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細川護熙 都知事選 当選タイムライン

細川もりひろ・小泉純一郎「必ずトップに立つ 必ず勝利に導く」1/26動画
小泉純一郎「必ずトップに立つ 動員してないのに大勢が集まってくれている 必ず勝利に導く」
http://www.youtube.com/watch?v=2bgvWXe-DbA

細川護熙 都知事選 タイムライン


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細川護熙」公式ホームページ
http://tokyo-tonosama.com/

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細川護熙 原発即時ゼロ 都知事選記者会見【動画】
http://www.youtube.com/watch?v=LO6S19mPB6k

1/22 細川護熙 都知事選出馬 記者会見
日本の脱原発 最後の機会 細川護熙脱原発は国の存亡にかかわる問題」
原発即時ゼロ 「日本の存亡にかかわる時。文明史的な転換を成し遂げる、すべてをかけて戦うと肚を決めました」
(決意表明の結び)

 「立つ以上は最善を尽くします。
誇りを持って、名誉を擲つことを潔しとする。
私はこの歴史的戦いにすべてを賭けて闘おうと肚を決めました。
皆さまの深いご理解を賜りますようにお願いを致しまして、
決意表明とさせていただきます」


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細川護熙 公式ホームページ】
http://tokyo-tonosama.com/
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私は政治の世界を退いてからのこの15年あまり、焼き物をやったり、絵を描いたり、創作活動をする一方で、震災後は東日本の海岸でガレキのマウンドに木を植えていく「いのちの森のプロジェクト」の活動をやってきました。その一方で脱原発の声をあげ続けてまいりました。閑居ぐらしに浸っていたものですから、都知事選に出るなどということはついこの数日前まで思ってもみませんでした。ところが、各界の敬愛する方々から是非最後のご奉公をあなたがやるべきだと背中を押され、日増しに真剣に受けとめるようになりました。特に脱原発の同志である小泉元総理から強いメッセージを受け、意を決して出馬の意向を固めた次第です。
 21年前、日本新党を一人で立ち上げた時には、小舟の舳へさきに旗を立て、この指とまれということで船出したのですが、今回は躊躇しながら、迷いながら、孤独に苦渋の決断をしたというのが正直なところです。しかし、決めた以上は後戻りできません。力を尽くして、東京をさらにいい方向へ進めていかなければならないし、また国のありようにも、東京から注文をつけることがあれば、いろいろ物申していきたいと思っています。
 なぜ決意をしたかということですが、今の国の目指している方向、その進め方になにかと危ういものを感じているからです。憲法でも、安全保障でも、近隣諸国との関係でも懸念していることがいくつかあります。
 経済についても安倍さんは頑張っておられるが、現在の1億3千万人の人口が50年後には9千万人に、100年後には江戸時代に近い3分の1の4千万人にまで減ると予測されるこれからの時代に、いままでのような大量生産、大量消費の経済成長至上主義ではやっていけないのではないか。腹一杯ではなく、腹7分目の豊かさでよしとする抑制的なアプローチ、心豊かな幸せを感じとれる、そういう社会を目指して成熟社会へのパラダイムの転換を図っていくことが求められているのだと思います。
 これは世界でも恐らく初めての歴史的実験になるかもしれませんが、世界が生き延びていくためには、豊かな国がその生活のスタイルを多消費型から共存型へと変えていくしかありません。成長がすべてを解決するという傲慢な資本主義から幸せは生まれないということを我々はもっと謙虚に学ぶべきだと思います。
