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2012-08-07

「モテと遺伝と国民性」…NHK番組、さりげなく「タブー中のタブー」に触れてるんだが!

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オリンピック前に放送された、NHKの「視点・論点」。はてなブックマークが600以上ついてるから、すっごく話題になったと言えるが、実はそんなもんじゃない大問題を・・・タブー破りの「不都合な真実」を論じた、勇敢な?一大問題番組であった。

読んだときから驚きはあったが、論じる時間が無かった。今論じ始めよう。

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/125618.html

視点・論点 「黒人選手は本当に"速く""強い"のか」

2012年07月05日 (木)

 

武蔵大学教授 川島浩平

 

黒人の身体能力は生まれつき優れている」私達の多くは、そう考えています。

実際、オリンピック陸上競技などでは、「黒人選手が圧倒していようにみえます。

1984年ロサンゼルスオリンピックから、2008年北京オリンピックまでの、過去7大会の男子100M決勝で、スタートラインに立った56人は、すべて「黒人」です。

現在30歳未満の人は、オリンピックの100M決勝に、「黒人」以外の選手が出場するのを、まったく見たことがないことになります。

では、「黒人の身体能力は生まれつき優れている」、そう考えて、本当にいいのでしょうか。

うん、実はこの論点だけで「タブー中のタブー」に触れているといってもいいです。

以前も紹介しましたが

アメリカのスポーツと人種

アメリカのスポーツと人種

ちゅう、一連の本がある。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070206/p2

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100213/p1

で紹介したが、上の本にこういう書評が書かれた。

本書は、黒人選手運動能力が高いことを遺伝論・進化論観点から科学的に実証した、説得力の高いものである。

しかし、本書の真のテーマは、「なぜこの問題がこれまでタブー視されてきたか」である。それは、Taboo-why black athletes dominate sportsand why we are afraid to talk about it という原題から明らかだ。

つまり、「運動能力人種間の差があるなら、知能にも差があるのではないか」という問に発展するからタブーなのである。


端的に問題点というか、論争の立場を二手に分けて分かりやすくした文章があるので、その論文をやはり過去記事から再引用する。(A)(B)に分けた太字部分が重要な、議論に値する2点で、小さくしたくだりはいわば不純物だ。その不純物によって、いつも磁場が狂わされてしまうわけだが・・・

http://webg.musashi.ac.jp/~kokoharu/text.htm>>

(A)人種間には遺伝的に規定された運動能力の優劣が存在するとする、「遺伝派」とでも称すべき先天主義者がいる。遺伝的なアドバンテージゆえ、黒人は瞬発力や鋭い反射を必要とする種目で圧倒的に有利である、それゆえ国際大会でのメダル独占やベスト記録の保持が可能である、非黒人はいくら努力しても遠く及ばない

 

等の主張がこの立場からなされている。それはまた、しばしば人種間の知能差論争と連結して、極端な人種像の形成に力を貸してきた。曰く、黒人は生まれつきのアスリートだが、知能的に劣っていると。

 

(B)そしてもう一方に、運動能力の発達は、知能同様、社会文化環境の力によって促されるとする、「環境派」とでも称すべき後天主義者がいる。曰く、アメリカ黒人スポーツでの傑出は、長年の人種差別が他分野での成功機会を著しく制限してきた結果に過ぎない、差別が撤廃されれば、黒人の才能は多方面に分散され、スポーツでの傑出も目立たなくなるだろうと・・

あくまで学問的・科学的に議論しようという視点で見れば、A説、B説ともあり得るように見えるのだが、やはり中間部分の”不純物”による邪魔は大きい。

あ、あと「黒人」の中にも多様性があり、地域ごとに違うことは大前提ね。

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で、とにかく今年7月、NHK「視点・論点」において武蔵大学教授 川島浩平氏はこのやばい領域を論じた、と。それは立派だ。

だが、その内容がまた衝撃的なんですわ・・・

ケニア国内でも、首都ナイロビ周辺や、北東地方、海岸地方からは、優秀な選手がまったく生まれていません。

西部の高原地帯にも、地域差があります。とくに、ナンディという民族が、22.9という圧倒的な優位を示していることが、わかります。

では、なぜナンディは、強いのでしょうか。

ふむふむ。

最近の研究は、遠い昔からイギリス植民地支配を行った19世紀、20世紀になるまで、ナンディの間で広くみられたといわれる経済的な習慣に注目します。この習慣とは、他の民族を襲撃して、経済資源の要である牛を奪うというものです。

