難関大学への数学 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007-09-09 確率、期待値の漸化式

[]確率、期待値の漸化式 12:50 確率、期待値の漸化式を含むブックマーク 確率、期待値の漸化式のブックマークコメント

問題

難易度:¥gamma、解答時間:30分

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解答

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解説

出典:1975年度、東京大学(東京大学)、理系


確率を求める部分は単純です。結論も与えられているのでやり易い問題です。結果が与えられていないと計算ミスをしてしまいそうですが。

(2)で詰まってしまった方はもしかしたら多かったのかもしれません。期待値について、漸化式を立ててみようという気になれば、難しくはないのですが。その際、期待値の定義である

E_n=0¥cdot P_n(0)+1¥cdot P_n(1)+2¥cdot P_n(2)+3¥cdot P_n(3)+4¥cdot P_n(4)

において、P_n(0)は現れませんから、これを消去する方向で計算を進めると、上手く行きます。こういった問題では、

P_n(0)+P_n(1)+P_n(2)+P_n(3)+P_n(4)=1

という関係式を忘れないように気をつけてください。球の数は必ず0、1、2、3、4個のどれかですから、確率の和は必ず1になるという訳です。これを忘れると、式変形が異常に大変になるか、あるいは問題そのものが解けなくなってしまいます。

解答では(2)で、漸化式を書き連ねているところで、余白を空けて式を見易くしていることに注意してください。このようにすることで、例えば縦方向に目をやって、P_n(3)の係数を足してみると、きちんと¥frac{1}{8}+¥frac{3}{4}+¥frac{1}{8}=1になっていることが分かります。これも計算ミスをなくすための工夫の一つです。意識的にこういった工夫を入れていくことで、ミスは格段に減らすことが出来ます。

さて、解答ではいきなりE_n=¥frac{4}{3}が出てきています。これは真面目に考えても良いのですが、求めた漸化式にP_0(1)=1、それ以外のときP_0(x)=0を代入して(初め袋Aには赤玉が1つ入っていますから、P_0(1)=1ですね)、P_1(x)を求めて、定義からE_1を求めている、という訳です。

分量のある問題ですので、ここら辺は省略気味でも構わないでしょう。内容的にはそれほど難しくなく、漸化式の基本を学べる良い問題だと思うのですが、試験場でカリカリと記述することを考えると、中々煩わしい問題です。

L.A.L.A. 2009/02/10 22:23 解説の下から五行目ですが、
「さて、解答ではいきなりEn=4/3が出てきています。」
とありますが、正しくは
EnではなくE1ではないでしょうか?
勘違いだったらすいません。