漫画雑誌アックス126号に掲載!!

 午後3時半、曇天。気温摂氏10度ほど。ときおり小雨が降っている。室内にいても、台所に立つと寒い。本格的に冬になったと実感している。
 ようやく木版漫画「羅生門」が完成して、漫画雑誌アックス(青林工藝舎)126号に掲載された。ここまで来るのに、とにかく遠かった。ゴールが遥か彼方に霞んでいて、何度も制作途中で挫折しかけた。

▲漫画雑誌アックス126号に掲載された木版漫画「羅生門」。
 雑誌に、劇的な画像イメージとして印刷されていて嬉しい。漫画は34ページである。冊子も刊行準備を進めているが、アックスの印刷と冊子の印刷具合は多少ちがうので見比べて頂きたい。
 話はかわって、先日、過去のルアーをケースにまとめていたら、なにやら昔の感覚が蘇ってきて、ルアー熱と云うか、釣り熱と云うかが湧きあがってきた。約40年ぶりの情熱である。今は暇があれば、ネットのなかでルアーを検索したり、ルアーの歴史などを調べている。中学生の頃は、釣りは、そのまま釣果だけを気にするものだと思っていたところがあり、ルアー自体の造形が気になりながらも深く追求することはなく釣り熱は消えていった。情熱が消えた理由としては、中学生から高校生になる頃で、受験勉強で忙しくなったのと、また釣果があがらず、釣りのたびにルアーが水底の根掛りで失われていったことによる。ルアーマニアとしては、ルアーが失われることは、なによりも辛いことであり、魚が釣れることよりもルアーが温存されることを願うものだ。これでは釣り人としては本末転倒のようだが、仕方がない。見ているものが違うのかもしれない。