ナンディによる牛の強奪は、夜間に、少数で、ひそかにかつすみやかに行われました。

少数の男性からなる一団は、夜通し、目指す牛の群れを求めて移動しました。その距離は、160キロを超えることもありました。

一団は、牛を手に入れると、迅速に、追手に気づかれる前に、帰途につかなければならず、成功者は、家で待つ人びとに称えられ、英雄として迎え入れられました。

当然、恵まれた条件で、伴侶を得る機会を与えられ、子孫を残す確率が高くなります。

こうした長距離走の習慣が、幾世代にわたって繰り返されるなかで、ナンディを人並みはずれた走力と、心肺機能の持ち主に鍛え上げてきたのでは、というわけです。

まてまてまてーい!!お待ちなせい!!

いや、科学に基づいた主張なら、それを止めるすべはござんせんが。

しかし、あまりにもあっさりとタブー破りをしてるからさあ・・・おなじく破るんなら、もっと派手にパーッと破りましょうよ。

というわけで。

「みなさーん! 武蔵大学川島浩平教授が、タブー中のタブーに触れた発言をしてまあああす!」

と大声でさけんで、まずはギャラリーを集めよう。

集まってきたかね。

牛泥棒が例だと、へんな偏見も出てしまうかもなので、も少し一般化しよう。

・ある国、ある民族、ある文化圏では「○○する人がカコイイ」という文化がある。

その人、モテる

子どもがたくさんうまれる。

・世代を重ねると、その民は、○○に優れた特性を持つ人が遺伝子レベルで(も)多くなる。

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工 !!!!!!  まさに「不都合な真実」!!!!

じゃあ、そこから考えを発展させていくと・・・

「(遺伝子レベルの)民族性・国民性存在する」

「XX人は(遺伝子レベルで)○○の傾向がある、と言っていい」

ってことになるじゃん!!

ヘタリア」最新刊発売!!(意味不明

ヘタリア 5 Axis Powers 特装版 (バーズ エクストラ)

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いや、国という国境だとその区分はあいまいになるのはケニアの通りで、もっと狭い範囲の部族とか”文化圏”の問題になるかもしれないが・・・

つまり「秘密のケンミンSHOW」は正しかった、ということになるのか!!(なにがだ)


それぐらい、川島教授の紹介する、アフリカのある村での

「足が速いは牛泥棒→牛泥棒はモテるモテるは子孫が多い→その集団は遺伝子レベルで足が速い」という数え歌じみた議論は、インパクトある話なんですよ。 でしょ??

そんな議論が成立するなら、だ。・・・あー、固有名詞は黒塗り。

「■■人は稲作を重んじてたから、こつこつ田植えして水田の草取りする人が『ええ若者だ』と評価されモテた。だから■■人はまじめで丁寧だが、冒険心が無い」

「■■人は流浪の民なので、商売や金融法律で身を立てるしかなく、その才能がある人がモテた。だから■■人は商売がうまいが、小ずるくて油断ならない」

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「■■人は数学を重んじ、発達させてきたので計算の速いひとがモテた。だから■■人は数学の才能があるが、浮世離れして・・・」

ふん、どれもこれも、ひとくくりで言ったときには「ポリティカルにコレクトではない」と、かつては怒られそうなしろものだ。

だけど「文化的な価値観は、子孫の数に影響していくから固有の民族性が(遺伝子レベルで)生まれるんですー!武蔵大のえらい先生がそう言ってたんですーー!」と言い返せば、PCをたてに民族性のステレオタイプ化を批判する言説はぐぬぬ、と。

川島先生のいう「その優れた性質を持つ集団の中でも、歩いて通学していた子が優れているなど才能が・・・」とかは枝葉よ。文化価値観による「モテ」が、子孫の遺伝子レベルでの特徴づけをするということが「ある」か「ない」かが問題で、「ある」ということは大大大発見なのである。


そもそも論でいうなら「こういうふうに、何かの選別によって生まれる子どもの傾向に差が出るとして、それが遺伝的特性になるのは何百万年もかかるんだろ?」と私は思ってきた(というかそういう反論を読んだ)のだが・・・でもよく考えると、犬、馬、牛といった家畜も麦、米といった植物も、人類歴史数千年、数百年レベルで見た目がまるで違うぐらいには改良されているんだよな・・・

