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グリーンフロウ・ノート



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2013-06-24

好きなSFについて

 過去に読んだSFで気に入ったもの10作くらい、というお題をいただいたので、すこしばかり書いてみます。といっても、漠然と10作というのは悩んでしまうので、作家がらみでちょいちょいと思いついたものを挙げてみます。

 ちなみに何故悩むかというと、同じ作家でも読んでない作品がたくさんあるパターンや、面白かった記憶はあるものの内容を覚えてないパターンがあるからです……。

クリストファー・プリースト。『魔法』と『双生児』がいちばん好き。『奇術師』は途中ちょっと長いなと思う部分があり。『逆転世界』も面白いですが最近のもののほうが好きかな。最近出たのはわりと読んでますが、『ドリーム・マシン』や『スペース・マシン』などは未読。

ジーン・ウルフ『デス博士の島その他の物語』『ケルベロス第五の首』。これは、考えながら読むってなんて楽しいのだろうと思わせてもらった二冊です。再読しないと、と思いつつ、ぜんぜん出来てませんが。〈新しい太陽の書〉は未読。

ジョン・ヴァーリイ。『残像』がたいへん好きでして。『ブルー・シャンペン』もよかった。しかし『スチール・ビーチ』は読んでいないし『バービー〜』も挫折しているという…。

シオドア・スタージョン。『海を失った男』の「ビアンカの手」が好き。『人間以上』もいいけれど、何冊も持ってるわりに、読んでるのはこの二冊だけなんじゃない疑惑が発生中。

グレッグ・イーガン。めずらしく『TAP』以外は読んでいます。短篇集なら最初の二冊と、長編はじつは『順列都市』が好きだったりする…。『ディアスポラ』も好きですが。でも人に薦めるなら『万物理論』かなと。

 ほか好きなの/ル=グィンも好きなイメージながら『闇の左手』以外はあまり読んでいないような(子供のころ読んだ『ゲド戦記』は別として)。ワトスン『川の書』も面白かった覚えがあるけど続編は読んでいない。カードのエンダーも最初一作しか読んでいない。ティプトリーは十年くらいまえに読んだ時すごいインパクトがあったのだけど、最近未読だったのを読んだ時はそこまで思わなかったので、自分の感性が鈍ったかも、でもまあ面白い。コニー・ウィリスはわりと読んでるほうの作家なのだけど、引っぱりが長かったり(まあそこが良くもあるのだけど)、無条件に大好きとはいえないものの、でも面白い。パンシン『成長の儀式』も好きだったような。あとはアシモフSFミステリなんかも好きですね。ああそういえば〈ハイペリオン〉は第二部までしか読んでないけど面白かった。レムも『ソラリス』しか読んでいない。『エンジン・サマー』とか『パヴァーヌ』とかも好きだー。最近だとミエヴィルも好きかも『都市と都市』しか読んでないけども。

 アンソロジーの短篇も好きなのですが、だれのどれとか挙げられないです、タイトル覚えていないので…。『スティーヴ・フィーヴァー』『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』など良かった。アンソロジーユーモアSF系も好物です。

 続いて、いちおう国内篇も。どこかで書いたと思うのですが、わたしがSFを「SF」と認識して読み出したきっかけが、ハヤカワのJコレクションです。こんな面白いジャンルがあったのかと…やっと気づいた。第一期はけっこう読んでるかな。

 『太陽の簒奪者』『海を見る人』『グラン・ヴァカンス』『ウロボロス波動』…。飛浩隆『ラギッド・ガール』は傑作だと。小林泰三ユーモア感覚が好き(かなり読んでいるけど、ぐちょぐちょホラーも多いので、全作は追っていない)。野尻抱介は…もしかしたら全作品読んでるかも(今、気づいた)。『太陽の簒奪者』もいいけど、ロケットガールの三巻も好きです。月からの帰還がすばらしい。『天穹の羅針盤』ってほんとに出るのか、どうなんだ。あとは小川一水も好き。ほかよく読んでるのは瀬名秀明山本弘あたりかな。瀬名秀明は『デカルトの密室』がいちばん。菅浩江『永遠の森〜』や貴志祐介新世界より』も好きですね。

