ごりぽんソフトウェア

2018-01-24

続・「メルトダウン」と「スペクター」の騒ぎで思うこと

「Intelが見苦しい」の一言に尽きますな。

あまりの酷さに、Linuxの作者として知られるリーナスさんがブチ切れました。(ちなみに抄訳なので日本語です)

LinuxのリーダーLinus TorvaldsがIntelのMeltdown/Spectre対策を“完全なごみ”と酷評

大雑把に言えば「Intelの用意したLinux向けのメルトダウン/スペクター対策パッチが役立たずである」ってことですな。直接は関係ない大量のパッチ(これがリーナスさん言うところの「完全なごみ」)に本命パッチを埋もれさせたうえ、デフォルトでは本命パッチの機能がオフになっていて、Linuxカーネル側で起動時にその機能をオンにしないと有効にならないとか。で、リーナスさん曰く「余計なパッチのせいでパッチが原因の別の脆弱性を誘発しかねない」「危険な脆弱性の対策なのになんでカーネル側でオンにしなければいけないのか」と物申しているわけです。結論として「こんなパッチは当てるな」ってことらしいです。ちなみに大手のLinuxディストリビューターは「長いものには巻かれろ」的に、すでにこのパッチを製品に組み込んだらしいですね。

スラッシュドット・ジャパンの投稿とか見てると「Intelは『性能劣化が起きたとしてもそれはパッチのせいでCPUのせいじゃないもん。だってパッチの無い古いOSやパッチ無効のOSなら遅くならないもん。』と言いたいだけ」みたいなコメントがあって、まあ、当たらずしもかなり近いんじゃないかなと。認めちゃったら販売面で大打撃だろうし、集団訴訟の標的にもされちゃうし、なんとか隠蔽しようとしているんでしょうが……。

ちなみに前回のエントリから状況は変わっていて、ARMやAMD製CPUでもスペクターはありえる、という感じらしいですね。まあ、個々の対策の難度としては比較的低いと思われますが、CPUのマイクロコードのように、一発入れ替えれば複数のソフトウェアで対策済みみたいな話で終わる訳ではなく、ソフトウェア1つ1つに対策を行わなければいけないので、全体として見れば、対策が終わる目処が立たない厄介な脆弱性ということにはなるようです。

逆にメルトダウンの方は、それこそマイクロコード差し替えで終わってしまいそうに感じますが、どうなんでしょうかね。「影響範囲がIntelのCPUだけで性能劣化が激しい」というのが、Intelにとっては致命的。バカ正直に対策したらシャレにならないからこそ、前述のゴミの話に繋がるんでしょう。なんというか、Intelに誠実さの欠片すら見えないのが残念ですね。まあ、それだけ問題が大きくて、形振り構っていられないということなのかとも思いますが。

2018-01-06

「メルトダウン」と「スペクター」の騒ぎで思うこと

「Intelが見苦しい」の一言に尽きますな。

どちらも「CPUの『投機実行』機能に端を発する」ということで同列に扱われているメルトダウンとスペクターですが、これがそもそもの間違い。まあ発見が同時だったというのもあるんでしょうが、「Intel製品限定で発生し*1影響が大きいメルトダウン」と、「CPU全般で発生しうるが影響が小さいスペクター」を、まとめて扱ってるからややこしいんです。というか、スペクターにかこつけて「メルトダウンがCPU全般で発生する」と誤解させるかのようなIntelの公式コメントが一番の問題。まあ一説にはメルトダウン対策により30%の性能ダウンが発生するとも言われているので、Intelとしては自社のみのイメージダウンを避けるために、形振り構わず喚いているということなんでしょうが……。

WEB上のあちこちで言われていますが、いまIntelが発表すべきは「うちだけじゃないんだ」的な言い訳じみたコメントではなく、メルトダウンの影響範囲でしょう。もしかしたらメルトダウンが「見つかったばかり」と勘違いしている人も居るかもしれませんが、実際のところ去年の6月には発見者であるGoogleからCPUメーカーに伝達されているんです。今回慌ただしいことになったのは、マスコミにすっぱ抜かれたからであって見つかってからの期間が短いからではありませんし、そもそも数日後(ニュースなどによれば1月9日)には発表される予定だったんです。

半年も時間があって、数日後には発表だったんですから、何も用意できてないはずはないんです。発表しない理由があるとしたら、あまりの広範囲&影響度に発表できずにいるか、もみ消す気満々でそもそも発表する気が無いか、そんなところなんじゃないかと。

ちなみに蛇足ながら、AMDの公式発表によれば、メルトダウンは「アーキテクチャの違いにより存在しない」、スペクターは「構成する2つの脆弱性のうち、片方は発生が確認されておらず、もう片方はソフトウェアで対策済み」とのこと。ウチも普段使いはメイン・サブ共にAMDのCPUなんで、とりあえずはOSとソフトのアップデートを確認するだけで済みそうです。

