ごりぽんソフトウェア

2011-10-13

x64(64bit)版のPleiades All in Oneを作る(完全版)

まったりとネットを這いずり回っていたら、なんとJStyleの64bit版がリリースされていることに気づきました。前回はJStyleが64bit非対応だったので誤魔化した部分があった訳ですが、64bit版が出たとなれば、当然試してみたくなるというもの。で、早速やってみたのでエントリ。これでEclipseも64bitに移行できます(嬉)。

  1.  Eclipse公式ページのEclipse Downloadsから、64bit版のアーカイブファイルをダウンロードしてきます。Java版ならEclipse IDE for Java EE Developers、C/C++版ならEclipse IDE for C/C++ Developers、PHP版ならEclipse for PHP Developersを元にすれば良いでしょう。
     私の場合はPlatform版が欲しかったので、Eclipse Classicの[Other Downloads]のリンク→Latest Downloadsの"Eclipse 3.x downloads are here."という文の[here]のリンク→Latest Releasesの[3.7.1]のリンク→Platform Runtime BinaryのWindows (x86_64)行・Download列の[(http)]のリンクと辿って、"eclipse-platform-3.7.1-win32-x86_64.zip"をダウンロードしてきました。
  2.  Pleiades All in One 日本語ディストリビューションダウンロードページから、Eclipse 3.7 Indigo Pleiades All in OneのPlatform版Standard All in One (JRE なし)をダウンロードしてきます。中に入っているファイルを流用するだけなので、基本的にどれでも構いませんし、JREも不要です。ただし、今回の手順では、スプラッシュ画像もそのまま流用(というか放置?)しますので、こだわる人は先にダウンロードしておいたEclipseに合わせたものをダウンロードしてください。
  3.  MergeDocプロジェクトのJStyleのリリース一覧ページから、JStyleの64bit版をダウンロードしてきます。最新版は10月8日に公開されたばかりの"jstyle.x86_64_3.7.1.0.zip"です。これが今回のキモ。
  4.  EclipseとPleiades All in One、そしてJStyleの64bit版をを別々に展開します。Eclipseはそのまま使用開始するフォルダに配置して構いません。Pleiades All in OneとJStyleはファイルを取り出すだけなので、それぞれ適当な作業フォルダに展開しておきます。
  5.  Pleiades All in Oneを展開したフォルダの中から"eclipse\eclipse.ini"、"eclipse\eclipse.exe -clean.cmd"、"eclipse\eclipse.exe startup.cmd"の3ファイルと、"eclipse\dropin\"、".metadata.default\"の2フォルダを取り出し、そのままEclipseの同じ場所に上書きコピーします。
  6.  上書きした"eclipse\eclipse.ini"をテキストエディタで開き、4行目("--launcher.library"の次の行)を"plugins/org.eclipse.equinox.launcher.win32.win32.x86_64_1.1.100.v20110502"(赤字部分が追加)に書き換えてセーブします。改行コードと文字コードには注意してください。
  7.  JStyleを展開したフォルダの中から"plugins"フォルダを取り出し、そのままEclipseの同じ場所に上書きコピーします。

これで出来上がり。起動すればPleiades All in Oneのスプラッシュ画像と共に日本語化された64bit版Eclipseが起動します。JStyleも64bit版になって、まさに完全版ですね。この手順はEclipse 3.7.1(SR1)用のものですが、多分、バージョンが変わっても同様の手順でできるんじゃないかと思います。まあ、公式に64bit版が出たらこんな手間も要らなくなるのでしょうが、それまで我慢出来ない人(もちろん、ごりぽん自身も含む)は試してみてくださいませ。

ちなみに、前回も例に出した、64bit版のjreフォルダを作成するバッチファイルも同様に使えるので、ちょっと手直しして再掲しときます。64bit版のJDKをインストールした環境で以下のバッチファイルを実行してください。Javaのバージョンに合わせてパスやファイル名を書き換えるのをお忘れなく。

mkdir .\jre
xcopy "%ProgramFiles%\Java\jdk1.7.0\jre" .\jre /e /y
xcopy "%ProgramFiles%\Java\jdk1.7.0\bin" .\jre\bin /e /y
xcopy "%ProgramFiles%\Java\jdk1.7.0\lib" .\jre\lib /e /y
copy /y "%ProgramFiles%\Java\jdk1.7.0\src.zip" .\jre\
copy /y nul .\jre\jdk-7u1-windows-x64

