ネコソギラジカル

ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス)

ブツブツ言いながらも毎回読んじゃうアレです。西尾維新様。
あいかわらずページ数が多いけど同じようなことを複数行に分けて複数回繰り返すアニメ版キャプテン翼のシュートシーン的西尾文体のためであるので心配ご無用だ。
例)
彼女に知れない事はない。
彼女に見えない物はない。
彼女に聞けない音はない。

何回も言わなくても、分かってるよ。

…まあそれはいいとして。お話はミステリとはどんどん離れて倒した奴らが味方になって強キャラ大集合の天下一武道会的展開。シメに来てる感じ。分かりやすくていいんじゃないの。いの字が概念、たとえば「幸せ」について漠然と語ったりする部分が鬱陶しいのもいつも通りーー。
これは。
間違いなく。
疑いなく。
見紛う事なく。
戯言シリーズですな(ウザい)。
しかしまあ、サイコロジカルヒトクイマジカルあたりでドッと人名家名組織名が出てきた時にはどうなることかと思ったけど、名前だけしか出ない、というソリューションもあると。出てきた瞬間にもう再起不能(リタイア)みたいな人もいますしね。人類最強がこよなく愛するジョジョなたとえで言えば。それでもまだ出てくるだけマシな人なんだ。

各要素を突出させた人間にそれぞれを代表させて、要素を併せ持つフクザツなキャラクターが出ないところは銀英伝とかあんな感じなのかとふと思ってみたりする。