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遠き旅路 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-07-09

Perfumeの「アキハバラブ」を黒歴史とした理由

私はPerfumeの隠れファンであり、歴史の浅いにわかである。
今回は、Perfumeのネタの中でも古典になりつつある「アキハバラブ」のことについて、思うところがあるため書こうと思う。


Perfumeは今でこそテクノポップアイドルとして他の追随を許してはいない状況であるが、かつてテクノポップを基軸とした現在のスタイルではなく、アイドル歌謡路線であったかと思う。そういった時期を経て「アキハバラブ」をターニングポイントとして現在のテクノポップ路線を獲得し、今に至ると言ってもよいのではないかと思う。
ここで、問題なのが「アキハバラブ」が(現在はどうなのか計量不能であるが)一部のところで「黒歴史」とされているということである。


黒歴史(くろれきし)とは、アニメ作品『∀ガンダム』に登場した用語。物語中では、過去に起きた宇宙戦争の歴史の事を指す。
転じて、無かったことにしたい、あるいは無かったことにされている過去の事象を指すスラングとして用いられることもある。


つまり、Perfumeの歴史の中で「アキハバラブ」は、無かったことにしたいものとして制作者のみならずファンまでもが考えているのである。


私はその考え方がよく理解できなかった。


2005年夏に「アキハバラブ」を歌っていた時点では、黒歴史にはなっておらず、むしろPerfumeの活動における当時の絶頂的通過点であったはすである。そして、その後の「未来型テクノポップユニット」が社会的支持を得なかった場合は、現在までが黒歴史となり、「アキハバラブ」は過去の栄光として語り継がれているはずである。
つまり、歴史というのは、事後的に規定されるものであり、もとから「黒歴史」として刻まれる時間は存在しないのである。


それをして「アキハバラブ」が黒歴史であるとする理由はいったい何であろうか。


これは「仕掛け」なのである。
もし、「アキハバラブ」を黒歴史としなければ、Perfumeは長い下積みを経てメジャーデビューをする平凡なアイドルユニットとしての社会的立場をとることになる。そこにあえて「アキハバラブは黒歴史である」という際だったダークサイドを設置することによって、長い下隅とメジャーデビューとの間に時間的歪みを作ることができる。
こうして、歴史に「タブー」を作り出すことによって、Perfumeはただのテクノポップアイドルではなく、唯一無二の存在となることができたのである。


制作者サイドはこの「タブー」を巧妙に隠している。
それは、知られたくない黒歴史だからではなく、隠すことで現在のPerfumeがあるからである。


「アキハバラブ」が歌われることは、今後おそらく無いであろう。
にわかファンとしては、とても残念なのである。

bluetonebluetone 2010/07/10 20:02 アキハバラブというのは当時でも「どん底」というイメージしかありませんよ。トークでさえ「この中に私たちのファンはいないと思いますが」というところから(あえて)始めるくらいでしたから。秋葉原部直後のシングルインストアに集まった客は「数名」(両手に満たない)という始末で、潤落一方の当時のPerfumeのキャリアの中でも最もどん底だったのが振り返るまでもなくアキハバラブです。あれ以下だと解散→帰郷しか残っていない状態でしたから。

grayfoxjpngrayfoxjpn 2010/07/12 09:19 コメントありがとうございます!
今すごく感激をしております。私のブログによくぞコメントを付けてくださいました。

正直、いろんなことを書いたつもりだったのですが、リターンがないのでさびしい限りでございました。こうしてボールを投げてくださったことにとても感謝しております。
当時のことを体験しておられる方にご意見を頂けたことは、とてもうれしいです。

