どうにも痩せてると思ったら、
ここんとこ昼飯くらいしかまともに食ってねぇ。
無理:奥田英郎
地方の合併都市が舞台。
生保の審査をする公務員と、
宗教にはまってる万引きGメンと、
詐欺まがいの仕事をする若者と、
市議と、女子高生の群像劇。
あまり群像劇にする必要性がないというか、
本筋が無くもっさりしていた。
オリンピックの身代金は良かったのにな。
全員が、より救いようのない方へどんどん進み、
一つの終点を迎えるけれども、その先に全く希望は無いという話。
奥田の2文字タイトルはとりあえず救いが無いのが良いですね。
ここをご都合主義にすると伊坂っぽくなる。
- 作者: 奥田英朗
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/06/08
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土地を特定しなかったからか。