雑感

2016-09-16

メメントモリ

前回の記事を2回投稿するというヘマをやらかしていた。「お粗末」というタイトルにしただけはある。


さて、今回のタイトルは「メメントモリmemento mori)」。ラテン語で「死を忘れるな」。学生時代には知識としてあったものの意識にのぼってくることはほとんどなかった一方で、社会人になってからは事あるごとにこちらの警句が脳裏をよぎるようになった。

君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい

中でもこの2作を読んでますます死を意識するようになった。どちらも余命幾許もない病に侵された少女がヒロインであり、心を閉ざした少年が主人公だ。その二人が出会うことで物語が生まれる。

そうまとめてしまうとありきたりに思えてしまうけれど、読んだ時期が時期だったこともあり、私はどちらも読みながら涙を抑えきれなかった。死を前にしてなお一生懸命に生きるヒロインたちに、遺されて悲嘆に暮れてもなお歩みを進める主人公たちに、感動を覚えずにはいられなかった。

四月は君の嘘』は漫画で、『君の膵臓を食べたい』は(物理的に)そんなに厚くない小説なので、心が鈍磨していると思ったときに是非読んでほしい。どちらもすいすい読めるはずである。ちなみにどちらも電子書籍版もある。

お粗末

誕妄に満ちた単調な毎日。

生涯を一行で称すると斯くの如くなる。

日々心に罅をいれ、

おろおろする愚かな己をひた隠した。

めまぐるしく動く世界に本当は眩暈を覚えているのに。

でもとてもそんな誤魔化しは長く続かない。

とうとう皆遠ざかっていった。

うき世に空気のように、今は独りただ漂っている。