そうですかぁ。当時どん底だったのですね。

ところでやっぱりみんなアキハバラブを黒歴史としたいのでしょうか。
私はどん底であったとしても、今当時を語るのであれば黒歴史としなくてもいいような気がするのですが、どうでしょう。
つまり「今となってはいい思い出」的なことですが。

shk_zshk_z 2011/09/18 23:12 中田ヤスタカ以外の人によるプロデュースだったということも要因の1つではないでしようか。
インディーズデビュー以来、Perfumeの全楽曲のうち中田ヤスタカが関わってないオリジナル曲は唯一「アキハバラブ」だけです。
中田ヤスタカの手を離れるという荒業までせざるを得なくなるほど当時"迷走"していたから、というのが私の考えです。

grayfoxjpngrayfoxjpn 2011/09/20 12:44 コメントありがとうございます。
誰も見ていないのではないかと思っていましたが、こうして御覧頂いてコメントを下さるとは、ほんとうに嬉しいです。

プロデューサーには着眼していませんでした。
なるほど、親が違うということの黒歴史化ですね。同意です。

しかしながら、ここに「アキハバラブ」を聴いてファンになった自分がいるのに、事情はさておきプロデューサーが違うことで、過去をPafume自身が差別する(良し悪しというふうに)というのは、残念に思うのです。
まぁ、でもそれも含めてファンなのかもしれませんが。

agag 2011/11/04 16:46 perfumeって良しも悪しも中田ヤスタカ氏の作品そのものだということじゃないかな? たしかに彼の作る作品はperfumeとしての作品だけど、私も気に言ってる曲が多いし、カプセル聴くよりperfumeって思う。結局同じに聞こえてくる事があるので・・ ま〜〜踊りと歌を訓練されたperfumeが一致したってな感じで受け止めてたけど。。両方ともまだ駆け出しだったわけで、初期のころは、かなり実験的に楽曲も作られてるしね。ポリリズムなんか普通のアイドルじゃ〜ありえない作品だしね。 クラブミュージックじゃ当たり前に使われてるリズムのズレ戻り的方法論{いわゆるポリリズム進行}をとったり、どことなくYMO世代が喜びそうなニューウェイブ的な音作りって今の若い子は80年代の音に詳しい人わずかだろうし、刺激的に聞こえるだろうし・・よって中田ヤスタカの作品そのものがperfumeなわけで、その周りにいる人たちも、それで飯を食えてるだろうから、桃井さんが作ったトランス的なパラパラ風潮の曲は、今まで作ってる側のスタッフからしたら辞めてほしい感じにおもわざる得ないのかな?そこにはクラブ的な手法が取り入れられてる事も、当時の中田作品にはなかったポップ性もひっくるめて、彼に危機感をもたすためのスタッフの策略も含められてるような気がしてならない、ま〜それは当事者じゃないと分からないけど・・・
個人的にはアキハバラブ最近知って気になっていろいろ調べてYOUTUBEからざわざわ音まで落としたりして聞いてますよ。 確かにファン層は分かれる作品だろうけどね。愛知万博なんかで桃井さんと組んでライブしてたし、perfumeもファンはたしかに当時は少なくて、桃井ファンの方が多いのではぐらいだっただろうし、それを認めてMCで言うセリフがでたんじゃないかね?でも今の踊り重視の口パクだとライブでの面白さが多少薄れるから、そこはステージングやサイケな踊りでカバーするしかないだろうけど・・実際アキハバラブでは踊りと歌の比率がバランスがうまく行ってるし、楽曲も今に負けてないと思うので、もったいない作品だな〜と思う。 そして中田氏だよりで今後perfumeが続けれると思わないから、今後どうするのだろうと、時として思う。 だとするとわざわざあの作品を黒歴史にしなくてもと思う。再発しなくていいから限定販売の希少価値ある作品との位置づけの方が精神衛生上いいのだけど。認めてほしいですなせめて本人たちには。。作ってくれた人の事もかんがえて・・ あらたなる道が、それぞれあるとしたら、なにも一つの事にこだわるより、桃井さん他まだ才能あふれperfumeを生かせれる音作りができるアーチストはいるだろうし、ま〜その時の年齢におおじて音楽性は変えるのも一つの流れだろうけど。そして流れなサイクルなんで、まわりまわるわけで、今の扱いのままか?将来世論次第で劇的な変化も起きるかもしれないしね。。 どうしてもボイスパフォーマーperfume+サウンドクリエーター中田ヤスタカとしての作品としてしか思わなかったんだよね。 それが悪い訳ではないけどね。いいものは、どう表現しても悪くないし!実際良く聞くしね!・・でも年齢的にも新たなる転換期はもう来てるような気がする、でないとマイクを置くことになる気がしてならない。それも人生なのかな? ただ中田氏が関わってることで普通のアイドル的な音では、もうすでにない事だけ事実で、そのような理由が位置づけられてる可能性が強いとなるとアキハバラブは、隠す存在かもしれない。ただあれは間違いなく出世作になるためのきっかけを築き上げた作品だと思う。あの作品や、その前後の作品を聞くとなんとなくそう思ってやまない。 とは言うものこれだけネットで広がるとかくせんわな〜^^;

