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GPS日記エッセイ www.gps1999.com

2010-02-08

闘う、ということ。(超長文)

12:31

GREEのほうで「前/中/後編」に分けて、同タイトルの、すごく長い記事を書いて、

せっかくなので、こちらの読者の方にも読んでいただきたいので、

再編集して、転載します。

こちらのブログとは、過去の記事と重複する部分が多々ありますが、

ご了承ください。


  • <1>

私は、自分のロジックが世界的にコンセンサスを得れば、世界から戦争は撲滅できる、

と信じています。

そのロジックを支持してくださっている方もたくさんいますが、

それでも私は、世間的には所詮「売れない作家」。

なかなか、「世界的なコンセンサスを得る」というところまでは、いきません。

でも、それはそれとして、たとえロジカルに「戦争の発生しない社会システム」

というものを組み上げたとしても、

最終的に「戦争」というのは、やはり、なくならないのかもしれないな、とも思います。


というのは、4歳と(もうすぐ)2歳の息子たちを見ていると、

「男」というのは、もう、生まれついたときから、

本能的に「闘う」ということが好きなんだな、と痛感するからです。

「戦争」が起こるのは、金や権力や政治や宗教など、

諸々の「オトナの事情」が原因にあるわけですが。

でも、突き詰めていくと、人間って(というか、男って)、

結局「闘う」のが好きなんだよな、と思うわけです。


で、子どもの話に戻りますが、彼らは、私の影響もあり、

4歳と1歳にして、すでに大人用の「グローブ」と「パンチング・ミット」を付けて、

日々、私に「闘い」を挑んできます。

このままいくと、確実に「格闘技」の道に足を踏み込むだろうな、と思います。


人間というのは、何か一つ「これだけは、他人に負けない」というものがあれば、

何があっても生きていけます。

だから、子どもたちにも、小さい頃から、何か習わせてあげたい。

ただ、その場合、武道であれ、ボクシングであれ、「格闘技」というのは、

親の立場としては、非常に微妙な選択肢です。

なぜなら、実際に、その道を渡り歩いてきた立場で言うと、「格闘技」というのは、


コンプレックスを抱えた男の自分探し


という側面が強いからです。

K-1」で知名度を得たとはいえ、

「格闘技」というのは、まだ小学校にもクラブの少ない、マイナー・スポーツ。

親としては、青空の下で、ボールと戯れるスポーツを、習わせてやったほうがいいのかな、

と悩みます。


  • <2>

じゃあ、自分自身はどうだったのか、と振り返ってみます。


私は、昔から身長は高いけど、色白で、睫毛がクラスの女子の誰よりも長い「女顔」。

おまけに、外で遊ぶよりも、家の中で本を読んでいるのが好きな子どもでした。

私が若かった当時は、「マッチョで、色黒の男の子が、かっこいい」

という価値観でしたから、私は自分の容姿に、すごく、コンプレックスを抱いていました。

おまけに中学のときに、体育の教師に、こう言われたのです。


「ゴウスケ、おまえ、身体ばっかり大きいけど、強そうなのは、名前だけだな」と。

その瞬間、私は思いました。「絶対、強くなってやる!」


で、高校に入って、迷わず「柔道部」に入部し、最後は副将になりました。

でも、柔道をやっていて考えました。

「果たして、柔道は、パンチやキックに勝てるのだろうか?」と。

で、大学に入って、「少林寺拳法部」に入部しました。

少林寺」は、パンチ、キック、投げ、固め、関節、すべてあったからです。

最後は、主将を務めました。

でも、少林寺をやっていて考えました。

少林寺は結局、護身術。白黒、決着のつく勝負をしたい」と。

で、社会人になってから、「プロ」を目指して、ボクシングをはじめたのですが、

まあ、その後、いろいろあり、今は作家をしながら、

たまに、近所の「キック・ボクシングジム」で、プラプラ汗を流しています。


  • <3>

「最強の格闘技」と呼ばれる「相撲」における朝青龍の件には、あえて触れませんが、

(名が世に出れば、賛否両論いろいろ言われるのが、世の常ですから)