2011-05-20

Pleiadesの自動デフォルト設定機能を利用して表示フォントの設定も自動設定してみる

Pleiadesの自動デフォルト設定機能を骨までしゃぶる第3弾。今度は表示フォントの設定です。

私の場合Windows 7を使っているのでシステムフォントはメイリオです。でも、EclipseのデフォルトはMSゴシックなんですよね。当たり前にジャギーです。で、設定を変更してフォントをメイリオに設定するんですが、この設定がまた、ワークスペースの新規作成を行うたびに消えてしまいます。

フォントの設定を毎回やるのも馬鹿らしいので、サクっと自動設定させましょう。

新規作成したワークスペースで、メニューから[ウインドウ(W)]→[設定(P)]として[設定]ダイアログを開き、[一般]→[外観]→[色とフォント]と選択してフォントを設定した後、ワークスペースの中の".metadata\.plugins\org.eclipse.core.runtime\.settings"フォルダにある"org.eclipse.ui.workbench.prefs"ファイルを、Eclipseの展開先フォルダにある".metadata.default"内の同じ位置(ウチでのインストール手順通りなら"C:\Android\.metadata.default\.plugins\org.eclipse.core.runtime\.settings")にコピーしてやります。

なお、このファイルはPleiadesの標準の自動設定に元々含まれているので、コピーするときは上書きしちゃって下さい。

ちなみに"org.eclipse.ui.workbench.prefs"ファイルはこんな感じになっています(フォントを「メイリオ」に設定したもの)。

org.eclipse.ui.workbench.texteditor.blockSelectionModeFont=1|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA|9.75|0|WINDOWS|1|-13|0|0|0|400|0|0|0|-128|3|2|1|50|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA;
org.eclipse.debug.ui.consoleFont=1|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA|9.0|0|WINDOWS|1|-12|0|0|0|400|0|0|0|-128|3|2|1|50|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA;
org.eclipse.jface.textfont=1|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA|9.0|0|WINDOWS|1|-12|0|0|0|400|0|0|0|1|0|0|0|0|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA;
org.eclipse.jdt.ui.editors.textfont=1|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA|9.0|0|WINDOWS|1|-12|0|0|0|400|0|0|0|-128|3|2|1|50|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA;
org.eclipse.compare.contentmergeviewer.TextMergeViewer=1|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA|9.0|0|WINDOWS|1|-12|0|0|0|400|0|0|0|-128|3|2|1|50|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA;
org.eclipse.jdt.ui.PropertiesFileEditor.textfont=1|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA|9.0|0|WINDOWS|1|-12|0|0|0|400|0|0|0|-128|3|2|1|50|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA;
ColorsAndFontsPreferencePage.selectedElement=Forg.eclipse.jface.textfont
org.eclipse.debug.ui.MemoryViewTableFont=1|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA|9.0|0|WINDOWS|1|-12|0|0|0|400|0|0|0|1|0|0|0|0|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA;
ColorsAndFontsPreferencePage.expandedCategories=Torg.eclipse.jdt.ui.presentation\tTorg.eclipse.compare.contentmergeviewer.TextMergeViewer\tTorg.eclipse.debug.ui.presentation\tTorg.eclipse.ui.presentation.default\tTorg.eclipse.ui.workbenchMisc\tTorg.eclipse.wst.sse.ui
eclipse.preferences.version=1
RUN_IN_BACKGROUND=true
org.eclipse.debug.ui.DetailPaneFont=1|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA|9.0|0|WINDOWS|1|-12|0|0|0|400|0|0|0|1|0|0|0|0|\u30E1\u30A4\u30EA\u30AA;

ただ、フォント名に日本語が入っていると、ご覧のとおり.prefsファイルがややこしいことになるので、テキストファイルを書くよりは、生成されたファイルをコピーするほうが確実です。

2011-03-07

x64(64bit)版のPleiades All in Oneを作る

Windows 7 Home Premiumが手に入って、メインのPCにインストールしたというのは先日エントリした通り。その時は触れていませんでしたが、インストールしたのはx64(64bit)版だったりします。なんか仮想マシンとか起動していると平気で512MBとかの単位でメモリが消費されていくので、x86(32bit)版の上限3.25GBでは微妙な感じだったんですよね。ちょうどプロバイダのキャッシュバックが1万円あったので、ガッツリとメモリを増設して(この話はまた別の機会に)、64bitに切り替えてみたんですよ。

