御用学者リストの成り立ち(1)

御用学者リストWikiの必要性について。このリストは、政府や東電とマスコミからの情報が余りにも安全に偏り、次々起こる事象を説明もできないしリスク予防にならないため、不安と怒りを抱いた人々によって生まれた。

マスコミや原子力ムラ外部の学者などが、当初から政府とムラからの発信に対し強い批判を展開し、国民の不安を代弁してくれて、政府やムラから、より確実で信頼できる情報や対策を引き出せる状況があれば、御用学者Wikiは生まれなかった。

2chに御用学者リストスレができたとき、自分は活動家でもないしブログも持たないが、どこかで同じ思いの人と意見を分かち合いたい、そういった強い思いを持つ人々が集まった。安全だと言う情報はどこまで信用できるのか、各々が調べ、意見を出し合う。

なぜ2chでこの現象が起きたのかは私は正直わからない。匿名掲示板の方が、情報が早く多く集まりやすいということはあるだろう。Wiki2chスレが2、3と進んだあたりで作ったと思う(3月下旬〜4月初)。当初は明らかに工作員と思われるヤクザっぽい脅しの荒しがあった。

現在は、編集人を申請制にしたことと、世論が大きく脱原発/反原発に傾いたせいか、脅迫めいた書き込みは見られなくなった。

初期には、「学者や文化人が、このリストに自分の名前が載っていることを恥ずかしいと思う風潮が来ますように」と願うような思いで作っていた。今、このリストが誹謗中傷だと言われ、このリストに名前を載せるなと言われるならば、所期の目的の一つを達成したということになる。
(ただし、私はこれを中傷だとは思っていない。批判されて当然の言動をしているから、批判しているだけである。)