 いまのことと関連しますが、私が特に心配しているのは、成長のためには原発が不可欠だといって、政府がそれを再稼働させようとしていることです。そのことに私は改めて強い危機感を持ち、それが今回出馬を決意するきっかけともなりました。原発のリスクの深刻さは、福島やチェルノブイリをみるまでもなく、ひとたび事故が起こったら、国の存亡に関わる大事故になる可能性をはらんでいます。そのためには、現在の原発依存型の、エネルギー多消費型社会を180度方向転換しなければだめだということです。なぜ私がそういう危機感を持つに至ったかということは、3.11がもちろん決定的なきっかけになりました。かつて私も不覚にも信じ込んでいた、原発がクリーンで安全だという神話はもはや完全に崩れ去りました。核のゴミは捨てる場所さえみつからない。捨て場もないのに、原発を再稼働させるようなことは、後の世代に対するまさに犯罪的な行為です。原発がなければ日本の経済は成り立たないという人がいますが、もう2年間原発が止まっていても現に日本経済はなんとかうまくまわっているではありませんか。もちろん、そのために火力発電の燃料費など相当なコストを海外に払っているわけですが、一方で、いままで原発事業の無責任体制によって、原発には実は天文学的なコストがかかっているのです。しかし、それが見えない形で税金などで国民の負担にされて、原子力による発電のコストは安いというごまかしと嘘がまかり通ってきました。原発の安全性の問題や核のゴミのことを考えたら、原発がいかに割に合わないものであるかは明らかです。
 そういう原発に依存するよりも、同じコストをかけるなら自然エネルギーなどに変えていく方がよほど生産的だと思いますし、新しい雇用や技術を開発していく可能性もそこから拓けてくるでしょう。世界の自然エネルギー産業の成長を日本に取り込み、成長の切り札にしていく、絶好の機会です。
 いまここで「原発ゼロ」の方向を明確に打ち出さなければ、50年 100年経っても原発依存の状態から抜け出すことはまず不可能です。私もそういう意味で再稼働にストップをかけ、「自然エネルギー大国日本」を世界に発信していく方向にいま決断すべきときだと確信しています。
 この都知事選挙は、小泉さんが言ったように『原発がなくても日本は発展していけると考える人々』と、『原発がなければ日本は発展できないと考える人々』とのまさに戦いです。私は原発がなくても日本は発展していけると信じている人々とともにその先頭に立って闘う決意です。
 都知事選は地方選だから地方の課題で闘うべきだと言う人がいますが、東京は世界でも最大規模の電力消費地です。事故を起こした東電の本社も東京にあるわけですから、大株主の東京都は当然のことながら東電の経営について注文をつける権利があるし、その東京で原発ゼロを目指すことは、都民に問うべき、それこそ重要なテーマだと思っています。
 さて、東京は2020年のオリンピック・パラリンピックの開催都市に決定しましたが、私は当初、大震災後、仮設住宅などにまだ26万人の人たちがおられることを思うと、原発事故後の復旧、復興に未だ目途がつかない状態下でオリンピック・パラリンピック招致に双手を挙げて賛成する気持ちにはなれませんでした。
 しかし、開催が決まったからには、2020年を新しい東京、新しい日本の建設にとって絶好の目標年にできると思い直し、むしろ、このオリンピック・パラリンピック開催を歓迎し、これを新しい日本をつくるチャンスとして捉えるべきだとの気持ちに変わりました。
 ちょうど20年前、私は総理就任後、最初の所信表明演説で質の高い実(じつ)のある国家、「質実国家」を目指すことを政権の旗印として掲げました。大量生産、大量消費、大量廃棄の経済や生活を転換する必要を痛感していたからです。大震災、原発事故を経て、このような方向は今こそ決定的になったと感じています。
 オリンピック・パラリンピック開催を大きな目標に、日本の経済や生活を変えていく。首都である東京はその先頭を走ってそのお手本になりたいと思っています。
 脱原発社会は、われわれに地産池消の自然エネルギーの普及とともに、経済活動や日常生活での電力消費の無駄の節減を要請しています。
 私は、原発に頼らない東京を実現するために、公的部門、民間部門での自然エネルギーによる発電を促し、一方で電力消費の節減に向かって都民の協力を求め、さらに、省エネのための技術開発を促進したいと考えています。