 こう考えると国内はかなり偏っている。翻訳物はあまり著者を追わないけど、国内はけっこう作家で追っている部分があるので。この違いは自分でもなぜなのかわからないのですが。

 こんなところでしょうか。たぶんいろいろ忘れてるだろうけど、しょうがない。読んでない話のほうが長い気もするけど、石はなげないでください。

2011-01-30

読書12月

 最近、花粉がヤバい気がします。花粉なのかよくわからないけど、ときどき鼻炎…。風邪もひいていないのに、マスクです。

12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2209ページ

郭公の盤郭公の盤
読了日:12月29日 著者:牧野 修,田中 啓文
NOVA 3---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)NOVA 3---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)
読了日:12月26日 著者:大森 望
大空の夢と大地の旅 ぼくは空の小説家大空の夢と大地の旅 ぼくは空の小説家
読了日:12月23日 著者:瀬名 秀明
エアーズ家の没落下 (創元推理文庫)エアーズ家の没落下 (創元推理文庫)
読了日:12月06日 著者:サラ・ウォーターズ
ロジャー・マーガトロイドのしわざ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1808)ロジャー・マーガトロイドのしわざ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1808)
読了日:12月05日 著者:ギルバート・アデア
エアーズ家の没落上 (創元推理文庫)エアーズ家の没落上 (創元推理文庫)
読了日:12月02日 著者:サラ・ウォーターズ

読書メーター


(以下、読了順)

ロジャー・マーガトロイドのしわざ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1808)『閉じた本』などを書いているアデアが、アガサ・クリスティへ捧げたオマージュ。吹雪の屋敷で密室殺人がおこるという、いかにもな筋立て。タイトルは『アクロイド殺し』(The Murder of Roger Ackroyd)のもじりらしい。舞台が1930年代なので、いわゆる黄金時代の作家名が(現存する作家として)出てきたり、パロディ的な面白さも。細かいところで笑えます。

 そういえば、これが私にとって初ポケミスかも…。

エアーズ家の没落上 (創元推理文庫)エアーズ家の没落下 (創元推理文庫)イングランドで二百年栄えたハンズレッズ領主館とそこに暮らすエアーズ家の人々。傷んでいく領主館の様など名家の生活の凋落っぷりを背景に、起きる異変がじわじわと不安を呼ぶので、けっこう恐怖度は高いかと。謎の要素も含まれているけれど、ミステリの謎解きというよりは、ゴシックホラー的な恐怖を煽るのに一役買っている感じ。いろいろな解釈ができそうな物語であり、そこが読みどころでもある。

 いままであまり考えなかったけど、ゴシックホラー系って案外好きなのかも。なにかその系統を読んでみようか。あとは先月も思ったけど、やっぱりヘンリー・ジェイムス『ねじの回転』を読まなければ…。

大空の夢と大地の旅 ぼくは空の小説家瀬名秀明氏のエッセイ。タイトルからすると、パイロットの免許を取るための訓練エッセイがメイン…だと思うのだが、ルパン小説を書くためにフランスに行ったり、新型インフルエンザの発生地に行ったり、飛行機のはなしじゃない部分のほうが多い気も(笑) 旅エッセイは基本好きだし面白いんだけれども、瀬名さんの場合は科学エッセイなど堅めのもののほうが好み。

NOVA 3---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)。毎回楽しみな書き下ろしアンソロジー。三巻め。メデューサ複合体」谷甲州氏のを読んだのははじめて。久しぶりにど真ん中の宇宙モノを読んだので、なんとなくうれしくなる。ただこれ…続編てあるんですよね? 「ろーどそうるず」はバイクの統合制御ユニットの話。バイクについてはさっぱりわからないけども、ほっこり&切ない話で好き。でもこのVPTの話ぶりって「漂った男」の通信相手の人(曖昧ですいません…)を思い出すのだけど、会話のみだからだろうか。「希望」は巻末を飾るにふさわしい力のこもった作品。重力と痛みと共感と感情移入と…。どうも消化しきれていないので、要再読ですかね…。