そうすると、まさにタブー中のタブー、である「人間の品種改良」的思想につながっていて・・・いま、政策としてこういうアレなことをアレしているのはシンガポールぐらいだが・・・

http://d.hatena.ne.jp/yositeru/20061110/p1 から孫引き

1983年8月14日の夜、私はナショナル・デー大会の演説で爆弾発言を行った。国内最大の視聴率を誇る二つのテレビ局が実況中継する中で、大卒男性が自分と同じ優秀な子供が欲しいなら教育レベルの低い女性を妻に選ぶのは愚かなことだと言ったのである。予想したとおり、演説の結果はハチの巣をつつく騒ぎとなった。・・・

(略)・・・スピーチを私に決心させたのは机の上に置かれた80年の国勢調査分析レポートである。内容は深刻だった。それは我が国の優秀な女性たちが結婚せず、次世代に自分の子孫を残さないことを示していた。男性が自分と同程度の教育を受けた女性結婚したがらないのが原因だった・・・

(略)人格形成のおよそ80パーセントは天性のもので、20パーセントは養育の結果と・・・

そう、アジアにおいて1人あたりGDPで日本を抜きさったシンガポール、その国を長年率いてきたリーは、はっきりと「優生学の徒」だったのです。それを隠してもいません。




朝日新聞記者で「愛川欽也パックイン」の常連だった田岡俊次氏が、「子ども手当には所得制限を設ける」という福祉政策後退にカンゼンと反対した発言。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091101#p4

私はね、(子ども手当支給の)所得制限は猛反対でね、なぜかって言ったらね、そうやると、やっぱりこれどう言うかな、ちょっとこう差別的かもしれないけども、やっぱ優秀なね人たちのね、血を残したいわけです。そうするとね、貧しい階層の人たちに子どもが増えて、それで豊かな人たちは子どもを作らないというのはまずいわけです。

Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ 。

しかし、政策によってある特性を持つ人の子どもが増える、減るなんてのは大問題もいいところだが、これが「モテ」という人民の自由投票、自由市場によって行われるならやむなし、だにゃー。


そうそう、セレトニン遺伝子がどうこうって話もあったっけ。

https://twitter.com/tebasakitoriri (2012年8月4日

8月4日 須賀原洋行 ‏@tebasakitoriri

(>RT)日本人選手の多くが勝負弱いのは遺伝子的にセロトニンの出方がアフリカ系や白人とは違うから(先天的に「不安遺伝子」を持っている人が多い)。日本スポーツ科学はこれをコントロールする技術研究、開発してはどうか。

須賀原洋行 ‏@tebasakitoriri

セロトニントランスポーター遺伝子(不安遺伝子)】3種の型があってSS型 > SL型 > LL型の順番でより不安を感じやすい。日本はLL型保有者が3%と世界で最も少ない。傾向としてはアフリカ > 欧米 > アジアの順番でLL型が減る〜ということらしい。日本人の97%がビビリ体質か




ヤバい経済学」があいかわらずヤヴァい

リー・クアンユーの記事から関連リンクがとんでいました。

http://d.hatena.ne.jp/yositeru/20070223

90年代アメリカ犯罪が激減したのはなぜ?」→「70年代中絶が合法化されたから」 取り締まりの強化や警官の増員など、他の関係ありそうなポイントも実は犯罪現象にほとんど相関がなかった。むしろ、70年代中絶が合法化されたことで、望まれない子(犯罪に走る可能性が高い)が減ったことが大きく相関している。彼らが十代後半、つまり犯罪を発生させる可能性が高い年齢になった90年代、そういう子が減っていたので犯罪が減った、という話です。ううむ。著者も、誰かの不幸が社会の幸福につながっているという話はあまり気持ちのいいものではないが、と書きつつ、しかしデータはそうなっているというスタンスでこのトピックを綴って・・・

(((( ;゚ρ゚)))アワワワワ

【追記註】著者自身は中絶犯罪減少の理由付けを、その家庭の経済的、教育的問題として分析しています。このへんなどに多少詳しいです

http://blog.camuispaceworks.com/?eid=31



レイプ生物学的に考えれば適応行動」と主張したランディ・ソーンヒル教授こそ「真実への殉教者」「真の勝者」だったのか?