 「禍を転じて福となす」という言葉がありますが、大震災、原発事故は、日本を変え、東京を変えるまたとない機会にしなければなりません。東京オリンピックパラリンピックでは、オリンピックの巨大ムーブメント、即ち競技、文化、環境の分野において、さまざまな形で東北の皆さんに協力していただき、その実質は東京・東北オリンピック・パラリンピックのようにできないものかとも考えています。
 私の世代は、結果的に原発を推進し、容認してきました。その世代の責任を感じると共に、国の最高責任者としての責任が私にはあります。それは小泉さんも同じです。その不明の責任を感じ、何としてもわれわれ世代の最後の仕事として、新しい経済、新しい生活の展望を開いていく決意です。
 いずれにしても、原発ゼロの具体的な取り組みについては、「東京エネルギー戦略会議」を立ち上げて、脱原発のエネルギー基本計画を作っていきます。
 私は首都東京の景観にも強い関心をもっています。防災上の観点からも情緒溢れる水と緑の回廊を実現したいと思いますし、日本橋の上の首都高速を排除したり、可能な路面電車の復活も考えてみたいと思っています。
 今、世界は文明史の折り返し点に立っています。環境や資源の有限性の壁に直面して、経済や生活の転換が迫られているのです。福島原発事故は、転換に着手しないわれわれへの緊急警報ではないでしょうか。
 東京には、誰が知事に選ばれても取り組まねばならない重要で緊急を要する共通の課題があります。大地震に備えた帰宅困難者対策、耐震化、密集した木造住宅不燃化などの防災対策、高齢者、障がい者に対する福祉、あるいは子育て支援・幼児教育の充実などです。
 これらについては、都議会や都庁職員の皆さんが知恵を絞って取り組んでこられました。これらの施策のうち継承すべきものは継承して発展的に受け継ぎ確かな成果を上げてまいりたいと考えております。
 一方、今まで、国でも都でもできなかったことも沢山あります。とりわけ、「岩盤規制」と言われる、各種既得権によって阻まれてきた、医療、介護、子育て、教育などの分野での規制改革を強力に推し進めていきたいと思います。これは、既存の政党勢力と結びついた人たちには恐らく難しい課題でしょう。私は、何のしがらみもありません。恐れるものもありません。既得権との闘いこそ、私に最も期待されるところではないかと思います。
 私は思案の上、私のすべてを東京の新しい方向付けに献げる決意を致しました。それはまた日本の新しい方向となるはずです。また、今回の決意の背景には、20年前の政権担当で必ずしも皆さんのご期待に沿う政治の実現に取り組めなかったという深い反省もあります。また借入金問題については10年かけて全部お返ししたということを国会でも誠意を持って、ご説明させていただきました。しかし、残念ながら野党の方々にご理解をいただけずに国会が空転することとなり、国民生活に関わる予算の成立を遅らせるわけにはいかず、総理を辞めるということでけじめをつけさせていただきました。
 私の不徳のために多くの皆さんの失望を招いたことはこの20年間、私の脳裏を一日として離れることはありませんでした。この点については改めてこの機会にお詫び申し上げます。このところ「晩節を汚すな」と多くの人から忠告もいただきました。確かに逃げる方が楽であることに間違いありません。しかし、日本の存亡に関わる時であり、志を同じくする方が立候補しない以上、私が一身の毀誉褒貶を顧みる時ではないと考え、あえて多くの人の要請に応え、出馬の決意を固めた次第です。
 東京が世界の多くの首都に先駆けて文明史的転換を成し遂げ、新しい経済と生活の新しい形態について、明るい展望を開く機会を迎えていると私は確信しています。

立つ以上は最善を尽くします。誇りを持って名誉をなげうつことを潔しとする―私はこの歴史的戦いに全てを賭けて闘おうと肚を決めました。
 皆さまの深いご理解を賜りますようお願い致しまして、決意表明とさせていただきます。

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細川護熙」公式ホームページ
http://tokyo-tonosama.com/

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