 しかし、このシリーズ、だんだん長い作品が増え、しかも連載まで。個人的にはアンソロで連載はやめてほしいと思うのですが、どうでしょう。

郭公の盤。「郭公の盤」が鍵になる音楽系(?)伝奇小説。古い時代の細かい挿話がけっこう面白い。しかし伝奇小説って、たまに読むとこのハチャメチャっぷりというか、殺しまくるわ、へんなものが生まれてくるわ、で痛快ですらある。「耳」が生えるエピソード、もっと面白くなりそうなんだけど、それ以上にはならなくて残念。

2011-01-12

読書11月

 ぽつぽつと更新、現在に追いつきたいと思いつつ。11月を振り返ってみます。

11月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2224ページ

はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558)はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558)
読了日:11月28日 著者:アイザック・アシモフ
ゴーストハント?旧校舎怪談 (幽BOOKS)ゴーストハント?旧校舎怪談 (幽BOOKS)
読了日:11月27日 著者:小野不由美
パニック・パーティ (ヴィンテージ・ミステリ)パニック・パーティ (ヴィンテージ・ミステリ)
読了日:11月16日 著者:アントニイ・バークリー
怪奇小説傑作集 1 英米編 1 [新版] (創元推理文庫)怪奇小説傑作集 1 英米編 1 [新版] (創元推理文庫)
読了日:11月13日 著者:アルジャーノン・ブラックウッド,ブルワー・リットン,ヘンリー・ジェイムズ,M・R・ジェイムズ,W・W・ジェイコブズ,アーサー・マッケン,E・F・ベンスン,W・F・ハーヴィー,J・S・レ・ファニュ
ボートの三人男 (中公文庫)ボートの三人男 (中公文庫)
読了日:11月07日 著者:ジェローム・K.ジェローム
歯と爪【新版】 (創元推理文庫)歯と爪【新版】 (創元推理文庫)
読了日:11月07日 著者:ビル・S・バリンジャー

読書メーター


(以下、読了順)

▶いつのまにか新装版が刊行されていて、つい買ってしまった袋綴じヴァージョンの歯と爪【新版】 (創元推理文庫)。実のところ、どこがいちばん驚いたかって、どのページから袋綴じにするかという点だったりして(笑) 実際、読みながら、おぼろげに思い描いていた真相が、袋綴じを破って1ページめでその像が固まったので、そのページを選んだことに感心してしまった。翻訳では、原書と同じところから袋綴じにしたらしい。作者(あるいは出版社?)はすごく考えて本にしたのだろう。そういえばこれ返金保証付き(袋綴じを破らずに出版社に送れば代金を返してくれる)だけど、返品する人ってどのくらいいるんだろう?(袋綴じの話ばかりですが、面白い本格ミステリです!)

ボートの三人男 (中公文庫)コニー・ウィリス犬は勘定に入れませんから手に取った人も多いようだけども、私もそのひとり。古き良き英国の雰囲気を味わうのにすばらしい、ユーモアにあふれた逸品。若干飽きがくる場面がないでもないが、読んでいて楽しく、こういう小説がもっとあればよいのにと思う。ボート遊びなどその時代の風習が盛り上げてる分も大きいので、他の時代だとしたらどう感じるだろうか。それともこういうユーモア小説の形式自体が、その時代のもの、なんだろうか。

怪奇小説傑作集 1 英米編 1 [新版] (創元推理文庫)。怪奇ものはそんなに読んでいないのだけど、これは、か・な・り、好みのアンソロジー(年間ベストに入れたいくらい)。他の巻や他の怪奇アンソロジーも読みたくなった。アーサー・マッケンの「パンの大神」がすごくて圧倒されるが、比較的地味な「エドマンド・オーム卿」も好みだったりする。ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』を持っているけど未読。読まないと。「猿の手」は完成度の高い作品だけど、有名ゆえに話を知りすぎてしまっていて、改めての感銘はあまり受けなかった。有栖川有栖『妃は船を沈める』は、この「猿の手」を題材にした小説だが、引用されている肝心のセリフがこの訳にはなく、原文ではどうなっているのだろうと思った。