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100220/p4

もとは2009年ニューズウィークですよ、と念押ししておく(とばっちりがいやだから)。

Why Do We Rape, Kill and Sleep Around?

The fault, dear Darwin, lies not in our ancestors, but in ourselves.

Published Jun 20, 2009

From the magazine issue dated Jun 29, 2009

(上のリンク先での翻訳

 この春ニュー・メキシコ大学に集まった科学者の間ではレイプの話題でもちきりだった。出席していた教授の一人、生物学者のランディ・ソーンヒルが、共同著者の一人として、『レイプ博物学:性の強制の生物学的基盤』を出版したばかりであったからであり、その本はレイプが(進化生物学言葉で言えば)一つの適応であって、その形質が遺伝子によってコード化され、その遺伝子を所有するものにはアドバンテージが与えられる、と主張しているからであった。10 万年前の更新世末期にさかのぼってみると、レイプ遺伝子をもっている男性は、レイプ遺伝子をもっていない男性に対して、繁殖の点でも進化の点でも優位性をもって・・・

工エエェェェΣ(´Д`*))))


でも、避妊中絶技術の未発達な時代、その犯罪は「生殖」に直結する行為だから、「足が速いは牛泥棒、牛泥棒はモテるモテるは・・・」のパターンより、1段階か2段階すっとばしてるわな。

少なくとも、川島教授の紹介する「牛泥棒理論」が学問的な議論に値するなら、「レイプは進化生物学立場から見れば適応」というソーンヒルの理論学問的な議論をされても問題は無い、てか既に学問的議論がされている。

<なぜ人はレイプをするのか。進化生物学が解き明かすレイプ分析が、この地上からレイプ犯罪を撲滅する>

本来、愛の到達点であるべき「性行為」を、暴力的に、あるいは抵抗できない支配的状況下で強いる「レイプ」は決して許されるべきではない。このような非道な行為をどうすれば防ぐことができるのか。レイプは男の「業」なのか、永遠になくならないものなのか。

 著者たちのレイプに対する進化論研究がこの問題の根本的解決の道を指し示している。レイプの原因の間違った捉えかたが、いかにこの犯罪行為助長し、さまざまな防止活動を妨げてきたか。レイプに対するはじめての科学研究の成果がここに明らかにされる。

 子育ての労が少ない男は、繁殖のために多数の相手に関心を向けることになった。こうした男のセクシャリティの進化が、レイプ根本的要因だと著者はいう。

 レイプ動物界に広く存在する。しかし人間の場合、この根本要因を科学的に見極めることで、はじめてレイプ予防の道も開かれるのである。

米国フェミニストとの間に大論争を巻き起こした問題の書。

長谷川眞理子氏(総合研究大学院大学教授)が本書を推薦(解説文担当)


これは前の記事からの再引用だが、

人類学者のキム・ヒルによる反論・反証があるのだが、この論法がまたなんちゅうか。

・・・もし被害者の夫や他の親戚がレイプ犯を殺すならば、レイプをすることで適応ポイントは失われる。また、もし母親レイプによって生まれた子供の養育を拒んだり、レイプ犯として知られる(小さい狩猟採集の部族では、レイプレイプ犯は皆が知っていることである)ために、レイプ犯が食料を見つけるのを他者が手助けしてくれる可能性は低くなるならば、レイプ犯は適応ポイントを失う。

親や親戚に犯人は殺されたり、それで生まれた子供は養育を放棄されるから進化上、そういう性質はマイナス

・・・うーむ反論まで「良識に反する仮説」のカテゴリーに入るとは思わなかった。

(((;゚Д゚)))アリエナイ!!!

おれ、たしかこれを読んだとき、まさに今回の最初の話題につながるんだが「レイプに『刑』を与え、子ども差別するような制度文化人間社会に出来たのって1000年単位だろ?ならば遺伝子に影響するはずなかんべ?」と思ったのね。

だが今回の「牛泥棒理論」がアリならこの「レイプ遺伝子は、レイプ犯への復讐・刑罰、子どもへの差別迫害によって、生存に優位な遺伝子とはならない」という理論もありなんかなーーー、って。

おかしいよね(ダブルミーニング)。


あ、さらに思い出した。「あの本」は?