grayfoxjpngrayfoxjpn 2011/11/07 13:10 コメントありがとうございます。
誰も見てないと思っていましたが、このような長文をいただきまして本気で感激しています。ありがとうございます。

ヤスタカ氏の音楽性の指摘は府に落ちました。確かに、私たち世代はああいった音楽はYMOまでさかのぼり、どこか懐かしい感じがするのですよ。チョコレートディスコも、新鮮というよりは「そうそう、そうなんだよ」という感じで既視感がある。
だからプロデュースはとても上手だと思います。ご指摘のとおり、今の若い方たちには新鮮に聴こえて、私たち世代にはどこか懐かしい感じがする音楽ジャンルを突いていますからね。

そういう中で、「アキハバラブ」は一線を期した楽曲だと思うのです。
しかもおっしゃるとおり、かなり完成されたものとして他の楽曲とは違っています。
そうであるなら、やはりヤスタカ氏が目指すperfume像とは違うので、プロデュースサイドから黒歴史化するということは、表現者側からすれば仕方のないことだと思います。

でも、私たちperfumeのファンとしては、「アキハバラブ」も紛うことないperfumeであり、私などは「アキハバラブ」を契機としてperfumeを聴き始めたので、今後ライブなどでそれが歌われないのは、とても残念に思うのです。なにもそこまで毛嫌いしなくても・・・、というのが素直な気持ちですね。
おっしゃられるように、今後年齢的な転換期として、perfumeが岐路に立つ時、「アキハバラブ」がその特異点として生かされる時が来るといいなと思います。

agag 2011/11/12 21:50 どもお返事ありがとうございました。なんか面白い記事をみつけたので・・
読んでみてください
http://musicjpoper.blog28.fc2.com/blog-date-201107.html
人の思いってのは深いですな〜〜。なんとなっくどちらとも行き違いになってる感じがするのですね。。
きっとビジネス音楽がおこす悲劇なのかな?

今蔵今蔵 2013/10/24 03:56 "Perfume"は中田ヤスタカの作品だからじゃないかな。テクノポップ化してからのそれは凄く加工されたものだから。声なんかモロにそうでしょ。十年ぐらい前に、広島インディーズ時代のことも取り上げながら紹介してた特集か何かみたことがあるけど、中田作品のような人工的な声ばかりじゃなくて、インディー時代のよう生の声でアイドル歌謡も歌いたいとか言ってたよ。
結局製品としてのPerfumeを売る上で"テクノポップ"芸をするアイドルとしての印象の統一が必要だから、アキハバラブに限ったことじゃなく、以前の元気にアイドル歌謡歌ってた時のことは全部封じてるって所だと思う。
加えて、下世話な話をすれば、アキハバラブを何がしかの形で売っても桃井に金が入って、中田には金が入らない。そういうこともあるかもね。

