らっこの会 東村山 困っている子ども達を応援する親の会

2017-04-11

発達障害サイエンスカフェ@所沢

| 23:23

ライト・イット・アップ・ブルー所沢実行委員会さん主催の

「発達障害サイエンスカフェ」にお邪魔しました。


「感覚」がテーマということで、

まずNPO法人ぷるすあるはさんの細尾ちあきさんによる

絵本『発達凸凹なボクの世界―感覚過敏を探検する―』の朗読から始まりました。


絵本の原文とは少し違う関西弁での語り口が優しく、

感覚過敏のある少年タクくんの肉声が聞こえてくるようでした。

この絵本、感覚過敏のことがよくわかるので、おすすめです!



次に、作業療法士の松島佳苗先生のお話。

感覚が発達に大きく関わっていることをわかりやすく教えていただきました。

わが子の育ちを振り返りながら聞いていると

あるあるあるー」と何度も首を縦に振ってしまいます。


最後に、時間という切り口で感覚を研究していらっしゃる

生理学者の井手正和先生が登壇されました。

ASDの方の感覚の鋭敏さにあらためて驚きましたが、

失礼ながら、そもそもよくこんな実験を考えつかれたものだと……。

研究者の方々ってすごいですね。


自閉症者の感覚については、最近テレビ番組で取りあげられたりもしていますし、

注目されているトピックかもしれません。


海外には「センソリールーム」といって、

自閉症の人たちにリラックスできる感覚体験を提供する部屋を備えている

空港やホテルがあるそうです(日本国内にも、センソリールームが

設置されている特別支援学校療育施設などがあります)。

非日常が苦手なASDの人たちが旅先でもリラックスできるようにという配慮、

すばらしいなあ。


感覚の違いって、なかなか実感としてわかりにくいものです。

わたしが平気で過ごせる環境でも、あの子やあの人にはつらいかもしれない。

感覚が過敏だったり極端に鈍かったりする人たちも安心して過ごせる社会には

なにが必要か、そんなことを考えたひとときでした。


所沢のみなさま、登壇された三人の先生方、どうもありがとうございました。

2017-02-19 大岱小学校でワークショップを開催しました

毎年4月2日は国連が定めた世界自閉症啓発デーです。

世界中のさまざまな名所旧跡がブルーにライトアップされ、

自閉症を知ってくださいと呼びかける取り組みが行われます。


東村山市でも「ライト・イット・アップ・ブルー東村山実行委員会」が立ちあがり、

去年の4月2日にはじめてブルーライトアップのイベントを開催しました。

今年も久米川駅北口広場に市内の子どもたちが絵を描いた手作りランタン800本を飾り、

広場をブルーに染めます。


先日、東村山市立大岱小学校土曜塾のみなさまのご厚意で、

小学生の子どもたちを対象に

ランタンのシェードに絵を描くワークショップを行うことになり、

「らっこの会」メンバーもお手伝いしました。


まず、子どもたちに「自閉症って聞いたことがありますか?」と問いかけ、

ワークショップの導入として紙芝居「すずちゃんののうみそ」を読みました。


「すずちゃんののうみそ」は、自閉症の女の子「すずちゃん」のお母さんが、

保育園卒園を前にクラスのお友達へあてて書いたお手紙にもとに、

やはり自閉症の妹さんのいる女性が絵を描いた紙芝居です。

自閉症のすずちゃんのみんなとちがうところ、みんなと同じところが、

小さな子どもにもわかりやすい平易な言葉で誠実に描かれています。

小学生のみなさんもじっと耳を傾け、

すずちゃんの豊かな表情が伝わってくる静かで優しい絵に目を凝らしていました。


紙芝居を読み終えたあと、

すずちゃんのような子どもや大人が東村山にもたくさんいること、

なかにはお話がじょうずな自閉症の人もいること、

みんなと見た目はまったく変わらないけれど、

だからこそみんなとちがうところをわかってもらえなくて、ときどき困ってしまうこと、

わたしたちは、そんな自閉症の人たちのことを知ってほしくて活動していることを説明しました。

そして、世界自閉症啓発デーに、久米川駅前に飾るランタン用の絵を描いてほしいと、

子どもたちにお願いしました。


88人の子どもたちは、思い思いに絵を描いてくれました。

なかには、自閉症の人たちへ応援のメッセージを書いてくれたお子さんもいます。

「なんで青なの?」と質問してくれたお子さんもいました!


東村山には、ライトアップできるようなタワーもお城もありませんが、

未来の社会を作る子どもたちこそ、まちのたからものです。

子どもたちに短い時間で自閉症について伝えるのは難しいけれど、

この先どこかで自閉症という言葉を聞いたり、

自閉症の人と関わることがあったりしたときに

「あのとき絵を描いたなあ。紙芝居を見たなあ」と思い出し、

新たに関心を抱いてくれればと願っています。


どれをとっても同じものがひとつとしてない子どもたちの絵を巻いた800個のランタンは、

多様な人々が生きる社会の象徴でもあります。

今年の4月2日は、ひとつひとつちがう青い光が輝く久米川駅北口広場へ、

どうぞ足をお運びください。


最後に、このような貴重な機会をくださった大岱小学校土曜塾のみなさま、

楽しい絵を描いてくれた子どもたちに、心よりお礼申し上げます。


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2016-10-13

「困り感や障がいのあるお子さんのための布の絵本プレイルーム」

09:17

秋津図書館で、好評の「布の絵本プレイルーム」が開催されます。

ごきょうだいも一緒にいかがですか。

布の絵本、すばらしい作りですよ。

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2016-09-27

教育部懇談会

20:30

9月27日、東村山市教育委員会のみなさまとらっこの会で懇談会をもちました。



教育委員会からは、曽我教育部長、小林統括指導主事、菅野指導主事、大西子ども・教育支援課長、小向子ども・教育支援課長補佐、菅谷子ども相談係長が出席してくださり、らっこの会からは六名が参加しました。