せっかくOSが64bitになったので、アプリケーションも(対応しているものは)64bitに切り替えているところなんですが、Androidの開発で使うEclipseのPleiades All in One日本語ディストリビューションは32bit版しか用意されていません。素のEclipseだと64bit版があるのですが、今更英語版というのも……。

ということで、サクっと64bit版のPleiades All in Oneモドキを作ってみたので、その手順を。

※2011/10/13追記:10月8日に公開になったJStyleの64bit版を利用した「完全版」の作成方法をエントリしました。詳しくは10月13日のエントリを参照のこと。

※2011/05/21追記:64bit版ではJStyleが動作しないという問題があったので、JStyleの関連ファイルをコピーしないよう改訂しました。

  1.  Eclipse公式ページのEclipse Downloadsから、64bit版のアーカイブファイルをダウンロードしてきます。Java版ならEclipse IDE for Java EE Developers、C/C++版ならEclipse IDE for C/C++ Developers、PHP版ならEclipse for PHP Developersを元にすれば良いでしょう。
     私の場合はPlatform版が欲しかったので、[Other Downloads]のリンク*1→Latest Releasesの[3.6.2]のリンク→Platform Runtime BinaryのWindows (x86_64)の[(http)]のリンクと辿って、"eclipse-platform-3.6.2-win32-x86_64.zip"をダウンロードしてきました。
  2.  MergeDoc ProjectのEclipse 3.6 Heliosのダウンロードページから、PlatformのStandard All in One (JRE なし)をダウンロードしてきます。中に入っているファイルを流用するだけなので、基本的にどれでも構いませんし、JREも不要です。ただし、今回の手順では、スプラッシュ画像もそのまま流用(というか放置?)しますので、こだわる人は先にダウンロードしておいたEclipseに合わせたものをダウンロードしてください。
  3.  EclipseとPleiades All in Oneを別々に展開します。Eclipseの方はそのまま使用開始するフォルダに配置して構いません。Pleiades All in Oneの方はファイルを取り出すだけなので適当な作業フォルダに展開しておきます。
  4.  Pleiades All in Oneの中から"eclipse\eclipse.ini"、"eclipse\eclipse.exe -clean.cmd"、"eclipse\eclipse.exe startup.cmd"の3ファイルと、"eclipse\dropin\"、".metadata.default\"の2フォルダを取り出し、そのままEclipseの同じ場所に上書きコピーします。
  5.  上書きした"eclipse\eclipse.ini"をテキストエディタで開き、4行目("--launcher.library"の次の行)を"plugins/org.eclipse.equinox.launcher.win32.win32.x86_64_1.1.2.R36x_v20101222"(赤字部分が追加)に書き換えてセーブします。改行コードと文字コードには注意してください。
  6.  Eclipseを起動した後、メニューから[ウインドウ(W)]→[設定(P)]として[設定]ダイアログを開き、[一般]→[エディター]→[テキストエディター]と選択して[空白文字の表示(O)]のチェックボックスをONにします。
     これはEclipse3.3以降の機能で、これをONにすると改行文字やタブ文字を可視化することができます*2。64bit版ではJStyleが使えないのでその代わりです。ただし、JStyleの[太字を通常文字と同じ幅で表示する]に相当する機能が存在しないので、かなり違和感のある表示になります。

これで出来上がり。起動すればPleiades All in Oneのスプラッシュ画像と共に日本語化された64bit版Eclipseが起動します。ファイルを流用したので楽チンですね。この手順はEclipse 3.6.2(SR2)用のものですが、多分、バージョンが変わっても同様の手順でできるんじゃないかと思います。

当然ながら実行には64bit版のJREが必要です。Pleiades All in OneのFull All in Oneに入っているのは32bit版のJREなので、64bit版では使えません。

ちなみに、64bit版のJDKをインストールした環境で以下のバッチファイルを実行すれば、64bit版Eclipse用のjreフォルダを作成することができます。Javaのバージョンに合わせてパスやファイル名を書き換えるのをお忘れなく。

mkdir .\jre
xcopy "%ProgramFiles%\Java\jdk1.6.0_24\jre" .\jre /e /y
xcopy "%ProgramFiles%\Java\jdk1.6.0_24\bin" .\jre\bin /e /y
xcopy "%ProgramFiles%\Java\jdk1.6.0_24\lib" .\jre\lib /e /y
copy /y "%ProgramFiles%\Java\jdk1.6.0_24\src.zip" .\jre\
rmdir /s /q .\jre\lib\visualvm
copy /y nul .\jre\jdk-6u24-windows-x64

