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藤宮史の日記

2012-02-02

寒い毎日

20:02

 午後8時前、晴天。気温摂氏2度。冬だから寒いのは仕方ないが、併し、寒い。年をとるにつれ毎年段々寒さがつのってくるように感じるのは、気のせいばかりではないようだ。寒いのもあるが10日程前より肋間神経痛が出て閉口している。神経痛はおもに左側であるが右側も傷んだり、また同時に両方が傷んだりしてたまらない。そして、軀全体の自律神経が不調のようで不整脈のような動悸もある。これにそろそろ春の花粉症も加わっているようで忙しくて仕方がない。あまり賑やかなので、私の軀の外にいて、この状況を傍観している。 

 版画家の田中恭吉の展覧会カタログを再読している。この本は2000年の刊行であるから、もう12年も経ったことになる。23才で夭折した版画家の仕事はもうすこしで描かれてから百年が経とうとしている。百年経っても描いたときの若々しさは失われず遺されているのは作家にとってこの上のないことだろうと思う。

2012-01-23

雪が降る

02:43

 24日午前2時半、曇天。気温摂氏2度。木版漫畫「或る押入れ頭男の話・アーケード街」の制作は難航しながらも進んでいる。コマ割は終ったが下書きが終わらぬうちから版木に絵を写したりしている。

2012-01-09

木版漫画制作

19:18

 午後7時、晴天。気温摂氏9度。20数年ぶりに過去のコラージュ作品70枚をCD-Rにまとめてみた。コラージュを作っていたときは、発表の場もなく、また画集などにまとめることもできにくかったが、現代は安価にカラー画像をまとめることが出来て幸せである。

 木版漫画「或る押入れ頭男の話」の続篇の制作に掛りつつある。と言っても、まだ下書きがはじまる前の段階ある。作画のために取材に行きたいが寒くて躊躇している。

2012-01-01

新年を迎える

12:46

 午後0時半頃、晴天。気温摂氏7度。新しい年を迎えることができて、幸せである。そう感じることができるのは年齢を重ねてきたからだろうか。去年はさまざまな事があり、めまぐるしい一年であった。どうか今年は平安で大禍のない年であるようにと切に祈願する次第である。

 去年の終り頃から、三島由紀夫著「英霊の聲」を読み、その小説に使われている言葉を拾い出して勉強している。普段から不勉強であったので相当の苦労をしているが、これはこれで遣っていると楽しくもある。三島は他の作家とちがい、難しい漢字(漢語)を使っていても中学生がつかう国語辞典に掲載されている言葉のレベルに抑えているふしがあり、やはり凄いな、と感心している。

2011-12-26

今年も、あとわずか。

10:14

 午前10時前、晴天。気温摂氏5度。この頃は、発表するあてのない原稿(文章)を書いている。ただ書いているのではつまらないので、何かしら目標を立てている。併し、人に見せる文章だと、人が楽しくならないといけないので苦労するが、見せない原稿だと勝手気ままで、今度はこちらが楽しくていい塩梅である。私は、文章を褒められたことがないので、自分の文章がいいものか、わるいものか判断できかねるが、兎に角、下手の横好きであることは間違いない。唄のうまくない人が唄いたがるのに似ているかもしれない。併し、その気になっているときが多い。

 「根津権現裏」藤澤清造著を読んでいる。二割五分程読んだが、やはり大正時代の小説であるので、文体が古く、使われている漢字(漢語)も馴染みのないものが多く読みにくい。併し、描かれている世界は直截に物事が記されていていい。伏字が取り払われているのは西村賢太氏の功績だろう。