今回は以下の内容について話し合いました。



1.特別支援教室について

2.不登校対策について

3.ペアレントメンター制度について

4.就学相談について

5.子ども相談室について



東京都では小学校の通級指導教室が特別支援教室に移行することになり、当市でも三校で特別支援教室が開設され、来年度より全校に設置されることが決まっています。



これに先立ち、現在は通級指導教室の先生方の意見も採り入れながら、検討委員会で準備を進めているそうです。また、夏休みにはインクルーシブ教育をテーマにした教員研修で「特別支援教室とはなにか」ということについて周知したとのことでした。



すでに移行した三校では、校内に支援教室があることにより、巡回指導の先生と通常級の先生がより連携を取りやすくなり、チームで児童を支援する体制ができつつあるそうです。



現在、通級指導教室子どもを通わせている保護者のあいだでは、期待と同時に、変化に対する不安もありますので、保護者の意見を吸い上げる機会もつくっていただきたいと、会からお願いしました。



また、特別支援教室とはどんな教室か保護者に周知する方法については、教育委員会と現場の学校でも検討中とのことでした。特別支援とは特別扱いではなく、公平に学ぶ機会を用意する手立てであることを広く理解していただく機会のひとつとなるよう、周知の方法についてもあらためてお願いしました。



インクルーシブ教育研究者の野口晃菜氏は、インクルーシブ教育を「だれもが異なることを前提とし、すべての学び手のニーズに対応することができる教育」と定義しています。わたしたちも、この考え方に賛同します。



実現するにはまださまざまなハードルがありますが、特別支援教室は、特別支援教育のその先にあるインクルーシブ教育への足がかりとなるはずです。わたしたちも期待しつつ見守っていきたいと思います。



不登校対策については、予防に力を入れ、早期対応を促している、東京都のいじめ防止プログラムに基づく対応をしているというお話をうかがいました。また、保健室のあり方についても、意見を交換しました。



障害のある子どもの親が「先輩」として、子ども障害や育てにくさについて困っている親の話を聞き、場合によっては関連相談機関につなげるペアレントメンター制度については、市でもニーズがあると捉えているとのことで、引き続き検討をお願いしました。



らっこの会も、親同士で困りごとを分け合ったり、知恵を出し合ったりしようという主旨のもと結成されましたが、親の会にアクセスできず、ひとりで困っている親御さんも多いのではないでしょうか。ペアレントメンター制度が導入されることにより、そのような方が少しでも減るよう願っています。



就学相談も、保護者の意見や要望をアンケートで集め、ガイダンスのやり方など、改善を進めるべく検討してくださっているとのことでした。また、4月に立ち上がったばかりの子ども相談室でも、就学に関する相談を進めるケースもあるそうです。



らっこの会は、これまでにも教育委員会のみなさまと懇談を重ねてきましたが、いつも丁寧に耳を傾けてくださり、心強く感じます。今回も予定の時間を大幅に延長して質問に答えてくださり、ありがとうございました。



当事者の意見を聞いてくださり、子どもたちをめぐる環境改善に尽力してくださるみなさまに、あらためてお礼を申し上げます。

2016-08-29

夏休みレクリエーション2016

21:02


8月21日、恒例の夏休みレクリエーションで、

去年に引きつづき高尾の森わくわくビレッジに行ってきました。


まずは、小グループにわかれてさまざまな体験プログラムから。

紙飛行機、勾玉消しゴムはんこ、革細工、キャンドルなど、

自分で選んだものを作りました。

早く完成した子たちは、ボランティアさんと遊んだり、

2つめのクラフトに挑戦したり。

自分のペースで思い思いに楽しんでいました。


お昼ご飯はバーベキュー。

たき火の扱いに慣れているお父さんお母さんがいると、

燃え方がちがいますね〜!

暑いなか汗をふきふき焼いたお肉は、

お皿に並べる端から子どもたちのおなかへ。


おなかがいっぱいになりましたが、

みんなが燃えるスイカ割りが控えています。

去年はスイカが早々に割れてしまい、

不完全燃焼の子がいたことを踏まえ、

今年はスイカを2個用意。

最後まで手加減せずにたたくことができました。

慎重にちょこちょこと歩を進める子がいれば、

大胆にのしのしと歩いていく子も。

みんなで割ったスイカ、甘くておいしかった!


毎年の夏レクでは、子どもたちそれぞれの成長を実感しますが、

普段あまり会う機会のない子どもたち同士の交流の場にもなっています。

趣味の話をしたり、顔を突きあわせてゲームをしたり、

ときには衝突したりする姿を見ていて、

子どもたちが顔を合わせる機会をもう少し作っていきたいと思いました。


今年は2名の大学生ボランティアさんが参加してくださいました。

子どもたちと遊んでくれたり、黙々とお掃除をしてくれたり、

ほんとうに助かりました。

Nさん、Yさん、どうもありがとうございました。

素敵な幼稚園の先生になられることと期待しています!