コメント記事の取材受けた人が「自分の真意はこうだよ」と補足できるということ(夏目房之介ブログ)
夏目房之介氏の最近記事。
http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2009/07/post-de56.html
2009/07/27
「漱石財団」報道 小学館「週刊ポスト」8月7日号
なお、記事中私のコメントとして以下のような部分があります。
<※週刊誌を引用、略す>大筋、私の発言を元にしていますが、おそらく記事化の段階で内紛ゴシップ方向に引っ張られた文章になったものと思います。
(略)・・・現時点で私が自分の発言として赤入れするとすれば・・・・(後略)
これについて私が、独自の興味から付けさせてもらったコメントを保存しておきます
メディアが談話を取材するときはしゃべり言葉と活字の違い、紙面の制約、予備知識の補足、本人はあまり触れたくないが客観的には重要部分をピックアップする・・・などの条件から、文章がある程度編集されるのは構造的に仕方ないと思います。
だが、取材を受けた当事者が、「編集されていない、談話のときの自分の真意はこうだよ」と自前のブログで語るというのは非常に興味深いですね。その是非はどうなるか分かりませんし、今回は結果的に、大筋で問題なかったから目立ちませんが、大きな構造変化をもたらすかもしれませんし、意図と大きく離れたら「告発・撤回要求」も可能になるでしょう。
今回のエントリ、メインのご趣旨とは別にそんなことを考え、興味深く感じました。
ネット上の「トーク番組」も本格的な映像にするなら、こういう人手とコストがかかる(岡田斗司夫ブログ)
以前からネット上の放送で何ができるか?ということに興味を持って、何度も書いてきました。
以前は「アマチュア大会の決勝放送」「ミニ興行の放送」「記者会見の動画をそのまま流す」などのアイデアに否定的なコメントも結構いただきましたが、結果的に現在はどれも存在しました。これはその見通しがどうというより技術・環境の進歩があったことに大きく由来するのだと思いますが。
他の格闘技ブログで、こんな話題が出たこともあります
http://blog.livedoor.jp/gogoplog/archives/51251714.html
ニコ生って見たことありますか?
ニコニコ生放送(略してニコ生)ってみたことありますか?
簡単に言っちゃえばスティッカムみたいなもんなんです私はニコニコ動画は時々見ていたのでニコ生の存在には気づいてはいました
でも素人の放送なんて何が面白いんだって感じで箸にも棒にも掛かんなかったんですよねが、1週間ぐらい前になんとなく見てみたんですが、今ではもう大好物になってしまいました
おかげで最近はついついニコ生を見てしまい、・・・(略)・・・
まぁ有名・無名に関わらず面白くない配信も山のようにありますが、今はテレビよりニコ生が見たくなるのできっと何かあるんでしょうね
因みに私のオススメカテゴリーは顔出し
ってか基本顔出しカテしか見ていませんあとMMAブロガーの方で殻を破りたいなって方はニコ生で放送とか始めちゃえばいいんじゃないでしょうかね(後略)
それに加えて、私は前から「ネット動画放送と相性がいいのはトークショーや一人語りだろう。これで大きな影響力や反響を呼ぶ論者やや一芸の人が出てくるのではないか」といった話もしてきました。
その後、「公武堂TV」の存在も知ったのですが、そんな中で、ネット放送のくくりとしては大手のGyaoが業務体系を変更、人気のあった「岡田斗司夫のひとり夜話」も終了することになりました。
これを惜しむ中で「なんとか独自で続けて」「単独で番組を作って」というような声が寄せられ、それに対し岡田氏が「いやいや、ああいう語り番組も、こういう風につくるからお金も手間もかかるんだよ」と解説しています。
http://okada.otaden.jp/e50567.html
上記のサービスを利用して、ひとり語り番組を提供してる人もいるのは知ってる。でも、僕にとって必要なクオリティは出せない。
「ひとり夜話」はミニマムとはいえど、ちゃんとした舞台の上でやっている。カメラ3台にカメラマンふたり、スイッチャーひとり、チャット専門の構成作家ひとり。照明設備の整ったスタジオで、マイク2台という装置もある。
ここまで準備した上で、「一時間ひとりでしゃべる」という番組が可能なわけ。
見ている人にとっては「ひとりでしゃべるだけだから、どこでもできるだろ?」と思うかも知れないけど、実はライブハウス並みの仕込みと装置が必要なんだ。
貴重な資料として提示したい。
で、これも「ふーんそうなのか、じゃあお金はかかっちゃうなあ」ではなく、「じゃあどこを削れるんだろう?どこを新技術で大体できるんだろう?今よりさらに低コストで、見栄えはまあまあのネットトーク番組が作れるんじゃないか?」というような観点から、技術者や専門家が考えてほしい。王子とか(一部ウケ)。わたしは見る側なので、○ミ\(・_・ )トゥ ←丸投げする。