雑記

雑な記録。略して雑記。

キャベツ

何の因果か、記事を書こうとする度に遥か前にバックアップされた内容である「キャベツ」のタイトルが表示されるので、そろそろ成仏させたい。


振り返るに、私はキャベツとどうも馬が合わないので、親睦を深めるべくこのようなタイトルの記事を書こうとした覚えがある。
「馬が合わない」といっても味が嫌いなわけではない。むしろ、とんかつと共に提供されるキャベツの千切りは毎度おかわりしたくなるくらいである。ソースをかけてもドレッシングをかけてもおいしい。


ではどう馬が合わないのかというと、単に自分でキャベツを調理した際にうまくいった試しがないだけである。
ただ、キャベツを使った料理が全て失敗したかというと、一つだけ例外がある。
お好み焼きである。


だが、お好み焼きにおいてキャベツは殆ど原型をとどめていない。
原型をとどめた料理ではまず失敗している。食べられないことはないが、美味とは言い難いものが仕上がる。栄養摂取だと割り切り胃に収めれば問題はないが、食事と思うと味気ない。


なぜ失敗するのか。
原因は2つある。量の調整の難しさと水分の多さである。
キャベツはあの葉が重なった丸いフォルムゆえに手のつけどころが難しい。剝がして使っていくと最後に残った小さな球体をどう処理するか悩む。とはいえいきなり球体に切り込んでいくと、(私のスキルが低いだけかもしれないが)切った後の大きさが不揃いになってしまうことが多い。
そしてレシピには何枚とか何gとか量が表記されているが、何枚にせよ何gにせよどれほどのものかよく分からない。1枚1枚の大きさは千差万別であり、我が家にははかりがない。お手上げである。
その結果、素人判断で量を見積もり、調理を終えるとべちゃべちゃになっているというのを幾度繰り返したことか。大は小を兼ねると聞いたが、こと料理においてはそうでもないらしい。


以上の話から導かれるキャベツとの正しい付き合い方は、「全てお好み焼きにする」である。量を少なめに見積もるとか、はかりを買うとかいった異論は認めない。
やれやれ。