早起きするための7つの仕組み―「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす! 池田千恵

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!
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はじめにこんなことを書くのもアレですが、私には「実践できない」ことなんです。それなら読むなと突っ込まれそうですが、それでも憧れはしています。早起きすることに。

目次
Chapter1 少しでも楽に朝4時起きをするには?
Chapter2 そもそも私が早起きを始めた理由
Chapter3 朝4時起きで得した時間を仕事に活かす
Chapter4 朝4時起きで最適なワーク・ライフ・バランスを!

私の仕事は出社時間も退社時間も変動制なので、生活リズムは不規則です。つまり「朝4時起き」のように固定化した目標を作ってしまうと体にガタがきてしまいます。ただ、それでも、睡眠時間を減らすことには興味があります。睡眠時間が今より減れば、活動時間が増えるので、こんなにありがたいことはありません。もちろんそのせいで生産性が落ちれば本末転倒ではありますが。
そんな願望をかなえるために、先日読んだ『4時間半熟睡法』と併せて、睡眠に関して何か良いヒントはないかと探ってみました。
何はともあれ、何か目標達成するための行動を習慣化させるために必要なのが、「仕組み化」することです。本書著者の池田千恵さんは、自身のダメ社員時代から脱皮した経験をもとに、「7つの仕組み」を提唱しています。
仕組み化1 早起きしない家族と、あえて一緒の部屋で寝る

寝る前の家族との会話が大事なコミュニケーションなので、その機会を奪ってまで早起きの目的を達成するのは本末転倒である。また、家族にかける迷惑を最小限にしながら、いかに一瞬で早起きできるかを自分の中でゲーム感覚で競うことで、どんどん早起きがうまくなるから。

仕組み化2 熱いシャワーでシャキッと目覚める

朝のシャワーは流水による肌への刺激や温度によって、交感神経を刺激するそうです。交感神経が活性化すると興奮し、やる気が高まります。

仕組み化3 ブログで不特定多数に向かって早起き宣言をする

自分をどんどん追い込んで、目標を達成せざるを得ない状況、達成しないと恥ずかしい状況を作ることで自分の行動を前向きに矯正します。ブログに勉強の進捗状況や時間の使い方などを書き込むことによって、自分との小さな約束、読者との約束を積み重ねていくのです。

仕組み化4 あえて「やり残し」を作り、自分を追い込む

朝、絶対起きないと間に合わない仕事をやり残す。(中略)仕事を朝にあえて残すことによって、間違いなく早起きができます。というより、早く起きないと仕事に穴をあけて大変なことになります。

仕組み化5 前日に「朝やることリスト」を作り、自分を追い込む

ぼんやりした目標しか頭にないと、それは急ぎすぎじゃないし、いいや……と、「起きない言い訳」ばかりを考えてしまいがちです。しかし、翌朝やるべきことを前日にリスト化しておけば、二度寝しそうになったとき、「あっ、そういえば私、今朝、これとこれをやろうとしていたんだ。やらなきゃ!」と思えるようになります。

仕組み化6 休日の朝はマル必の予定を入れ、朝寝坊を防ぐ

土日に朝イチでアポを入れてしまうことです。しかも、遅刻しても笑ってすませられるような予定ではなく、遅刻したら大変なことになるような予定を入れるのがお勧めです。

仕組み化7 早起きできた自分にごほうび大作戦

小さな目標を達成するごとに自分にごほうびをあげましょう。このように目の前にニンジンをぶら下げると、早起きの原動力になります。

これが、池田流「早起きのための7つの仕組み」です。これらをザッと見て分かるとおり、自分を追い込む、プレッシャーをかけるものばかりですね。池田さんは、かなりのMと見受けられます。ただ、ここまでしないと睡眠欲には勝てないのは事実でしょう。
そもそも「早起きする」という行為そのものが、睡眠時間が減るのか、寝る時間が早くなるのか、によっても取るべき対策が変わってきます。
前者であれば、自身の最適な睡眠時間を把握していないと日中の生産性が悪くなるし、後者であれば、活動時間に変わりはないので生産量もさほど変化が見られないことと思われます。もちろん、「早起きできた」という精神的な報酬を得たいなら別ですが、方向性を間違えると努力が報われないことにもなりかねません。だからといって、私は早起きすることに反対というわけではありません。ただ、早起きできる人を羨ましいと思っているだけです。
本書を読んで「朝4時起き」を決意した人は、ぜひTwitterで池田さんをフォローしてみてください。池田さんを含め、みなさん「朝4時起きた」報告をしてますよ。これは、仕組み化3に近いものがあるので、ぜひ参加してみてはいかがですか?


by具太郎
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