「格闘技」というのは、非常に不思議なジャンルです。

それが、「国技」であれ、「武道」であれ、「スポーツ」であれ、

要は、闘って、どっちが「強い」か決めるわけですが、

そこには、必ず「ルール」というものがあります。

K-1」などの「異種格闘技戦」で、どんなに「何でもあり」の状態で闘おうとしても、

必ず「ルール」はあります。

この「ルール」を取っ払って、「本当に、どっちが強いか決めよう」とすれば、

「ストリート・ファイト」、要は「ケンカ」になるわけですが、

じゃあ、相手が複数だったらどうか、相手が武器を持っていたらどうか、

極端な話、いくら「格闘技」やってたって、相手がピストル持ってたら勝てないじゃんか、

という話になり、この議論、つまり、


「じゃあ、結局、誰が一番強いのか?」


を、極限まで突き詰めれば、最後は「戦争」になるわけです。


*** *** ***


井上雄彦さんの『バガボンド』の中に、

「天下無双とは何か?」と問う宮本武蔵に、和尚さんが

「天下無双とは、ただの言葉じゃ」と答えるシーンがあります。

それは、真理だと思います。

それでもなお、ノーベル賞であれ、金メダルであれ、どんな分野においても、

ある種の人間が、「地上最強」の称号を求めるのは(私も、その内の一人ですが)、

結局、人間というのは「闘う」ことが好きなのだと思います。

そして、それは人間に埋め込まれた「本能」なのだと思います。


*** *** ***


最近の「草食系男子」と呼ばれる人々が、「闘う」ことを止めてしまったのが、

遺伝子の進化的な素因によるものなのか、社会環境に起因するのか、

それは分かりません。

そして、それを良いことだとも、悪いことだとも思いません。

また、「戦争」が、本質的に「本能」によるものだとしても、

「戦争」は、やはり最大の「犯罪」です。

ただ、人間は「理性」を持つがゆえに「人間」ですが、

同時に「生物」として、やはり、失ってはいけない「本能」というものも、あるような気がします。


たとえば、「人を好きになること」。

それは、紛れようのない「本能」だし、決して失ってはいけない「本能」だと思います。

(以上、終り)


追記1:

友人がプレゼントしてくれた「いきものがかり」のCDの1曲目に収録されている

「ハジマリノウタ」という歌が好きで、繰り返し聴いています。

高校の卒業式でBGMに流したら、全員、号泣しそう。


しかし、最近のバンドって、

いきものがかり」とか「くるり」とか「コブクロ」とか「ゆず」とか「スピッツ」とか、

何だか、とても「草食系」な感じの名前が多いのは、時代の流れなのだろうか。

「セックス・マシンガンズ」なんてバンド名が、妙に懐かしい。


あと、「バンプ・オブ・チキン」って、曲は、すごくクリアでカッコイイのに、

何でこんなに気持ちの悪いバンド名にしたんだろう?

何か理由はあるのだろうけど、バンド名に生理的嫌悪感があり、

「いちリスナー」としては、非常に複雑な心境です。


追記2:

その後、「バンプ・オブ・チキン」の名前の由来を調べました。

うーむ。

しかし、そうは言っても(語感が)気持ち悪いものは、気持ち悪い。


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2010-02-07

芸能人。

16:17

今、私の「マイミク」は30人で、GREEの「お友達」は145人いる。

システムが、いまいち、というか、まだ全然、分かっていないのだけど、

「承認」の必要な「マイミク」と違って、

GREEの「お友達」というのは、「お気に入り」みたいな感覚なので、

多いのだと思う。


で、先日、ふと見たら、GREEの「お友達」の中に、

若槻千夏」さんがいたので、驚いた。

写真付きの「オフィシャル・ブロガー」だから、本物だと思う。

芸能人の「お友達」が出来たら、単純に、ミーハーに、嬉しかった。

(他にも芸能人らしい方はいるのだけど、名前を存じ上げない)