*1:Intelの弁によればARM系でも発生しそうですが今のところARMから公式の発表はない模様。

2017-12-16

快適!ドコモ版?iPhone4s GPPLTEアダプタをiPhone4sで使ってみる

SIMロック解除アダプタ「GPPLTE」の「ICCID解除モード」は色々制約が無いらしい。いいなぁ、iPhone 4sでも使えないかなぁ、と思って試したらうまくいったのでその記録。

まずGPPLTEの対応ですが、公式にはiPhone 5以降とiPad Air/iPad Proしか対応していません。なのでお約束ですが、解除アダプタの販売元への問い合わせはしないでください、と言っておきます。当然サポート外なので、失敗したら諦める覚悟が必要です。まあ高くてもせいぜい2千円くらいの品物なので、成功した時の利便性を考えれば試す価値はあると判断しとりあえず購入。APNショップYahoo!店さんで送料無料で1470円。

次に困ったのがGPPLTEがnano SIM用だということ。iPhone 4sは当然ながらmicro SIMな訳で……。おまけにアダプタのベロ部分をSIMトレイに引っ掛ける必要があるので、SIMのサイズ変更アダプタだとちょっとヤバそうです。なので「iPhone4/4s対応 NanoSIMカードを4/4Sに使用することができる便利なSIMトレー」*1なるブツを購入。キングモバイルさんで送料無料で500円なり。GPPLTEを入れてみるときちんとベロが引っかかる形になっていて一安心。

そして設定。APNショップさんのページのICCIDモードの設定方法の通りに、4s用nano SIMトレイにアダプタとともにドコモのSIMを載せて挿入し、とりあえずそのまま設定します。ただしここではアクティベートが失敗して「SIMが無効です」の画面に戻ります。そうしたらもう一度、緊急電話画面から同じ*5005*7672*0#をダイヤル。今度はEdit ICCIDではなく使っている端末のキャリア(試しに使ったのはau版なので「JP AU-1」)を選択し、続けて出るモード選択では「ICCID mode」を選択します。画面が切り替わったら了解をタップし、SIMを一旦抜いて挿し直します。これでアクティベートしなおせばOK。何度も試すわけにいかず、記憶で書いているので細部が違う可能性はありますが、そのへんは適宜読み替えてみてください。また、試して失敗しても責任は取れませんので、自己責任・AT YOUR OWN RISKでお願いします。

それはそれとして、その後どうなったかというと……。

最初に買って使っていたiPhone 4s用のGPP解除アダプタは、初回のロック解除に専用SIMが必要だったり、キャリアが「3」(イギリスのThreeですね)になったり、データローミングをオンにしないとデータ通信が使えなかったり、留守電も電話アプリからでは起動できなかったりと、何気に面倒くさかったんですが、GPPLTEのICCIDモードだとキャリアがドコモで表示され、データローミングをオフで通信出来て、設定にドコモ関係のものが出現していて、留守電も電話アプリの留守番電話ボタンをタップすれば確認できる*2ようになりました。もちろん当然のようにインターネット共有も使えます。

ちなみに、試して失敗して次に暇が出来るまで放置して、と何度か繰り返していたので、この成功例にたどり着くまでに、実は買ってから2週間ほど掛かっています。ダメならダメで元の4s用のアダプタを使い続ければいいだけなので、のんびりとやっていたというのもありますが。

あと、テスト用端末で成功したので普段使いの方のiPhone 4s(こちらもau版)でもやってみようとして、SIMトレイとアダプタを入れ替えドコモSIMを挿してみたら、特に設定することなく、アクティベートの後にそのままドコモSIMを認識し上記の状態になりました。4s用のGPPアダプタで先に解除していたからなのか、テスト用端末で必要な設定を済ませていたからなのか、それとも両方の効果なのか、は不明ですが。

*1:ちなみに注文確認メールの名称をそのままコピペしています(苦笑)。

*2:残念ながらビジュアルボイスメールではなくセンター留守電ですが。

2017-12-07

Google製キーボードで困惑する

初期設定でうっかりONにしてそのままだった絵文字キーボードを外すべくキーボード設定をいじっていたんですが……。

[新しいキーボードを追加…]を見てみたら、なんか「Google」ってキーボード(設定後の表示は「Gboard−Google」)があるんですよ。まあ、多分Googleアプリあたりのオマケ機能なんじゃないかと思いますが、ともかく設定して出してみると、キーボードの上側にGマークアイコンがあって、そこタップするとGoogle検索が出来たりとか。要するにGoogle日本語入力に検索機能が付いたキーボードってことなのかなと。入っているなら使うしか!と思うも、とりあえずテンキーっぽいキーボードしか出てこなかったので、QWERTYキーボードが使いたくて調べていると、App Storeに「Gboard」ってアプリがあるらしい、ということに気づきました。

