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【B面】犬にかぶらせろ! このページをアンテナに追加 RSSフィード

2004-09-23

[][][]人に歴史あり、レコードにジャケットあり 人に歴史あり、レコードにジャケットありを含むブックマーク 人に歴史あり、レコードにジャケットありのブックマークコメント

 この前、NHK-BSでシェールのコンサートの放送を観た。むやみやたらとポジティブな雰囲気を漂わせながら淡々と持ち歌を唄うシェール……。

 以前、自分の音楽遍歴を書いたけど、60年代のビルボードを子守唄代わりに聞かされて育った僕にとって、シェールと言えばあくまでも元ソニー&シェールのシェールだ。

 ソニー&シェールを知らない方に説明すると、日本でいえばトワエモア(それすら知らない?)のような朴訥としたフォークデュオ(相方のソニーは当時の夫)だった。曲でいえばキル・ビルのど頭でかかるナンシー・シナトラ『バンバン』は元々このソニー&シェールがヒットさせた曲だ。

 そのシェールがフォーク的なイメージをがらっとチェンジさせたのが1979年の『誘惑の扉(Take me Home)』という曲だった(これは駄目ジャケ100選に入れておこう)。

当時ドナ・サマーとヴィレッジピープルといったディスコ・ミュージックで巨万の富を得たカサブランカ・レコードが、落ち目になっていたシェールにディスコナンバーを歌わせた。これが当たり、落ち目だったシェールは再び生き返り、上で触れたように、現在のポジティブなキャラを得たのだ。

僕はよく知らないけど、80年代にシェールは女優としてたくさんの映画やTVドラマに出演し、スターの座を手にしたようだ(1987年の『月の輝く夜に』でアカデミー主演女優賞をとってるんじゃん!)。

月の輝く夜に [DVD]

 日本では彼女の活躍はあまり伝えられないが、米ではシェールは幅広い年代の女性に支持されるスーパースターだ。多分、最大のヒットである『Believe』(1999)では、サイボーグのようないでたちでボコーダーを通して歌っている。ここでのシェールのキャラクターはもはや女性どころか、人間であることすら超越しているように見える。このときシェール53歳。ちなみに僕は、このシェールに80年代以降のユーミンのイメージを重ねて見た。ユーミンのステージングがシェールの影響下にあるというのは間違いない(いや勝手な推測だけど)。


 アメリカの女性シンガーに、シェールのような“スーパー・ポジティブ”は少なくない。その典型は、日本でもおなじみのスーパースター、オリビア・ニュートン・ジョン

『オリビアを聴きながら』のオリビアはもちろん彼女のことなんだけど、この歌の中で唄われている“オリビア”の曲とは、最大のヒット曲『フィジカル』(1981)ではないのだけは確か。元々カントリー・シンガーで70年代には『春風の誘惑』のようなかわいらしいポップソングを歌っていたオリビア。しかし、30歳を超え可憐さでは勝負できなくなった彼女が打ち出したのがディスコ・ナンバーの『フィジカル』だった。レオタードに身を包んだお色気(死語)PVは誰でも一度は見たことがあるはず。この曲で“スーパー・ポジティブ”のイメージを獲得することでオリビアは転身に成功する。ちなみに『フィジカル』の邦題は『虹の扉』(シェールのディスコナンバーは『誘惑の扉』ね)。

 これらのことから米の女性歌手は“ディスコ”を演ることで転身を図り、“ポジティブ”なキャラクターのスーパースターへと成長を遂げるという構図が見えてくる。ここから先を考えるのは社会学の領域なので僕は触れません。

最期に『フィジカル』の訳詞を引用して締めくくろうと思います。

『フィジカル』by オリビア・ニュートン・ジョン

物理的になりましょう

物理的 私は物理的になりたい

得ましょう 物理的

あなたの身体会談を聞かせて

あなたの身体会談を聞かせてください

動物と動物を得ましょう

(対訳 by エキサイト翻訳)

