2006-01-31 391日目。
■[映画]ザ・コーポレーション 
いろいろと悪条件が重なって渋谷に行くことができなかったのですが、ようやく
鑑賞することができました。
ブロガーはTBと映画の感想を条件に格安の1000円で観ることができます。*1
いい考えをする映画館だと思いますが、人の摘出された眼球が出てくるホラーの予告編を流すのはやめて
ほしいです。気持ち悪いから。
沢山の知的な方々の一員になるのは正直気がひけますが、私見を述べさせて頂こうと思います。
長くて情報量は華氏〜を凌駕しているので考えがまだまとまっていないのですが、特筆
すべき数点を挙げておきたいと思います。(ネタバレはやめておきます)
企業による被害がいくつも紹介される中で、この二つは特に酷かったです。
郵政民営化とボリビアの水道民営化(雨水を溜めることも禁止!)を同列に語ることは
不可能ですが、公共事業の必要性を見直す一つの材料になると思います。
フォックス・ニュースの話はどこの国もマスコミは問題が山積みだな、と感じさせます。
もっとも、広告料に依存せざるを得ない構造自体がいけないのかもしれません。
- 問題を的確にとらえていたのは
その中で学者より会社のお偉いさんより一番辛辣かつ問題を的確にとらえていたのは
商品取引業者カールトン・ブラウンだと思います。
言葉が残酷ながらもストレートで真理をズバズバ突いてくるので必見です。
企業犯罪の責任を安易にCEOになすりつけがちな私達に、チョムスキーらは新しい視点を
与えてくれます。
- ムーアについて
最後のあたりで企業に従事している労働者達の責任について言及したのが意外でした。
映画の中で何回か私的にムーア最高傑作である『The Big One』が出てきて妙な気分になりました。
映画では語られることのなかったその後のナイキ会長とのやりとりに触れています。
他にも企業の話が延々と続きますが、では何をするべきなのでしょう?
公式サイトで各界の著名人がコメントを残していますが、江坂健氏(Hotwired Japan編集長)の
ものが一番好感が持てました。
企業の"宣伝"に騙されてはいけないが、かといってアンチ企業に凝り固まった"煽り"に
踊らされてもダメだろう。
私自身高校時代は“煽り”に踊らされた部分が少なからずあったのですが、大学生にも
なるとその“煽り”にいい加減うんざりしてしまい、ヒステリックな不買運動はおろか
デモにまで懐疑的になってしまいました。
知識を得て冷徹な目で行動を監視すること。
問題があっても一時の感情に流され周囲の目に奇異な形で映らないよう心がけること。
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