私は芸能界のことは、まったく詳しくない人間だけど、

若槻千夏」さん、かなり好きです。


逆に、「タレント高感度ランキング」のトップのほうにいる、

鈴木京香」さんとか、「小雪」さん、というのは、すごく苦手。

たぶん、実際にお会いしたら良い方なのだろうけど、

単純に「好き/嫌い」の問題として、

鈴木京香」さんや「小雪」さんの「顔」が、すごく苦手。

というか、この二人の見分けが、そもそも付かない。


申し訳ないとは思うのだけど、連続ドラマの『不毛地帯』を見るたびに、

「ああ、小夜が、小雪みたいな顔じゃなくて、本当に良かった」

と、つい呟いてしまい、妻に苦笑される。


でも、先日、石田衣良さんのエッセイを読んでいたら、

「女性が、みな、エビちゃんや、小雪さんである必要は、まったくない」

みたいな文章が書いてあり、

「えええ! 小雪というのは、美人のスタンダードなのか?」

と、吃驚仰天した記憶がある。

私は、自分が、かなり「面食い」だと思っていたのだけど。


じゃあ、私の大好きな「妻」は、どんな顔かと言うと……。

しいて言えば、「ワイルド系」です。

以前、友人のKZRくんが来宅したおり、妻に向かって、

「小夜さんてさ、ワルモノっぽいよね」と言っていて、

妻は、ものすごく憤慨していたけれど。


ちなみに、妻は、決して「ワルモノ」ではありません。


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2010-02-06

先生、ったら!

