イベント「わたし〉氾濫時代の表現―若者/当事者のハイパーインフレ畑でつかまえて」告知

チケットまだまだたくさんあるそうです(笑)。ぜひおいでください。
「新人会 presents パネルディスカッション〈わたし〉氾濫時代の表現―若者/当事者のハイパーインフレ畑でつかまえて―」

Introduction
ブログやSNSには、〈わたし〉の日記や表現が溢れかえっています。それは誰かと繋がれるときもあって、ケータイ小説もそのひとつ。一方でそんな〈わたし〉が溢れかえっていて、なにか行動したり表現したりしようとすれば氾濫する他の〈わたし〉表現の中に埋もれてしまいます。就職活動では自己分析が求められ、確かな唯一の〈わたし〉を作り出して売り出さなきゃいけない。マジメに労働・格差問題を議論しようとしたって、自分の生活の苦しさを訴えれば当事者それぞれの〈わたし〉の立場がぶつかりあい、切実なコノ苦しささえ伝わりづらい。そんな中求めたくなる過剰な共感。そして、そんな世界に本当の〈わたし〉なんていないと思って自分探しに奔走したり旅立ったりする多くの人々。でも果たしてその先に「本当の〈わたし〉」がいるのでしょうか?

【ゲスト】
水無田気流(詩人・社会学者。詩集『音速平和』で第11回中原中也賞。他の著作に『黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望』など)
速水健朗(編集者・ライター。主著に『ケータイ小説的。 “再ヤンキー化”時代の少女たち』、『自分探しが止まらない』など)
八柏龍紀(作家・歴史教師。主著に『「感動」禁止! 「涙」を消費する人びと』、『戦後史を歩く』など)

黒山もこもこ、抜けたら荒野  デフレ世代の憂鬱と希望 (光文社新書)

黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望 (光文社新書)

自分探しが止まらない (SB新書)

自分探しが止まらない (SB新書)