「シー・シェパード」は海賊を通り越してテロリストである。
どうして、こう言うことが、国際的に許されるのだ。
日本の、調査船団の乗組員の命が危険にさらさられているのに、
(略)。
日本政府はすぐに行動を起こさなければならない。自衛隊の艦船を送り込むのは当然である。
水産庁の監視船を送り込むのも当然である。
このような、テロ行為を黙って見ていて、なにが日本だ。
(略)
こう言う時に、動けないのなら、海上自衛隊など、さっさと解散してしまえ。
http://kariyatetsu.com/nikki/943.php
はい、この発言者は雁屋哲氏である。
「美味しんぼ」で、議論自体は道理にかなっているものの、プロパガンダ臭のただよう「激闘鯨合戦」を書いた人だ、ということなら納得する向きもあるかもしれない。
だがその一方で、週刊金曜日で「石ノ森章太郎の影武者」を絵描きにして「蝙蝠を撃て!」とか「日本人と天皇」なんて漫画をかいていた人、という紹介のしかたなら、シーシェパード対策で自衛隊を派遣せよ!というこの論調にあら意外、と思うのではないだろうか。
まあ、シーシェパードの船に「男組」の主人公よろしく、ワルシャワ労働歌を響かせながら単身突入(最終回)はむずかしいだろうしな(笑)
BSマンガ夜話「男組」の回にて(抜粋)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080619#p3
「結局、最終的には正義の側も暴力肯定すんだよね」
(略)
夏目の目「この漫画はブルース・リー、ヤクザ映画、梶原一騎、本宮ひろ志、そして反権力テイストで構成されている」
岡田「雁屋哲の主張は一貫しているように見えてなんかハチャメチャなんだよなあ。敵と主人公、口調は違うけど言っている思想は同じ(暴力肯定)だし」
大月隆寛「思想はアイテムなんだよね」
岡田「主義じゃなく趣味。マッチョ趣味」
ついでにワルシャワ労働歌
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6051369 (外国語)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1142388 (日本語)