ザッケローニ氏の戦術

日本代表監督がイタリアで監督をしていたザッケローニ氏に決まったようです。


ザッケローニ氏の経歴
アルベルト・ザッケローニ - Wikipedia
ACミランスクデットを獲得(リーグ優勝)、直近ではユベントスの監督をしていたそうです。
最近はあまりよい成績を残していいないようですが、実績的には日本代表歴代No.1なのは間違いなく、
また世界レベルのサッカーを肌で感じた経験があるというのは、これから上を目指す日本にとって非常に価値のあるものだと思います。


ザッケローニ氏の戦術
3-4-3のフォーメーションを好み、イタリアという守備的なサッカーをする国で攻撃的なサッカーをしているそうです。
90年代後半のイタリアサッカーが最強と言われていた時代に、3-4-3というシステムを定着させた監督ということで、
戦術面についても期待できそうです。
http://blog.livedoor.jp/attacking2/archives/50976825.html
http://blog.livedoor.jp/attacking2/archives/50977192.html


●日本代表にザッケローニ氏にフィットするか?
アフリカワールドカップでの日本代表は、4-3-2-1(4-1-4-1)とも言えるシステムでワンボランチとワントップが効果的に機能しました。
守備位置は前線からガンガンプレッシャーをかけるのではなく、危険な位置以外ではコースを切る程度で、
パスは中盤の厚みを有効活用し、阿部、長谷部、遠藤が組み立てをはじめ、サイドからの攻撃が効果的でした。


ザッケローニ氏は、中盤が台形の3-4-3を使うそうです。3トップといっても、最近の3トップは1トップの後ろに2人がいるということで
ここは岡田ジャパンと変わらないでしょう。
中盤の底が2人になり、その前にサイドアタッカーが2人いるのが大きな違い。
日本代表は最終ラインでのパス回しが多いため、中盤の底が2人になり組み立ての多様性がでるのはいいことだと思います。
後、優秀な日本のMFを生かすために2+2のサイド攻撃ができる3-4-3は非常に面白いと思います。
DFは3バックに付いてはまだちょっと分析不足です。


以下のサイトがサッカーの戦術をもう少し勉強したいと思います。
http://www.fujix.co.jp/varietyfootball/archive.html
http://blog.livedoor.jp/attacking/



●まとめ
ザッケローニ氏がわざわざアジアの隅っこにある日本に来てくれたのは、
アフリカでのワールドカップを見て日本代表に魅力を感じた、そして、自分の考えでチームを作れると思ったからでしょう。
ザッケローニ氏の攻撃的なサッカーは、優秀なMFが増えている現在の日本にフィットした戦術であり、
イタリアという守備的なサッカーをする国で監督をした経験は、日本が苦手とするカウンターに対する対応も学んでいけるのではないかなと思います。


直近の試合では出番は無いようですが、そのことがうまく引継ぎ期間になってくれればと思います。
次の試合は、若手の香川、乾が出そうなのが楽しみですね。今後の日本代表はすごく面白そうです!