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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

UFCブラジル大会、修斗後楽園大会…どちらも極上

UFCが一流レストランのフルコースなら、修斗はこだわりのラーメン店か。どっちもそこでなければ食えないようなメニューを出してくれました。
ブラジル大会が、回転回し蹴りのKOとか、バックについた相手を振り向きざまヒザ一閃、とかあまりにも印象的な衝撃KOが多かったので、判定だったという結果を聞いていた上田将勝vs堀口恭司の試合が見劣りするんじゃないかと心配したが…あの試合の映像がYOUXXBEで、これから世界中に拡散していくのが楽しみだ。

結局WOWOWでは、小見川道大の試合が放送されずじまい。

惨敗でした。その結果はともかく、メインが終わったあと、時間がかなりあまってアンダーカードが放送されたものの、小見川の試合はオンエアされませんでした。
日本での放送なんだから、日本選手だけを特にこっちで選ぶ、ということができなかった?ようです。

horie_gantz 堀江ガンツ
@ 録画時代はPPV放送が終わったあと、日本人の試合だけあとで送ってもらって、そこにアフレコで実況乗せてました。ライブでは、それができないということですね

2月26日の日本大会、アンダーカードにこそむしろ日本人選手は集中している…やはりネット中継を見られるよう、登録などを済ませておくしかない。
http://www.ufc.tv/ufc/

その上田将勝、中村アイアンと共にいよいよベラトールへ。

http://ameblo.jp/shu1968/entry-11134353349.html

・・・一言で言ってしまえば、間違いなく現在のMMAUFCと、もう一つのメジャーとなったべラトールの二巨頭が絶対的トップの新しい時代に突入…煽りVの撮影のためだけに、トーナメント5階級、全40人の選手を世界各国から招聘し、一気にユニバーサルスタジオの映画セットで撮影…・・・実を言うと制作プロダクションの下請けみたいな所で働いていた事があるんで機材の値段とか組合のクルーのフィーとか、大体わかるんですよぉ…日本映画が二本ぐらい撮れる予算をこの三日間の撮影で使ってます・・・

「WJは高級メロンを旗揚げ会見のお土産に配った」とかの故事もちょっと思い出すが(笑)、親会社を考えればそれなりの資本がない訳がない。団体はUFCとベラトールの二大巨頭、代理人シュウ・ヒラタ川崎浩市の二大巨頭、か。

大晦日のあの日、ヤフーの検索数に表れた格闘家の現状。

http://searchranking.yahoo.co.jp/trend/12011101

検索数で当日から翌日までの推移を見てみると、結果が気になるという方が多かったのか、31日23時〜1日1時あたりで検索のピークを迎えています。(後略)

「元気ですか!! 大晦日!! 2011」出場選手の検索数ランキング(10位まで)
 
1位 石井慧
2位 エメリヤーエンコ・ヒョードル
3位 所英男
4位 長島☆自演乙☆雄一郎
5位 青木真也
6位 リオン武
7位 菊野克紀
8位 高谷裕之
9位 北岡悟
10位 宮田和幸

IT時代のひとつの特徴は、こういうものの数がはっきり、確実に集計でき、比較できるといおうこと。ただ、集計されたこの数字をどう解釈するか。そこからが論者の腕の見せ所だ。
今までの大晦日も、こういう集計結果を調べていけばよかったなァ。

15日、橋下徹大阪市長と山口二郎北大教授の討論があった(テレビ朝日「報ステSUNDAY」)

【全文革命】
UFCブラジル大会(アンダーカードのネット放送)と同じ時間で、twitterのTLでたまたま知ったときにはもうこの橋下徹氏と山口二郎氏の討論は終盤だった(土光敏夫がどうこうといった別のコーナーも挟まってた)。

まあ、youtubeがあるだろう、どこからかアップロードされるだろう…と思ったら、
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20120115
に紹介されていた。
孫引く。





いや、なげーな畜生。
しかしドラマや映画ではない、ニュースショーなんて昔は再放送自体がありえないし、一度生放送でオンエアされたら、個々人が録画でもしていない限り再検証は不可能だった。
 
たぶん合法ではない危うい存在だけれども、youtube動画があることでtwitterの感想もブログの感想も「橋下勝利」の判定も「山口勝利」の判定も、自分で検証可能だからやっぱり有難い話だ。


