懶惰の日々

 午後1時すぎ、雨天。窓外は細かい雨降りになっている。このところ思うところなく時間だけが虚しく過ぎている。木版漫画の出版など、ひと段落した感がありチカラが抜けているのかもしれない。若しくは、生活において、もう出せる改善策が尽きた感もあるのかもしれない。いまがまさに「今が陽のあたらぬ春」との実感であるが、やはり陽があたらないのは変わりないようで、ここを過ぎれば陽があたるわけでもないらしい。それに、またしても神経痛が軀のあちこちに出て往生している。頭皮の神経痛は煩わしく、肋間神経痛は息もできなくなる。その他、足の踵や腰骨、背中、腕、足等どこでも神経痛はやってくる。小説家の尾崎一雄が自身の神経痛を喩えて地震の震度で神経痛の強弱を言っていた。つまり、今日の神経痛は震度2程度で穏やかである等である。私の神経痛も、まだまだ穏やかなほうだろうと思っている。震度3ぐらいしか経験していない。いずれもっと歳を取ると強震になるかもしれないが、今は穏やかなんだろうと思っている。