パニック・パーティ (ヴィンテージ・ミステリ)。〈シェリンガム最後の事件! 無人島に残された15人。そして事件が起こる…。〉この趣向だけでつい読みたくなる。シニカルな笑いがそこかしこにちりばめられている点もバークリーの良さ。探偵役が人を殴り飛ばしたり推理を放棄したりして…「それでいいの?」と言いたくなります(笑) 謎解きよりも、人間心理に迫る後半の狂乱ぶりに読み応えあり。

ゴーストハント1 旧校舎怪談 (幽BOOKS)。大幅リライトされて復刊のシリーズ第一弾。キャラも嫌いじゃないし、話も面白いと思うのだけど、そこまで気持ちが盛り上がらなかった。やっぱりライトノベルについていけない年齢になってきたのでしょうかねえ(苦笑) とはいえ、まだ一冊めなので、続刊でどうなるか楽しみにしたい。

はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558)『鋼鉄都市』の続編。主人公の刑事ベイリは惑星ソラリアで、ソラリア人の殺人を捜査することになるが、ソラリア人も一筋縄ではいかない性質を持っている…。個人的にはロボット・ダニールの出番が少なくて残念だけれども、世界と謎が密接に結びついている所があいかわらず巧い。

2010-12-29

読書10月

 まるっきり更新を怠っていて申し訳ありません。

 遅ればせながら、10月の読書…をいまさら振り返ってみる(苦笑)。


10月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:3038ページ

インシテミル (文春文庫)インシテミル (文春文庫)
読了日:10月31日 著者:米澤 穂信
鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)
読了日:10月31日 著者:アイザック・アシモフ
魔王の足跡 世界探偵小説全集 (43)魔王の足跡 世界探偵小説全集 (43)
読了日:10月25日 著者:ノーマン・ベロウ
ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)
読了日:10月20日 著者:グレッグ・イーガン
完全・犯罪完全・犯罪
読了日:10月10日 著者:小林 泰三
辺境生物探訪記 生命の本質を求めて (光文社新書)辺境生物探訪記 生命の本質を求めて (光文社新書)
読了日:10月10日 著者:長沼 毅,藤崎 慎吾
Fの肖像―フランケンシュタインの幻想たち 異形コレクション (光文社文庫)Fの肖像―フランケンシュタインの幻想たち 異形コレクション (光文社文庫)
読了日:10月04日 著者:

読書メーター


(以下、読了順)

Fの肖像―フランケンシュタインの幻想たち 異形コレクション (光文社文庫)異形コレクションは第46巻にして、初の読書。書き下ろしの載るアンソロジーはやっぱり楽しいもの。ただ、この中でどの作品が好きか考えたとき、なんだか悩んでしまった。円城さんや間瀬さんの作品など好きなのだけど、自分が好きなのはもっと物語性が強いものではないだろうか…と自問自答。やっぱりエンタメ好きということなのだろうか。水準の高いアンソロジーだけに、贅沢な考えが浮かぶのかも。

辺境生物探訪記 生命の本質を求めて (光文社新書)。これは前に読んだ『生命の星・エウロパ』の著者、長沼毅さんとSF作家である藤崎慎吾さんの対談集。国内の辺境環境を思わす場所(実験施設であったり砂丘であったり)に行って、そういう環境で生きる生物について語るというもの。以前に一冊関連書を読んでいるだけにわかりやすくて良かった。ほんの少しでも知っていることがあると、納得感が違う。基礎知識は大事だなあ、と感じた。とはいえ、これは対談集なので、ここから入っても全く問題なし。純粋におもしろい。

完全・犯罪。四作収録の作品集。あいかわらずの屁理屈っぷり。「双生児」は後半にきて、予想と違う方向にいったので驚いた。それにしても怖い話。「隠れ鬼」のように日常を描いているようで、別世界の、ちょっと怖くもありおかしくもありな世界も面白い。小林泰三氏のでは表題作の路線(つっこみいれまくり路線(笑))が実はいちばん好きだけど、これは少し散漫な印象も。

