http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/24373911.html
週刊現代にある草間政一・新日本プロレス前社長のインタビュー記事です。NHBニュースに書いたことを、こちらでをさらに詳しく書いてみます。
「ロス道場は別子会社の所有、新日が運営費(月350万円)を出すという変則の仕組み。意味があるのか」
「そもそもサンタモニカは高級住宅街で、プロレスラーを目指す男どもの集う場所としてはおよそ似合わない(笑)。相部屋で暮らしながら、あての無いオファーを待つ彼らが気の毒だ」
「LYOTOは結婚もしているのに」(へー、そうなのか)。
ロス道場は、サイモン猪木が社長になったのでしばらくは安泰なのだろうけど・・・・
その他追加。
「わたし(草間社長)は坂口征二、藤波ドラゴンとともに、家を担保にして新日本の債務保証を行っている。サイモン社長に資産があるわけではないかあ債務保証はできないのにどうするのだ」
もちろんアントニオ猪木氏は、一円たりとも保証してません(笑)。
「今まではテレビ朝日の放送権料は数億円あったが、昨年、なんと1億円も減らされた?」
テレビ朝日は、「いっそ切っちゃおうか、プロレス」という声も根強くあり、スポーツ局がそれを押しとどめている状況だとか。
「猪木さんは、永久電機に今ものめり込み『バカにしたやつらを見返してやる!』と金をつぎ込んでいる」
そうか、がんばれ。完成したら物理学者は教科書を全面的に書き換えることになるなあ。
「月々のコストは給料だけで3000万円。私はこれを減らして黒字にした」
「今の東京ドームなんて、満員になるわけない。しかしスポンサーを付けるイメージ戦略としてはドーム興行は必要。私は前回、満員にならないことを前提にコストを抑えて採算が取れるようにした。批判されるいわれは無い」
まあ、たぶんそうだとは思ってたんだけど、こういうプロレス団体はどんぶり勘定だったんでしょうね。冗費を削ったらなんとか黒字転換したというのはありえない話ではない。
しかし黒字転換といっても、週刊ファイトによると
「3月期には勘定できない5.14東京ドームのスポンサー料を、前倒しして参入し、数字上の”草間マジック”で黒字決算にしたらしい」(興行関係者)
同紙によると倍賞鉄夫氏(猪木、坂口から委任)が、この問題を指摘する”裏技”で草間氏の徹底抗戦を封じたというから、イヤハヤ政治家たちもハダシで逃げ出す、すさまじい権力抗争!(梶原一騎調)
・・・しかし新日本の体質的な問題は、やっぱり改善されてないというか。
かの団体が全盛を誇っていたのは90年代半ば。PRIDE-1の際、週刊プロレスはnWoを表紙に「対岸のヒクソン」とコピーを銘打ったこともある。
しかし対岸の火が、いまや業火となって新日本をなめつくそうとしているのか・・・一部、自分から入っていった部分もあるが(笑)
他の雑誌も視野に入れたもっと詳しい分析が
http://kakutolog.cocolog-nifty.com/kakuto/2005/06/post_c727.html#more
でされている。