アキハバラブ自体は桃井が今も歌ってることでわかる通り、かなり良い曲でしょう。

grayfoxjpngrayfoxjpn 2013/11/09 14:16 コメントありがとうございます。いよいよ誰も見てないと思っていましたが、ご覧いただきましてありがとうございます。
コメント拝読しまして改めて今考えると、「黒歴史」というよりもプロデュース的に表に出てこなくて、その状況が中田氏以外の曲を黒歴史化しているように思えますね。そうすると、必ずしも曲のクオリティによって黒歴史になったわけではないので、少し印象も変わります。
中田氏によるテクノポップなPerfumeもいいですね。今回のアルバム「Level3」も素晴らしい曲ばかりなので気に入っています。しかし、完成されたテクノポップなコンテンツとしてのPerfumeとは違った、例えば中田氏に出会わなかった時間軸のPerfumeがもしあったら、ブリブリ王道アイドルなパヒュームも良かったかもしれません。今のPerfumeもきっと彼女たちにしかできないことでしょうから、それはそれで今のままでいてほしいですが。

Perfume好きPerfume好き 2014/02/05 18:05 分っかりやす〜い!

grayfoxjpngrayfoxjpn 2014/02/10 09:22 コメントありがとうございます。
できましたら、どの部分が分かりやすかったのか書いていただくとありがたいです。
当方、文章がまだ未熟ですので、今後の参考にしたいですから、ぜひお願いします。

RRRR 2015/03/08 04:01 アキハバラブはPerfumeの曲ではないので
そこが一番大きいと思います。
当時「Perfume×momo-i」というユニットで
アキハバラブを歌っていたのと
中田ヤスタカ氏はこれに関して全く関係がない為
CD化もされていません。
Perfume自身の中では黒歴史など無く
1つの思い出としてあります。(P.T.A.より)
ファンからすると
音源全てCD化して欲しいですが(^_^;
それも全てPerfumeの歴史だと思います(≧∇≦)

grayfoxjpngrayfoxjpn 2015/03/12 11:35 コメントありがとうございます。こうやって意見を書いていただくととてもうれしいです。

私も同じ思いであります。わざわざ黒歴史などにせんでもいいのにと思うのです。
それがプロモーションであっても、本当に1ファンからすると「これがいい」と思っている人もいるわけで。
歴史に黒も白もないと思っています。

モンゴルイカモンゴルイカ 2015/09/11 19:05 中田氏プロデュース当初、無機的に歌うという未知の課題に
レコーディングで誰かしら泣いていたという3人。
アキハバラブは、アクターズで彼女らが考えてたところの
アイドル像にずっと近いものだったのかもしれません。
直後のリニアが「コスチューム黒革でスリットこんな開いてて
歌詞リニアモーターガーしか言わんで血迷ったんかと」でしたし。
ただ…その頃からは日が経ちすぎ、遠くに来すぎた。
いまOMAJINAI★ペロリができないように、
アキハバラブのパフォーマンスはまずムリでしょう。
音源化はたんなる権利問題なのかもしれない。
ここは知ってるファンだけが胸にしまっておくことしか
できないのかもしれません、某所の動画をみれば
アキハバラブのぱふゅ〜むも含めてのファンが
少なくないこともわかりますし。

TaTa 2015/11/19 20:30 個人的には「アキハバラブ」好きなんですけどね
桃井はるこさんの曲が好きで調べていたら出会った曲なんですけどね
今のPerfumeにしてみれば静かにしまっておきたい作品なんでしょうね
〔録画しておいた志村けんさんとの対談番組を見ながら〕

gege 2017/02/04 05:28 昼間の秋葉原で打ち水って…アウェー臭バリバリのイベントだわ、踊りゃあヘソ出るペラッペラの衣装で、こりゃ地下から抜けられねえって感じたんかも知れんし、いくらダメって言っても助平なおっさんがカメラ向けてきたんだろうし、情けなくって嫌だったんだと思いますよ。
黒歴史とまで言ったなら、ご本人たちのボキャブラリー不足かとも感じますが。

個人的にはサビにちょっとBUGGLES「ラジオスターの悲劇」臭を感じたんで、
「ラジオスターを経てパーフェクトスターへ!」
なんて感じがしたんですけどね。黒の方が白よりかっこいいよ!
(momo-iがラジオスター止まりとかそんな事を言ってるわけではない)

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