎ってのもあるんだな。


うん、鈴木夫妻も駄々漏れてる。
特に智さんは漏れまくり。
だから居心地良く感じられるのかしらね?
ほら、うちも駄々漏らしだし。


あ。いや、ま。
うちの駄々漏らしは他の方々とはまったく違って
懐に穴があいてのジェンコ駄々漏らし、なんですけどね。(泣)
もっと別方向で「正しい何か」を駄々漏らしたいもんです、まったく。