▶やっとやっとで読んだディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)。ウルトラスーパーハードSFだそうな。〈ワンの絨毯〉、〈重い同位体〉あたりの新しい世界を見せてくれる部分もいいけれど、1章の孤児発生部分が感動的。また騙されてる感がしなくもないけど(笑)。それにしても、わからない部分がたくさんあることよ…とほほ。

魔王の足跡 世界探偵小説全集 (43)。〈世界探偵小説全集〉の一冊。雪のなかにつづく足跡…。殺人。たしか何年か前の「本格ミステリベスト10」で一位になっていたと思うのだけど…。個人的にはそこまで感銘を受けなかった。これ少しアクロバットすぎやしませんか?(論理の、ではなく、体をつかったアクロバット) ネタバレぎみですいません。本格でたまにある「こんなことやるかなぁ…バレたら間抜けだし」の感じも。本格好きなのでシチュエーションなどはそれなりに楽しんで読めたけれど。

鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)。ずっと積ん読してた一冊。宇宙人が殺され、地球人の刑事とロボットで捜査をしていく話。話の流れは完全にミステリ的なので、はじめはSFミステリかと思って読み進めていたけれど、議論の中心は“ロボット”。殺人犯を捜すのが目的でありながら、ほとんど“ロボット”と“この世界のあり方”について延々と議論している。そこが面白い。SFミステリの傑作。

インシテミル (文春文庫)クローズドサークルもの。ルール設定がなかなか面白い。古典的なクローズド〜ものに対して型破りな点もあり、それはメタ的に作中でも語られる。ひとつ気になる点はネタバレしないと書けないので心の中に留めておきます(笑)(作品の欠点とかではなく、個人的に気になっただけのことです)。

2010-10-12

読書9月

 夏休みがあったわりには読んでいないなぁという感じですが、科学書を一冊読めたのが、自分にとってはプラス、でした。

9月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:3017ページ

誰でもない男の裁判 (晶文社ミステリ)誰でもない男の裁判 (晶文社ミステリ)
読了日:09月25日 著者:A・H・Z・カー
生命の星・エウロパ (NHKブックス)生命の星・エウロパ (NHKブックス)
読了日:09月23日 著者:長沼 毅
セピア色の凄惨 (光文社文庫)セピア色の凄惨 (光文社文庫)
読了日:09月18日 著者:小林 泰三
孕むことば孕むことば
読了日:09月10日 著者:鴻巣 友季子
廃墟ホテル (ランダムハウス講談社文庫)廃墟ホテル (ランダムハウス講談社文庫)
読了日:09月09日 著者:デイヴィッド・マレル
IT〈2〉 (文春文庫)IT〈2〉 (文春文庫)
読了日:09月09日 著者:スティーヴン キング
カーデュラ探偵社 (河出文庫)カーデュラ探偵社 (河出文庫)
読了日:09月08日 著者:ジャック・リッチー
土曜日は灰色の馬土曜日は灰色の馬
読了日:09月07日 著者:恩田 陸
空中スキップ空中スキップ
読了日:09月06日 著者:ジュディ・バドニッツ

読書メーター

誰でもない男の裁判 (晶文社ミステリ)ミステリ短編集。かつて晶文社ミステリのシリーズで出たもの。もっと古典的でいかめしい暗い話なのかと思っていたら、意外に微笑ましい短編も含まれていて読後感はよかった。作品としては、表題作がいちばん。この著者、ほかにも翻訳出てたでしょうか?

