ママさん編集者のぶらぶら日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2005-09-02

[] 『「お先に失礼!」する技術』 柴田英寿

タイトルどおり、「お先に失礼」するためのタイムマネジメントを説いた本。

短時間勤務をしている私は常に「お先に失礼!」しているのだが、そういうワケありでもない人が、毎日定時にあがるのは、かなりの勇気が必要だろう。著者は日立製作所という重厚長大な企業に勤めていながら、定時あがりを実践し、できた時間により東大先端研の講師やら学会の理事、交流会などの活動を幅広く行っている。なんてすばらしい。

そんな著者が培ってきたノウハウをあますことなく紹介しているのが本書なのだが、「お先に失礼」するしかない私としては、「効率のよい仕事のこなし方」や「周りへの気遣いの仕方」など参考にさせてもらうべき点が多かった。つまり、「早く帰りたいなぁ」ともくろんでいる人はもちろん、「早く帰らなくてはならない人」にも効く本なのだ。

「組織からはじかれずに、自分の時間を持てるようになるには、人間関係についての深い配慮と、仕事を効率よく進められる高い技術の両方が必要になります」(p19)というように、求められる水準は結構高い。それをしないことには信用されつつも、お先に帰ることはできないからだ。また、小手先のテクニックではなく、もっと大局的なアドバイスをしている(とはいえ、めちゃくちゃ具体的な、コピーのとり方やメールの書き方のコツなんかの紹介も多々あるけど)。

無駄な時間をトコトンなくし、手際よく会議や資料作りをこなして・・・となると機械みたいな冷たい人間になりそうだが、著者は「情」や「つきあい」みたいなものを否定しているわけではない(でも1次会で、しかも途中でも切り上げて帰るっていう徹底ぶりはスゴいよなぁ)。周りへの気配り法なんかもかなり詳細に書いているし、「志」を持つなど情熱的な面も必要なのだ(あたり前か)。

ちなみに、育児休暇あけしばらくは、周りがまだ働いている時間に「お先に失礼します」と帰るのに違和感を感じていたものだが、今やそれがすっかり日常。本書のなかで「(定時に帰るのを)何日か続けると、「あの人は定時に帰る人なんだ」という看板(=ブランド)を確立できます」とあったが、そうなってしまえば周りも自分も「そんなもの」と思うようになるもんだ。

ただ、実践するのは結構難しいところも。というか、結局本当に頭のいい人じゃないとこんなに効率よく仕事をこなし、周りに認めてもらえる人になんてなれないよぅ、と泣き言を言ってみたり・・・。

装丁:原てるみ+坂本真理(mill design studio) イラスト:浦野周平(Shu-Tang Grafix)

葉山瑠奈葉山瑠奈 2005/09/04 21:37 同業者です。お先に失礼!することが構造的に難しい状況でして、どこまで役に立つかわからないとはこの本、ぜひ読んでみたいと思いました!
しかし、明日も、一応18時終了予定だけど何時に終わるかわからない撮影に最後まで立ち会って、現場を原状復帰して帰らねばならない・・・奇跡的にマッハの速度で終わらないかなあ。

gowestgowest 2005/09/05 22:08 葉山さんって、あのワーキングマザースタイルの葉山さんですか?わぁ!コメントありがとうございます。最近、同業者ママさんからのコメントやメールをいただくことが多くて嬉しい限りです。
今日は、無事撮影終わりましたか?「お先に失礼!」はともかく時間通りに終わるかどうか・・・というのは厳しいですね。。

葉山瑠奈葉山瑠奈 2005/09/08 18:08 “あのワーキングマザースタイルの”といわれるほど、めざましい活動をしていないので、お恥ずかしいのですが、そうなんです。撮影は19時過ぎに終了でしたが、撤収と終了後の打合せもあり、21時くらいまでかかってしまいました。アエラの「夫婦でがん」の話、明日は我が身・・・という思いもあります。泊まりに来ていた母に「夜は、寝るためにあるのよ」といわれました。カラダにも気をつけないといけないですね〜

gowestgowest 2005/09/10 20:33 おつかれさまでした。おたがい体に気をつけてがんばりましょうね!健康あってこそ、ですもの。

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