*1:一覧のEclipse Classicのところからひっそりと張られています

*2:Pleiades(=JStyleの動作しているEclipse)でこれを設定すると、JStyleの表示と重なって表示されてしまうので、設定してはいけません。

2011-03-01

ウチのEclipseがアップデートで壊れてた! orz

先日のエントリで、Pleiades All in Oneを3.6.1(3.6SR1)から3.6.2(3.6SR2)にアップデートできますよ、というネタを書いたんですが、どうもこの方法だと一部機能のアップデートが不完全なようで、Eclipseが正常に動作していませんでした。

こりゃヤバいということで、さっそく修復してみたので、その方法を。

ざっと調べてみたところ、まずJStyleが更新されていません。Pleiades All in Oneの最新版だとJStyleは3.6.2.0なんですが、アップデートした環境だと3.6.1.0と明らかに古いバージョンになっていました。仕方がないので、最新版のzipから該当する.jarファイル(アーカイブ内の"eclipse\plugins"フォルダにある)を展開して、エラーを起こしているEclipseの同じ位置に書き込んで再起動。

その結果、JStyleのバージョンは更新されたものの、JStyleの機能であるエディタ上でのタブ・全角スペースの表示が行われていません。設定でも消えたのかと思って設定画面([ウインドウ(W)]→[設定(P)]→[一般]→[JStyle]と選択)を呼び出し、設定を確認して閉じてみたところ、何やらSWT関連のエラーを吐かれてしまいました。げげ。

更に調べてみると、やはりエラーを出しているSWTもバージョンが古いままです。SWT関連のプラグイン4つが、最新版だと3.6.2.v3659cですが、アップデートした環境では3.6.1.v3655cになっていました。JStyleと同様に、この4ファイルも最新版から抽出して同じ位置に書き込んで再起動。

ここまでやって、やっとエラーが発生しなくなりました。ああ、良かった。

まとめると、以下のファイルを最新版のzipから抽出して同じフォルダ内にコピー(上書き)すれば直ります。プラグインの更新なので、例によってクリーンアップ起動をお忘れなく。

eclipse\plugins\jp.sourceforge.mergedoc.jstyle_3.6.2.0.jar
eclipse\plugins\org.eclipse.swt.win32.win32.x86.source_3.6.2.v3659c.jar
eclipse\plugins\org.eclipse.swt.win32.win32.x86.source_3.6.2.v3659c.jar.backup
eclipse\plugins\org.eclipse.swt.win32.win32.x86_3.6.2.v3659c.jar
eclipse\plugins\org.eclipse.swt.win32.win32.x86_3.6.2.v3659c.jar.backup

ちなみに、上記ファイルのコピーで不要になる古いファイルは以下の通り。気持ち悪いので私はサクっと掃除しました。

eclipse\plugins\jp.sourceforge.mergedoc.jstyle_3.6.1.0.jar
eclipse\plugins\org.eclipse.swt.win32.win32.x86.source_3.6.1.v3655c.jar
eclipse\plugins\org.eclipse.swt.win32.win32.x86.source_3.6.1.v3655c.jar.backup
eclipse\plugins\org.eclipse.swt.win32.win32.x86_3.6.1.v3655c.jar
eclipse\plugins\org.eclipse.swt.win32.win32.x86_3.6.1.v3655c.jar.backup

2011-02-28

Pleiades All in Oneが更新されてた

Pleiades本体がアップデートされたり動きを見せてたんで、近いだろうなとは思ってましたが、まさかもう来てしまうとは(苦笑)。ちなみに、Pleiades All in Oneが3.6.2.20110228に、Pleiades本体も合わせて1.3.3.20110228(Revision 611)に、それぞれ更新されてます。

調べたところによると、Eclipse本体は毎年6月にバージョンアップして、9月にSR1、翌年2月にSR2というサイクルだそうで。確かに2月中旬に3.6.2(3.6SR2)が出てますし、このサイクルは確かな物なんでしょう。

それにしても、Pleiades All in Oneの追従が驚異的に早い。この手のオープンソースなプロジェクトは、もうちょっと動きが鈍いものだと思っていたんですが、考えを改めさせられました。まあ、土日を挟んだから来るかな? と期待もしていたわけではありますが。

Eclipse関連をゴソゴソと弄ってるところなので、こう頻繁に更新されると、個人的にちょっと困る気もするんですが(苦笑)、言っても詮なきことですな。単にタイミングの問題ですし。