生命の星・エウロパ (NHKブックス)。「エウロパ」ほか、生命の可能性を探る内容。著者は極地環境の生物研究者なので、そこからのアプローチ。専門的すぎるとわからないけど、これはそんなこともなく好奇心で楽しく読めた。

 科学系ってなかなか読めずにいるのだけど、小説とは異なる面白さ、ようは〈知ることの面白さ〉が大きい。ただ、小説とちがって時間をおきすぎると情報が古くなる場合もあるだろうから、寝かせすぎてもいけないなぁと思う。

小林泰三のホラー系セピア色の凄惨 (光文社文庫)。探偵事務所のちょっとしたやり取りを挟んだ4つの短編。オチは想定内なんだけど、たぶんそこを読む小説ではなくて、突っ走ってる人々の短編がメイン。で、幕間にツッコミが入ると。個人的にはもうちょっとグロ度が低いほうがいいのだけど。小林さんのは笑えるところがよい。

鴻巣さんのエッセイ孕むことば子育てに関わる「ことば」について書かれている。作家もそうだけれど、翻訳家というのも、日々「ことば」を感じて生きているものなのだなぁ。。。

廃墟ホテル (ランダムハウス講談社文庫)。前半は細かな盛り上げがうまくて、けっこう面白い。暗闇でハラハラしたり。正体がわかってからラストの逃亡までがちょっと長いかな。全体的に映画にありそうな(あるいはなりそうな)ストーリー。

IT〈2〉 (文春文庫)。まだ全巻読んでいないので(汗)、保留。

▶リッチーのカーギュラもの短編集カーデュラ探偵社 (河出文庫)。シリーズ内でいちばん好きなのは「カーギュラの逆襲」。復讐の仕方がおそろしく意地悪く、思わず含み笑い。ノン・シリーズものもいい。やっぱり短編のうまい作家。

恩田陸のエッセイ土曜日は灰色の馬晶文社HPで連載されていたものなど。小説&少女マンガ&映画について、がメイン。恩田さん、最初の旅以来いろんなとこに行ってらっしゃるみたいだけど、飛行機には慣れたんでしょうかねー。

▶バドニッツ空中スキップ。翻訳は岸本佐知子さん。「犬の日」「ハーシェル」「イェルヴィル」なんかもいいが、「秋冬ファッションカタログ」の最後の話「トラベルウェア」のラストワンカットがなぜか気に入った。ガールスカウトたちがシュウウウ〜と飛び出していくところ。…う〜ん…変な好みかもしれない。


▶ついでにここには入っていない失踪者/カッサンドラ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-2)。『失踪者』のほうだけ読んだ。カフカは大好きなのだけど、やっぱり『城』が傑作。

▷美術展などについても書こうかと思っているものの、書くときにはすでに開催期間が終わってたりするので、結局書きそびれてしまったりしております。。。

2010-09-12

読書8月

 この猛暑もあとすこしでしょうか? 暑いからというわけでもないけど、8月はほとんど読めず…。

8月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1076ページ

IT〈1〉 (文春文庫)IT〈1〉 (文春文庫)
読了日:08月31日 著者:スティーヴン キング
翻訳文学ブックカフェ2翻訳文学ブックカフェ2
読了日:08月30日 著者:堀江 敏幸,岩本 正恵,新元 良一,栩木 伸明,沼野 充義,柴田 元幸,黒原 敏行,渡辺 佐智江,岸本 佐知子,佐々田 雅子,小山 太一,高橋 源一郎,高見 浩
ソフィー (創元推理文庫)ソフィー (創元推理文庫)
読了日:08月10日 著者:ガイ バート

読書メーター

▶ホラーの大御所S・キングの大長編IT〈1〉 (文春文庫)。隣接する日常と非日常の世界。身近な恐怖と大きな恐怖。そして、まだまだ続くという恐怖(笑)。文庫は全4巻(キングの長編では二番目に長いらしい。一位は『ザ・スタンド』)。でもいまのとこキングでコワいと感じたことはないなぁ…。まだ二作目だからかも。

翻訳文学ブックカフェ2。1も面白かったけど、2もいろんな人が語っている。とうぜん翻訳の話ばかりなので、出てきた本があれこれ読みたくなるというのが問題。これを読んで、すごくへんな短編集の気がするバドニッツ『空中スキップ』を買いに行った。

ソフィー (創元推理文庫)。これは…傑作だと思うのだけど、要再読>自分。読み直さないと、読みながらなんとなく疑問に思っていた部分が解読されていない……うーん困った。解説は川出正樹さん。

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