【Cherのプロフィール】
http://wmg.jp/artist/cher/

【参考サイト】
http://takamatsu.cool.ne.jp/divamania/lastdance/takemehome_cher.htm

長文失礼! っていうか、おわかりかと思いますが、最後の直訳を載せたいが為のシェール、オリビア論です。このエキサイト直訳はネタとして使えそうです。

というわけで、オモロイ直訳歌詞大募集! おもしろいのがあったらぜひトラバください。

反応ありました!
その1『常に、賛成投票、おお、あなたの根底を揺さぶる』(AC/DC)
http://d.hatena.ne.jp/cliche/20040923#p2

その2『その季節の時間』 http://d.hatena.ne.jp/julio/20040923#1095952237
ノストラダムスの予言のような含蓄があります。

本日は藤子・F・不二雄センセの命日 本日は藤子・F・不二雄センセの命日を含むブックマーク 本日は藤子・F・不二雄センセの命日のブックマークコメント

だそうです。
http://d.hatena.ne.jp/TOJHO/20040923

Dirk_DigglerDirk_Diggler 2004/09/23 00:08 「bangbang」はナンシーシナトラがオリジナルかと思ってました。この曲のbutlerというバンド(詳細全く不明の70初期ぐらいのバンド)のカッコ良いロックカバー、今度ディスカン時に持っていきます。
初期のシェール良いっすよね。フリーソウル系のコンピに収録されてたバッファロースプリングフィールドのカバー「for what it’s worth」が目茶カッコ良かったです。

masakiishitanimasakiishitani 2004/09/23 02:37 あのシェールのPVはバックの海軍も実によかったっす。そうそう、うちにあるベストヒットUSAの年末特番のビデオで克也さんがJBにインタビューしてます。もちろんジャイアニズム炸裂です。当時のヒット曲は「Living in America」ごときなのに!!(いや曲自体はすごく好きですけど)

gotanda6gotanda6 2004/09/23 03:35 物理的になりましょう! 我ながら可笑しくて仕方ないんですけど。この時間、ニフもエキサイトも翻訳が使えないよ!

dj_calpisdj_calpis 2004/09/23 07:53 はじめまして。”TAKE ME HOME”は持っているのですが、どんなシンガーなのか全然、知らなかったので、とても勉強になりました。それ以前に、シェールと読むことすら知らなかったので(爆。横から失礼いたしました。

clichecliche 2004/09/23 11:03 どもこんにちわ。エキサイト翻訳、ナイスセンスですよね、仕事で使ってみたら、本当に突如笑いの神が降りてくるので、それ以来なにかと愛用しています。「エキサイト直訳で歌詞直訳>笑いの神は降りてくるか」企画たててたらかなり面白そうですね。

gotanda6gotanda6 2004/09/23 20:31 dj_calpisさんどうも。calpisさんがシェールまで持っているとはびっくり!
clicheさん、「like a virgin」とか「マテリアルガール」とか片っ端から翻訳してるんすけど、なかかなアタリは少ないです。引き続き挑戦しますが。

whoeverwhoever 2004/09/23 21:11 中学生の頃、「フィジカル」は直訳で「物理」だよねと友人に話したら、「じゃあオリビアは物理、物理ってうたってるのかよ!お前馬鹿じゃねえか?」と言われた甘く切ない想い出。

EdgarPoeEdgarPoe 2004/09/23 21:47 お久しぶりです。小生の学生時代の仲間内で本当にあった誤訳のいくつかを。
「Like a virgin」=「処女を好きになれ」(Likeを命令文と解釈したらしい」
「Stand byme」=「私によって立たせる」(なにか、女性が従事する特殊なサービス業を思い出してしまいます)
「I want to hold your hand」=「あなたの腕を固めたい」(プロレスの試合中の歌でしょうか?(笑)。じつは小生自身が中学の時にやったポカです)
それでは…。