『SQ “かかわり”の知能指数』鈴木謙介

最近は減っているとはいえ、久々の編集者仕事です。下の本の構成(いわゆる聞き書きです)に関わっております。

SQ “かかわり”の知能指数

SQ “かかわり”の知能指数

TBSラジオのLifeで一緒に仕事をしている鈴木謙介の3年ぶりの単著のお手伝いをしました。
本の前半は、震災の話を皮切りに、高度成長時代から消費社会化がすすんだ70年代、80年代を経て、90年代以降の失われた20年を振り返り、その間の人々の消費意識の変遷に触れます。
そして後半は、高齢化社会限界集落、福祉社会の破綻など、これからの時代に避けて通れない社会問題の解決への提言をしていますが、これはショッピングモールを軸とした地域社会の再構築という話です。

つまりは、前半は消費を通した戦後史。後半はショッピングモールを通した社会の再構築という内容です。
題名にあるとおり、SQという指標を提唱する話ではあるのですが、それってうさんくさいねという人にも、そこを抜きにしてもおもしろい本なのでぜひ。