ごりぽんソフトウェア

2011-03-05

Windows 7 Home Premiumのインストール・足りないものを何とかしてみた

知り合いから、Windows 7 Home PremiumのOEM版とOffice 2010 Home and BusinessのOEM版をタダで貰ってきました(をい)。嘘みたいな話ですが、モノは新品でヤヴァい代物では無いので念のため。

で。せっかく手に入ったなら使わないと勿体無い。そもそもウチのメインPCもWindows XPのままなので、ちょうどいい機会です。ということでウチのメインPCにWindows 7を入れて使うべく調べてみたところ、Home Premiumであるがゆえに足りない(しかもわりと致命的な)ものがポロポロと。知恵(=WEB検索(笑))と工夫で何とかしたので、それを書いてみようかなと。

Windows 7自体は、Windows XPの入っているハードディスクをパーティション分割してデュアルブートするようにインストールしましたが、特にトラブルは無かったので省略。なお、パーティションの分割には「Paragon Partition Manager 11 Free Edition」というフリーソフトを使いました。便利な世の中になったものです。

インストールが終わって、まず気になったのがリモートデスクトップ。真っ先に調べたのですが、これがなんとHome Premium以下のグレードだとホストになれません。今までWindows XP Professionalを使っていてフツーにホストとして使っていたので、これが出来ないとなると、かなり環境が後退してしまいます。

他にリモートデスクトップを実現するソフトはある訳ですが、やはり標準は捨てがたい。何とかならないものかと、例によってGoogle検索しまくってたわけですが、何だか凄い物がありました。その名も"Concurrent RDP Patcher"。なんとWindows 7のシステム自体にパッチを当てて、Home Premiumでもリモートデスクトップのホストになれるようにする、パッチ当てプログラムです。

さすがにこれはグレー感が満点なので具体的なダウンロードURLを示すのはやめておきますが、この名前で検索すればすぐヒットするので問題はないかと。ちなみに、zipファイルのファイルサイズが290KB程度のものは古いバージョンでService Pack 1に対応していません(チェックサム不整合でパッチ当て自体ができない)。対応しているものは、zipファイルのサイズが420KBくらいあります。

ダウンロードしてzipファイルを展開したら実行して、パッチを当てるなら[Patch]ボタンを、パッチ当てを解除して元に戻すときは[Unpatch]のボタンを、それぞれクリックするだけです。お手軽お手軽。チェックボックスが2つありますが、そのへんの選択はご自由に。

もう1つ気になったのがXPモード。これまたHome Premium以下のグレードでは使えません。ただ、XPモードは使えなくても、Windows Virtual PCは使えるので、それにWindows XP(もちろん別途有効なライセンスが必要)をインストールして、XPモードに限りなく近い環境を作ることはできるようです。

ということで、以下その手順。

  1.  Windows XP Modeのダウンロードページから、「Windows Virtual PC」と「Windows XP Mode update」(どちらも拡張子は.msu)をダウンロードしてきてインストールします。「Windows XP Mode」(拡張子.exe)は必要ありません。なお、ダウンロードする際に、Windows 7のエディションにProfessional以上を選択しないと、そもそもダウンロードのリンクが現れません。なんて意地悪な……。
  2.  [スタート]→[すべてのプログラム]→[Windows Virtual PC]→[Windows Virtual PC]と選択して"仮想マシン"フォルダを開き、[仮想マシンの作成]から、"Windows XP Mode"という名前で新しい仮想マシン(設定はすべてデフォルトのままでOK)を作成します。作成したら、作成した仮想マシンをダブルクリックして起動し、Windows XP Professional*1のメディアを読ませてインストールします。
     フォーマットはクイックフォーマットを選択、コンピュータ名は"VirtualXP-00000"(0の部分は数字5桁ならなんでも良い)、Administratorのパスワードは空欄のまま、インストールの最終段階で作成するユーザーは"XPMUser"の1つだけにしておきます。SP3アップデート済のメディアでインストールしていなければ、次に進む前にアップデートを掛けてSP3をインストールしておきます。
  3.  仮想マシン側で、[スタート]→[コントロールパネル]→[クラシック表示に切り替える]→[管理ツール]→[コンピュータの管理]→[ローカル ユーザーとグループ]→[ユーザー]と選んで、[Administrator]をダブルクリック→[アカウントを無効にする]のチェックをON→[OK]でAdministratorアカウントを無効にします。
  4.  仮想マシン側で、[スタート]→[コントロールパネル]→[ユーザー アカウント]→[ユーザーのログオンやログオフの方法を変更する]と選んで、[ようこそ画面を使用する(W)]のチェックをOFF→[オプションの適用(A)]でログオンの方法を変更します。
  5.  仮想マシン側で、[スタート]→[コントロールパネル]→[ユーザー アカウント]→[XPMUser]→[パスワードを作成する]と選んでXPMUserアカウントのパスワードを設定します。ここで設定したパスワードは後で必要になるのでメモしておきます。なお、設定の際に一度しか使わないので(設定後は自動的にログオンするようになる)、セキュリティ確保の点から、分かりにくい文字列にしておきましょう。
  6.  仮想マシンのウインドウのメニューから、[ツール]→[統合コンポーネントのインストール]→[続行(C)]と選び、仮想マシン側でインストーラーが起動したら、[次へ(N)]で統合コンポーネントをインストールし、[完了(F)]でインストーラを終了させます。再起動を問うダイアログには[いいえ]と応えて、インストーラが終わった後に開く「RemoteApp を有効にするための Windows XP SP3 用の更新プログラム」のページからホットフィックスをダウンロードしてインストールし、[今すぐ再起動しない(D)]のチェックをOFFにして[完了(F)]で、ここで再起動します。
  7.  仮想マシンを再起動させたら、仮想マシンのウインドウのメニューから、[ツール]→[設定]→[統合機能]と選んで、[ドライブ]のチェックをONにして[OK]で設定を変更し、仮想マシンをシャットダウン(再起動ではなく一度完全に終了)してから再度、仮想マシンを起動します。
  8.  仮想マシンが起動すると、[Windowsセキュリティ]の「資格情報を入力してください」というメッセージのダイアログが開くので、アカウント名"XPMUser"とパスワードを入力→[資格情報を記憶する]のチェックをON→[OK]として資格情報をWindows Virtual PCに記憶させ、仮想マシン側でWindows XPが起動したら、仮想マシンを終了させます。
  9.  [スタート]→[すべてのプログラム]→[Windows Virtual PC]の中にある"Windows XP Mode"(見つからなければ検索して探す)のショートカットを右クリック→[プロパティ(P)]でプロパティダイアログを開き、[リンク先(T)]を先ほど作成した仮想マシンの.vmcファイル("%USERPROFILE%\AppData\Local\Microsoft\Windows Virtual PC\仮想マシン\Windows XP Mode.vmc"*2 )に変更しておきます。

これで、本家本元のXPモードとほとんど同じ使い勝手の仮想マシンが出来上がります。統合機能により、仮想マシンにインストールしてあるソフトを、あたかもWindows 7上でそのまま動かしているかのように振舞わせることもできます。結構面白いです。

ちなみに、仮想マシン内のWindows XPの設定は微妙にXPモードとは異なる(壁紙の有無とか視覚効果の設定とかが違う)ので、自分の好みに合わせて設定してください。こっちのカスタマイズについてはまた別の機会に。

*1:Homeでもインストールすることは出来ますが、ここでは解説しません。

*2:パスに空白が含まれているので前後のダブルクオートの入力も必要です。

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