ただ、どこかの根性ある人が、これを全文文字起こしすれば、非常に人気の出るコンテンツになることは確実だと思う。(とても自分はできないけど)
そういう点ではやはり文字の全文と、動画は共存できる(全文革命)。たとえば音声ワープロの性能上昇で、こういう動画をちょちょっと何かのソフトにかければ、自動的に文字起こしが(6,7割の出来の雛形でもいいが)完成する…なんて光景が日常のものになる日は、いつ来るんだろうか。

山口二郎氏はツイッターtwitter)もある

https://twitter.com/#!/260yamaguchi

260yamaguchi 山口二郎
明日朝10時からの、テレビ朝日系列「報道ステーションサンデー」で、橋下大阪市長と同席します。大阪ABCからの放映で、これから大阪へ。教育や地方分権がテーマとのこと。私は学者としての筋論を話します。
  
260yamaguchi 山口二郎
明日の報道ステーションサンデーの準備でスタッフと打ち合わせ。その後、橋下氏のツイッターを一通り見る。彼に役立たずの学者といわれるのは名誉なことなのだろう。ついでに、彼が口汚くののしっている中島岳志氏は私の弟子ではありません。役に立つという言葉の意味が問われているのだ。
 
260yamaguchi 山口二郎
せっかく大阪に来たので、近辺にいる教え子が集まって、急遽同窓会。中に、自治体職員が一人。改革というのは、現場で頑張っている人間が仕事しやすい環境を作ることだという。大阪で進められようとしている「改革」はその真逆。評価権限を持った上位者に媚びへつらう人間を増やすだけ。
1月14日 お気に入りに登録 リツイートの取消 返信

 

山口二郎氏の著書

橋下徹批判の共著は

橋下主義(ハシズム)を許すな!

橋下主義(ハシズム)を許すな!

単独で面白い新書は、個人的な選定ではかね。なんか最近、新著が出るみたいね
政権交代とは何だったのか (岩波新書)

政権交代とは何だったのか (岩波新書)

孫正義氏が、橋下徹支持を打ち出す

https://twitter.com/#!/masason/status/158366808406110208

@masason
孫正義 報道ステに橋下市長出演中。自治体の無駄は目に余る。改革に頑張って欲しい。それにしても、何の責任も無い学者先生は改革に対し批判だけだな気がするなあ。
16時間前 TwitBird iPadから お気に入りに登録 リツイート 返信

顧問とかに就任するかもな。

togetter

■【報ステなう。】報道ステーションサンデー橋下徹×山口二郎」感想まとめ
http://togetter.com/li/242235
■【報ステ】橋下市長VS山口二郎北海道大学教授【孫正義氏も言及】
http://togetter.com/li/241876
togetterとしてのアクセス数が多いのは後者、「橋下徹 山口二郎」で検索して上位に出るのは前者だった。

「今まで原作付漫画は企画段階でNO!と言われた。昨年のブームはそれを打破するかも」(オタク大賞より)

昨日行われたオタク大賞2011は、ネット中継されて、3万人超が視聴したそうです(放送の中で言ってた)
自分はちょっと風邪気味で体調悪かったこともあり、つけっぱなしで聞くともなく聞いてた。
ですから、だいぶ要約というか、適当な記憶で再現します。
「漫画」部門で選者が挙げた2011年トピックで

「漫画家が、他の漫画家の原作を手がけてヒットする例が増えた」

例は「グラゼニ」と「花のズボラ飯」。

グラゼニ(3) (モーニング KC)

グラゼニ(3) (モーニング KC)

花のズボラ飯

花のズボラ飯

花のズボラ飯 うんま~いレシピ―なぜ、ズボラ料理なのに泣くほどうまいのか

花のズボラ飯 うんま~いレシピ―なぜ、ズボラ料理なのに泣くほどうまいのか

花のズボラ飯は、いうまでもなく「孤独のグルメ」「食の軍師」の原作者だから有名な人ですけど、グラゼニの原作者は…ちょっと検索してみます
http://www.47news.jp/culture/47gmen/morning/post_113.html#

