2005-06-05
■[都市計画]『電車男』と秋葉原の都市計画

秋葉原を舞台に描いた映画として劇場版『電車男』は重要な気がする。
駅前(電気街口北側)の新ビルは、流石に映ってなかったな。
あれが入ると秋葉原らしくないからかな。
いずれにせよ、描かれていた秋葉原は“電気街”であって“オタクの街”ではなかった。
特にこのエントリを読んでそう感じた。
現在の秋葉原という街の印象は、人によって大きく違うはず。劇場版『電車男』にはそれが描かれている。
映画中でエルメスたんが「パソコンを選んで欲しい」と電車男に告げ、絵葉書で“秋葉原に行きましょう”と誘っている。エルメスたんにとっての秋葉原はパソコンを買うところ。一昔前まで秋葉原はパソコンの街だったけど、それはもはや過去の姿。もちろん今でも秋葉原でパソコンを買うことはできるが、パソコンを買いに秋葉原に行くというのは、自作する人と中古を狙っている人意外あまりメリットがない。
過ぎ去ったアキバ=電脳街=エルメスたん的アキバ
一方、電車男はオープニングでフィギュアやプラモ等のオタクアイテムをチェックするために秋葉原に通っている。これは現在の正しい秋葉原像に近いと思う。もっと正確にいえばエロとメイドがあふれる風俗街。
現在のアキバ=電脳風俗街=電車男的アキバ
映画に描かれたのはこのふたつの秋葉原。
それから、“新ビル”に見ることができるような変わりゆく秋葉原が存在するが、映画にはまったく映されることのなかった。
“未来のアキバ”
現在の意図がいまいち見えない秋葉原の都市計画が着々と進行してゆけば、劇場版『電車男』は、「あー昔アキバってあんなだったよね。懐かしいよね」なんていわれる対照になるはず。
これら3つのアキバに跨りフィールドワークを重ねる稀有な存在として『アキバblog』を見るととてもおもしろい。まだ書籍化した下の本を読んでないんだけど。
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【追記】都市計画が何かといえば「整理整頓」なわけで、商業、住宅などがきちんと区画として整理されてしまう。いま街として面白い所って秋葉原、渋谷、下北沢辺りだと思うんだけど、どこも雑多なところが魅力で、都市計画で追い出された「その他」の吹き溜まりみたいなポジションにあるんだと思う。
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アキバもいずれ秋葉原に戻って別の顔の街に変わるのでしょう
一つの生き方というより、モラトリアム的存在で見られてると思う。30、40のオタクってさすがに引くでしょ。