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2011-12-28

上田馬之助、不良の喧嘩に出くわし…あるレスラーが思い出語る

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ローカルに、二代目上田馬之助という存在がいることは知っていたけど、「有名レスラーには必ずコピーレスラーがいるよね。ブロディしかりブッチャーテリーしかり」ぐらいにしか思ってなかった。

しかし…

http://blog.livedoor.jp/fugofugoyumeji/archives/52216465.html

A-ji(※二代目の仲間のレスラー)と先代の馬之助さんの関係は異常な遭遇からはじまっている…

(略)

A-jiが自分で説明するのも野暮だし、まずは俺が書くよ。

A-jiがクソガキの不良少年だった頃、

俺もプロレスを長くやらせていただいてるから

いろんな腕自慢の人生をみてきたけど、まあA-jiはその中でも

かなりワルかったわけで、

ある日、公園で集団の喧嘩をボコボコと派手にくりひろげていたとき「こおらあああっ!!クソガキどもぉ!!なにやってんだああ。」と遠くから全力疾走で走ってくる

金髪の大男!!

上田馬之助!!

なぜかそこに居合わせた馬之助さんにより、クソガキどもはみんなまとめて説教され

次の日から一週間、馬之助さん監視のもと

その公園掃除を命じられたのだ。

時は流れ流れに、ぐんぐん流れ

地元大分プロレスラーになったA-jiは

事故にあい療養のため大分にたどりついた馬之助さんを訪ねた。

「あのときのクソガキでございます。」

「おおおおおっ。!!!」

それから何度も何度もFTO選手は馬之助さんを見舞いに行き

たくさんのことを学び、そこから公認2代目馬之助が誕生した。

上田馬之助という名前は、もうお前にわたす。2代目とも言わんでいいっ!!これから俺は下田牛之助とでも名のろうかな。」・・・(後略)

不良が街の喧嘩プロにやられて、そこからその道に…というのは虚実取り混ぜたボクサーレスラー格闘家の定番物語だが、そこで「公園の清掃を1週間させられた」

というのが、いかにも折り目正しい逸話がいろいろ残っている上田らしい。


自分上田の最後の試合を見ている。

たしか自分が見に行くぐらいだったから、一応名のあるレスラーがそれなりには集まっていたはずだ。調べれば分かるだろうけど調べないで書くと、グレート・カブキも、大黒弁慶も、レザー・フェイス(何代目かは不明)も出ていたと思う。

しかし、大会自体ははっきりいってしょぼかった!!

お客も少なく会場は当然がらがらだし、みんな省エネファイトをしていたし。

上田馬之助は、当然年齢もあって動けるわけがない。それでもメインの「ガラスマッチ」に出てはいたが、本当に立って歩いて、それだけ…みたいな試合だったよ。

自分はそういう老優レスラー存在感だけを楽しめるほどにはまだ成熟してなかったから、はっきりいって大変失望した。

ついでにいうと、しょぼい試合にがっかりして帰ろうとした時、「お客様リング解体の『アルバイト』をしたい人は集まってください!」と呼びかけられ、少しでも取り返そうと解体を手伝ったら、報酬は売れ残りパンフレットだったという。リアルな証言だなおい(笑)

りかし、その解体リングとともに、トラックに便乗した馬之助がああいう事故を起こすとは。人の運命は、本当に分からないものだ。

その後の闘病生活、そんな中でも取材陣が来たときはきっちり金髪に染め上げるプロ根性などは私が語るまでもないだろう。


ふたつのアングル

自分は「まだら狼」時代、つまり新日のシン上田コンビのほうはよく知らない。ただ、珍しく新日全日を行き来するフリーレスラーがいるなあ、ということは知ってた。

そんな中でも、タイガーマスクからUWF世代が上田について強烈に覚えているのは、たぶんイリミネーションバウトで謎の「新日軍参加」をして、「前田日明と場外心中」をするという、役回りを演じたことだろう。

今「アングル」「鉛筆」などという言葉を知ってあらためて思えば、あれは日本プロレス史上5本の指に入る鉛筆であったよのう。だれも傷つけず、商品価値を下げず、あるものは「やったパチパチ」あるものは「何すんだ、この卑怯者!!」。…そもそも「一瞬でもリング下に落ちれば失格」ルールが唐突に採用されたところから始まっているしね。

映画舞台脚本家の名前が出て賞賛されるが、このストーリーを考え出した人が特定されず、賞賛されないのに一抹の不合理さを感じる。

また、その役を自然に演じた二人も見事だった。さらにいうと、その直前、「上田は実は”隠れシューター”?」なんて特集を組んで、「すべてアームロックの一本勝ちで、道場トーナメントを優勝した」「トージョー・ヤマモトの腕を折った」など、虚実を入り混ぜて期待感と幻想をあおった週プロアシストも見事だった(笑)


その一方で…ジャイアント馬場上田馬之助の「腕を折った」試合全日本プロレス中継で見たんだけどさ、今思えばあれってなんだったんだろうね。その語「真相秘話」として、上田馬場批判をメディアに語るとき、単なる悪役レスラーの善玉攻撃の枠をついつい超えて、奥さんが実権を握る会社の体制のことまで触れてしまった。それが馬場逆鱗に触れ・・・・・・という面白すぎる話を読んだ記憶があるけど、あの「腕折り」の光景を今見るとねえ……。

でも、「完敗して腕を折られる」がアングルだとしたら、そんな自分の商品価値が落ちるような”過剰サービス”をなぜのんだのかな?

まあアメリカで長く飯を食った悪役だから、最後にテリトリーを去るときは、善玉の主役に大完敗する、というのを結構すんなり受け入れて、ボーナスとかもらったのかもしれない。

同時に、馬場大木金太郎ビル・ロビンソンなど、猪木ライバルだった選手には猪木より圧勝するアングルを組んだ、という話から類推すると「お前、猪木にも腕折りって結末にしたんだろ?じゃあ俺もだ!!」みたいなアレもあったのかな、なんて想像もめぐらすことが出来て楽しい。

こうやって見ると、やはり印象深い、伝説レスラーだった。安らかに。