自己満マン(2010年版 Part.2)

おぉ、2010年も残りちょっと。
やり残したことはないかなー。あったって別に良いけど。


では、昨日に続き自己満足コーナー。
マイベストアルバムの邦楽編です。
去年の1位はユニコーンでしたなー。<2010年 マイベストアルバム 〜邦楽編〜 TOP10>


01 川本真琴 feat. Tiger Fake Fur / 音楽の世界へようこそ
02 奥田民生 / OTRL
03 安藤裕子 / JAPANESE POP
04 MO'SOME TONEBENDER / STRUGGLE
05 スピッツ / とげまる
06 トクマルシューゴ / Port Entropy
07 TOMOVSKY / 秒針
08 YO-KING / 楽しい人は世界を救う
09 YUKI / うれしくって抱きあうよ
10 フラワーカンパニーズ / チェスト!チェスト!チェスト!
音楽の世界へようこそ
OTRL(初回生産限定盤)(DVD付) JAPANESE POP STRUGGLE
とげまる ポート・エントロピー 秒針
楽しい人は世界を救う うれしくって抱きあうよ チェスト!チェスト!チェスト!(初回生産限定盤)(DVD付)

今年は個人的には豊作だったので結構悩みましたが、1位はこりゃもうこれしかないってな感じです。
まさか新譜が聴けるとは思っていなかった川本真琴!!
「feat. Tiger Fake Fur」なんてのがついてるけど、川本真琴のソロアルバムです。
音楽業界を引退して9年経ち、その間にライブ活動などはしてたみたいだけど、
基本的には表立った活動は行っていなかったので、こうやってアルバム聴けたことがまず嬉しい。
内容もまた素晴らし過ぎて。
なんか、欲目とか負い目とか一切感じない「The 自然体」な音楽。
若い頃の、甘酸っぱさや青臭さ・キュンとする感覚はあまりないけど、
遠いところからそっと近くに来てくれるような、あったかくて優しい音楽です。
9年経って、川本真琴は新しい境地に立ったんだなぁと、その変化が嬉しい作品。
だけど、どっから見ても、図抜けたまんまの、昔っからの川本真琴です。
最高よ、このアルバム。


では、洋楽編同様に、2位以下にプチコメ。


02→今年は、客前でレコーディングする・そこで出来た新曲をその日のうちに配信する、
  なんていう、前代未聞な活動をやってのけた民生さん。
  その活動で録った曲を集めたアルバムが今作なんですが、どの曲もまさに民生節!!
  クオリティ半端ない!
  ユーモアもシリアスも皮肉も愛も、おっきい心で一まとめ。
  未開の地に立ってる民生さん、まだまだ最前線です。


03→歌モノアルバムとして、素晴らしい作品です、単純に。
  地味な印象とも言えるかもだけど、大人な雰囲気・妖艶・神秘的、そんな感じ。
  アートとエンターテインのバランス具合が最高。
  『JAPANESE POP』てタイトルも良いよね。
  実は、今年一番ハマッたアーティストかも。


04→モーサムモーサム
  モーサムとしては最長スパンの、約2年振りのアルバム。
  ノイジーでジャンクでダークでヘヴィー!!音も言葉も尖ってて暴れてます。
  歪んだ音像と性急な演奏。振り切れてます。笑えます。
  これだよ、これがモーサムだよ。
  ぶち切れモードでありながら、メランコリックなバラードもあるところがニクイ!
  ただ一言。「カッコイイ」


05→日本の宝、スピッツ
  なんだってこんなに瑞々しいのさ。
  タイトル通り、「とげ」と「まる」な曲が良い塩梅で散りばめられていますが、
  そのどれもがいつまでも色褪せないような、スピッツ印のポップソング。
  大好きだぁ!!


06→キラッキラしてる。
  じーんとするし、アホみたいに踊りたくなるし。
  おもちゃ箱みたいなポップアルバムで、聴いてて気持ち良い。
  退屈な一日を、ほんの少しだけ、良いものに変えてくれる。
  そんなアルバム。


07→ローファイな音作りと、達観とも諦観とも言えるような詞世界が相まって、
  アライイデスネ。
  全体的にスローで、良メロ多し。
  だけど、そこらのパンクアルバムよりよっぽど刺激的よ。


08→久しぶりにYO-KINGの作品でグッと来た。
  ロックンロールは薄まってるけど、安心して聴ける作品。
  日常をいかに楽しく過ごすか。そこが大事だ。


09→アーティストとしてもシンガーとしても、すっごい人なんだなーと、
  今年の夏にライブ観て気付いた(笑)
  全体に流れる、母性のような温かい空気と包容力が良い感じ。
  エロもエロく聴こえない、というか優しい歌になる。
  アッパーじゃないけど、落ち着いた空気の名盤です。


10→メジャー復帰第二弾アルバム。
  小綺麗なアレンジも多いけど、熱さはそのまんま。
  泥臭い歌をいつまでも歌い続けるフラカンが大好きだぜ。


と、こんな感じのワタクシ的2010年邦楽事情。
次点は、スペアザや七尾旅人、EGO-WRAPPIN'やオウガといったところでしょうか。
エレカシハンバートハンバートスカパラも良かったなぁ。
長田進のアルバムもディープでカッコ良かった。


本当に今年は個人的には当たり年でした。
色々悩んだけど、やっぱり川本真琴が個人的には頭2つくらい抜けてたかなー。


あと、洋・邦通して、女性アーティストに琴線が動かされることが多くなって来た感じ。
昔だったら、そんなことってあんまりなかったような気がするなー。


お、気付けば2010年も残り21時間。
来年も素晴らしい音楽に出会えますように。
では皆様、良いお年を。