結局QWERTYキーボードの方は解決したので*1、アプリのGboardをインストールしてみると今度は「Gboard」というキーボードが「Gboard−Google」とは別に追加出来るようになりました。統合されるのかと思いきや、普通に別扱い。設定画面とかは微妙に違うので一応別のアプリみたいですが、どっちのキーボードを使っても全く同じにしか見えないキーボードが出てきます。機能的に同じなら、わざわざGboardアプリを入れなくても「Gboard−Google」の方を使えばメモリもストレージ容量も節約できそうなんだけど、別アプリになっているからには上位互換なのかもしれないし……。違いがわからないので判断がつかないという状況。

「Gboard−Google」と「Gboard」の違いって何なんでしょうね。ググっても出てこないし。とりあえず元々メモリの少ないiPhone 4sなので*2、Gboardアプリはアンインストールして「Gboard−Google」の方を使うことにしましたが、なんかスッキリしません。

*1:Gboard設定内の[言語]から[QWERTY]を選ぶと切り替わります。

*2:調べてみたら512MBつまり0.5GBしか載ってない。メモリ少ないわりに普通に使えてるんでちょっと驚き。Androidも見習え……ってOreoでGo editionが出たんだっけか。

2017-12-06

iPhone4sを1ヶ月使ってみて

最初にソフトバンク版のiPhone 4sを手に入れてから1ヶ月*1が経ったので色々書いてみようかと。

まず初期不良の疑いがあったバッテリですが。代品は届いたもののすでにau版の方を使っていたので、面倒くさくなって「うまく行かなかったけどもういいや。バッテリ返そうか?」的な報告をしたところ、やっぱり「返さなくていいよ。不要ならそちらで破棄してね」という返事を頂いたので、結局1個分の料金で2個手に入れたという結果に。太っ腹ですな。なので代品の方をau版に入れて、元のは不良の可能性があるので保留。ソフトバンク版は元の消耗バッテリ入れてヤフオクで手放しました。きっと本体とバッテリの相性とかそういう理由なんでしょうね。昔っからハズレ引くのは得意なので……(苦笑)。

まあそんなこんなでauの64GB版を使っていた訳ですが。使っていて思ったのは、流石にクローズドな製品だけあって色々楽ちんだなぁと。iTunesをインストールしたメインPCにUSBケーブルでつなぐと、サクっとフルバックアップが走ってバックアップが取られ、同期も掛かって指定した音楽や画像/映像のデータ*2も保全されて、そしてたとえ端末を交換しても(実際ソフトバンク版をau版に交換してますし)、バックアップを復元すればそのまま違和感なく使い続けられると。きっとAndroidでもソニーやサムスンなんかは自社ツールをきちんと使えば同じことができるんでしょうが、ほぼiTunesのインストールだけでそれっぽくやってくれるiPhoneはやっぱり楽ではあります。

iPhone 4sなのでiOSは9.3.5止まりな訳ですが、意外に普通に使えて困りませんね。楽天のアプリをインストールしようとしたら「iOS10以降でないと使えない」と警告が出たくらい。まあ楽天については、買い物の時に使えるかなと思って試そうとしただけなんで、ダメならダメで入れないだけで済みます。今のところ入れているのは、Google系で使いそうなもの一通りと、iPhone使用開始を契機に放置アカウントの面倒を見ることにしたTwitterとFacebook、あとは、ヤフオク、ヤフーショッピング、三菱東京UFJ銀行、オンラインノベル読み用の「ラノベル」、といったところ。TwitterとFacebookを除けば元々Androidでも使ってたのもこのくらいなので、iOS9だからという理由で困ることは今のところありません。

少なくとも私くらいの使い方であれば、よく言われますがAndroidでできることはiPhoneでも大体できるし、iPhoneでできることはAndroidでも大体できるということですな。ただ、arrows Beで使っていたおサイフ機能だけは、載っていないのでなんともなりません(苦笑)。その辺もあってAndroidと併用できないかなと模索しているところです。PHS*3+ソフトバンク回線の使えるAQUOS PHONE es*4とiPhone 4sは外せないので、arrows Beをもう1台となるとちょっと……。前に手に入れたZ1fでも掘り起こして、小サイズ端末×3でやってみようかなぁ。

*1:ヤフオクでの落札日が11月5日だったので一応1ヶ月と言えるかと。

*2:と言っても私はiPhoneをプレイヤーとしては全く使わないので全オフですが(苦笑)。

*3:そう言えばPHSの新規契約が来年3月で停止だそうで。残念。

*4:一応コイツにもおサイフ機能は載ってるんですが微妙に主要キャリアと使い勝手が違うので使ってないのです。