年俸と勝負の世界を融合 「グラゼニ」原作・森高夕次さん

森高さんは1963年生まれ。野球漫画の金字塔「ドカベン」の洗礼を受け、長野県で野球少年として過ごした。コージィ城倉の名義で漫画家としても活躍。「おれはキャプテン」「砂漠の野球部」といった野球漫画を手掛けてきた

なるほど。
で、ソボクにこの話を聞いた聴衆が思うのは「じゃあ、そのままその原作者が漫画をかけばいいじゃん」ですが…ここからが「大賞」のトーク
「伸び悩んでいる漫画家にそのまま描かせるよりも、別の漫画家と組ませて新鮮な絵柄の魅力で勝負したほうがいいと編集部も判断したんでしょう」
そういえば、「バクマン。」(これも漫画家が原作者に転向した作品だ!)で、逆に作画担当の漫画家を選ぶ編集部側のつぶやきとして「原作付きの作品をやってみないか?というのは、こちらが『お話作りを込みでは、彼は大成しない』と判断した人間にしか声をかけられないから、人選が大変なんだ」(大意)というシーンがあったはず。小畑健氏はどういう気分でこれを作画したのかな・・・(苦笑)。
その、逆もあるということか。
ただ、念のために森高氏本人はこういってますよ、というのを上のインタビューから。

―原作者森高夕次と漫画家コージィ城倉の使い分けはどうしているのでしょうか?
 
 「端的に言えば、そのときの仕事量などが要因になります。あとは自分では書きにくいことを、名前を隠して人に描いてもらうという面もあるのかな。(搾り出すように)グラゼニはあえて言えば『汚れ漫画』なんです。これはプロ野球選手に堂々と取材しにくいテーマ。実際の中継ぎ投手に取材させてもらったけれど、やっぱり現場の選手には聞きづらいんですよね。一軍当落線上の選手は、来年この世界にいないかもしれない。舞台裏を描くといっても、球団経営とか大きな視点ではなく、生きるか死ぬかの一番シビアなところをえぐっているんです。返り血をたくさん浴びるようなつもりで描いています

あと、「表立ってではないが、こういう形(漫画家が原作を書く+作画者)の漫画はさらにいくつかありますよ」とも。どのことだろう?
またこういう作品のときは「原作はネーム形式か、ふつうの形か」なんてのもいろいろあるようで。「コマわり、カメラアングルは俺に任せてくれよ」なんて作画者が不満を思ったりもするんでしょうかね。


 

「原作付き漫画は一段低く見られ、企画も通りにくかった。昨年のブームは歓迎!」の声も

さてこの風潮を最初の紹介者は「本末転倒」とちょっと皮肉っぽく評していたのですが、現在「漫画原作者&ライター」を名乗る鶴岡法斎氏は「いや、いいことだ」として、こう語ります。
「そもそも原作付き漫画って、それだけで一段低く見られて、売り上げも振るわないし、そもそも企画が通りにくいという風潮があった。昨年は上の二作に加え『ブラックジャック創作秘話』もベストセラー&高評価だったから、他の原作漫画企画も通りやすくなる。大歓迎」(大意)と。

「大晦日のボクシング視聴率が悪かった、ざまあみろ」とか言ってるMMAファンが「ボクシングも総合も、まとめてファイトスポーツとしてテレビ局からは評価されてるんだよ!」と突っ込まれる光景が正月にありましたが・・・
 
閑話休題、この原作付漫画の評価が低い、という話に対しては
「えっ?梶原一騎が屈辱感を感じていた時代ならともかく、原作付き漫画にそんな偏見なんてあったの?」とこっちはおどろいたが、うーーーーん……あるのかなあ。
自分の中のイメージを振り返ると・・・確かに一線でヒット作を飛ばした漫画家が「原作」をつけると「ラクをし始めたのかな?」「枯渇したのかな?」とか、わずかに思わないでもないなあ。しかし、売り上げにも現れるとはね。
昨年は考えれば原作付漫画が「このマンガがすごい!」で男女1位、男子は2位も獲得した「原作の年」であったのだろうか。


まあ、ともあれそんなやり取りが面白かったです。
明日ももう一本ぐらい、「オタク大賞」内のやり取りからエントリーを起こそうかな。
http://live.nicovideo.jp/gate/lv77702271
プレミアム会員なら、あと7日間見られるそうですよ。