14:15

篠田節子師匠の渾身の力作『仮想儀礼』を読了し、

現在、『コンタクト・ゾーン』を読みはじめているのだが、

文庫版上巻54ページに、こんな件(くだり)があった。


*** *** ***

脅しではない。夜、女三人で、ダウンタウンに出る

などというのは、通常時だって自殺行為だ。

女を誘い出しておいて、体も金も奪わずに帰す男など、

日本にしかいない。

しかもイスラムカトリックの浸透したテオマバルで、

結婚の約束もなく体を許す日本の女など、

札束を巻きつけた性器に過ぎないのだ。

*** *** ***


「札束を巻きつけた性器に過ぎない」


……いやー、ちょっと、そこらのコムスメ作家には、

どう踏ん張っても書けない骨太な文章です。

さすが、師匠。改めて、尊敬しました。


すみません。それだけです。

でも、どうしても書き留めておきたくて。


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接客業。

11:44

昨日、午前中、非常に大事な来客あり。

2時間半で、計6名の「接客」をした。

とてもとても大事な「お客さん」だったので、

気を張っていたこともあり、

午後、昼飯を食べ終えたら、どっと疲れが出た。


学生のころは、アルバイトの「接客業」が大好きだったし、

老人ホーム介護員というのも、ある種の「接客業」なのだが、

今、「接客業」に転職しろ、と言われても、

不可能かもしれない。


私は、あまりにも長く「世間」というものから離れ過ぎた。

保育園のママ」+「喫茶店のママ」+「ウチのママ」+「幼児2名」。

これが、私の「世間」です。


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2010-02-05

勝算。

09:25

先日の「仮想敵国」の話の続き。

原書で読んでいる人によると、

ダン・ブラウンさん、相当、文章が「ヘタ」らしい。

本人も、「調べるのは大好きだけど、書くのは大嫌い」

と語っているし。


『真理男』VS『ロスト・シンボル』。

ミクロイドS」VS「マジンガーZ」みたいな戦いではあるが、

「勝算」は、ある。


追記

今朝のニュースで、「介護パワード・スーツ」を見た。

何だかんだ言っても、やはり「科学技術」の進歩というのは、すごい。

これはもう、「良い」とか「悪い」とか、議論の余地のないものだから、

当然、いずれは廉価版が発売されて、

介護者やお年寄り、障害者の現場に浸透していくだろう。

いろいろな意味で、最近ちょっと「10年後の世界」というのが、

想像できなくなってきた。

大きな変革の時代に生きているのだな、とは思う。


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2010-02-04

ライク・ア・ロッキー。

18:46

「ロッキー・シリーズ」を、また最初から細切れで、観はじめてしまった。

そして、毎回、また眼をウルウルさせている。


「ロッキー」の何がそんなに好きなのかな、と、よく自問するのだけど、

結局、私は「ロッキー・バルボア」という人間が好きなのだ、と思う。


シナリオは、突っ込みどころ満載だし、

ボクシングを少しでもかじった人間なら、

あの試合シーンが無茶苦茶なのは一目瞭然。

リアリティという意味では、もはやファンタジーに近い。

でも、それでも観るたびに熱狂してしまうのは、

ある種の人間は、「ロッキー・バルボア」という男に

心底「惚れて」しまうからだ。


ロッキーは浮気をしない。ロッキーは家族を大切にする。

そういう、人生において、ものすごく基本的な事柄、

ブレてはいけない「芯」のようなものを、

私は、「ロッキー」という人間をモデルとして学んできた。

というか、極端な話、スタローンが作り出した

「ロッキー」という架空のキャラクターの人生を、

自分が実際になぞろうと努力しているような錯覚さえ、覚える。


篠田節子さんや、村上春樹さんや、柳原可奈子さんは好きだけど、

会ってみたいとは思わない。

でも、「ロッキー・バルボア」というオジサンにだけは、

実際に会って、昆布茶でもバーボンでも飲みながら、

「よう、オメエ、何、そんなウジウジ悩んでんだよ」

と、お説教されてみたい。


いつの頃からか、「ロッキーのような小説を書きたい」と、

強く思うようになった。

「ロッキーのようなストーリーの話を書きたい」ということでは、

もちろん、ない。

『ロッキー』のように、極限までシンプルな物語の中に、

人生の悲哀と歓喜のすべてがギュッと凝縮された作品を、

自分の手で創り上げたかった。


『真理男』の完成によって、その夢を成し遂げたように思う。

少なくとも、自分では、そう思っている。

結果はどうであれ、それは、自分的に、大いに祝福されるべきことだ。

結果は、どうであれ。


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当面の「敵」。

09:53

ダ・ヴィンチ・コード』を全世界で7000万部売った

ダン・ブラウンの新作『ロスト・シンボル』が、

日本では、同じ3月に、たぶん、同じ角川書店から発売される。

とりあえず、そいつを叩き潰す。

発売2ヶ月で、すでに全世界1000万部突破したらしいけど、

まずは、国内。国内戦で。

(今日は、ちょっと前向きな感じ)


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まだ、死ねない。

06:46

「パパ、まだ死なないで。

パパが死んだら、もうパパと遊べなくなって悲しい」

と、長男の風太(4歳)に、真顔で言われた。


そうだな。うん。

パパ、もうちょっと、がんばる。


*** *** ***


新刊、装丁ラフのデータが送られてくる。

黄色っぽいライト・ノベルのようなものをイメージしていたのだが、

良い意味で、まったく想像を裏切られる。

とても「異質」で、ちょっと他に類を見ない。

どちらかと言うと、翻訳書のテイストで、しいて言えば

鉄コン筋クリート』×『ハリー・ポッター』みたいな感じ。

本の完成が、今からとても楽しみだ。


タイトルは、『真理男、ローリング・ストーン』から

『真理男』(しんりおとこ)に変更になった。

著者である私の意向を、充分に勘案した上で、

編集者の方が、熟慮に熟慮を重ね、悩みぬいた末に出した「結論」。

異存は、ない。


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山岸山岸 2010/02/07 02:06 自分も『真理男』の発売を、心から楽しみにしています。
大旋風が巻き起こることを期待します!

鈴木ガウ介鈴木ガウ介 2010/02/07 15:57 山岸様。
ありがとうございます。がんばります!!