たしか数年前だったか、1、2年ほど前だったか・・・

はてなホットエントリ」でそれなりの話題になっていたはずだが、ある国について論じた、ある漫画の話。(固有名詞をあげる気にもならん)


こういう、ある本の主張が、そのホットエントリの記事では批判的に言及されていた。

・XX国は性犯罪の発生率が高い

・これはこういう可能性がある。

・長年、性犯罪が発生したら、性犯罪の結果の子どもが生まれる

・ゆえに遺伝的に受け継がれる

批判的なブログの内容紹介経由で知った話(また、多少こちらの記憶あいまい)だから、ちょっと違うかもしれないけど、やはり自分は「何を超非科学的なオカルト話を。どうしょうもないダメ本だな」と思った。

ただ、その根拠にしたのが「国の歴史が数千年で、性犯罪が多いというのが何かの社会的理由があったとしてその環境ができたのは数百年単位。それで遺伝子的に影響が出るわけ無いだろ!!!」というのが脳内門前払いの理由だった。

しかし・・・最初の「牛泥棒理論」が学問的な主張として成立する、ということを認めるなら、これを脳内門前払いした司法判断の根拠もゆらぎ、”再審請求”をだされたら論理的には・・・うーーーーーん、やっぱり何かがおかしい。

だから「不都合な真実」なのだ


背理法」的に、何かが違っていると思う。でも・・・どこダ?

飛ぶ矢が止まっていることはないし、アキレスは亀を追い抜くし、白馬だって馬だ。

 

上の「牛泥棒理論」「レイプ生物学適応理論」「レイプ犯はぶっ殺されるから遺伝子的に不利よ理論」「高学歴同士で結婚しなさいよ理論」「ある国の性犯罪率が高いのは、理論」・・・・・・このへんはとりあえず、「常識的におかしいんじゃないかなあ」、と思わせるものが多い(説同士が対立しているものもあるけどさ)。

どのへんまでが、こういうのの常習犯である竹内久美子さん的な”放言ギャグ本”でなく、エビデンスをそろえてしっかりした論文も書かれた「理論」というまでではなくても「仮説」としての体裁を備えているのかも分からない。

(そもそも川島教授紹介の「牛泥棒理論」って、ちゃんと論文あるのかね?あるよねさすがに・・・)

にしても、「保留」したほうがいい気はする。

それが科学真実事実を阻害する可能性はあるけども。

論文をまとめた科学者が「常識的に違うとか感覚でものをいってるおあにいさんとは、おあにいさんのできがちがうんでえ」とおこるかもしれない。

 

どこかが違っているとしたらどこが違うのか。これは専門家を待つ、しかないのかねえ。

というようなもやもやした結論に。


【おまけ】プロレス衰退の理由が、科学的に証明された!!

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最近の研究は、20世紀21世紀になるまで、日本で広くみられたといわれる文化的な習慣に注目します。プロレスファンは、家で待つ人びとに称えられず、英雄として迎え入れられませんでした。当然、恵まれた条件で、伴侶を得る機会を与えられず、子孫を残す確率が低く・・・

(´Д`|||)・・・・・・

クレムリン(1) (モーニング KC)

クレムリン(1) (モーニング KC)

PoetPoet 2012/08/07 18:42 川島氏の研究は、大学のWeb pageに出てますね。
http://www.musashi.ac.jp/modules/gakubu_humanities/index.php?content_id=48
牛泥棒説には違和感を感じるけど、性淘汰(モテる遺伝子が残る)が自然淘汰よりも
強力に働くというのは常識でいいんじゃないですかね?雄クジャクの羽とかカブトムシ
のツノとかですね。
個人的には、明らかに生存に適さないと思われる「シャイ」な性格が、何故人間に備わ
っているかにずっと興味を持ってました。シャイなところが可愛い!という文化が特に
日本にはあるからじゃないかと勝手に思っているのですが、赤面しやすい遺伝子を持つ
人は体温の短時間でのコントロールに優れているという説もあるらしいです。
ちなみに、「背理法」って分かってます?

kk 2012/08/07 19:34 肌が白っぽいと雪原で獲物に気づかれない、天敵に見つかりにくい

獲物を多くとれるので異性にもてる&生き残りやすいので子供多くなる

世代が進むごとに肌が白くなる
というのは理解しやすいんじゃないですか。
(アボリジニとか土地の色でも)

あ 2012/08/07 21:57 記事書いている人の書き方が誤解を招く書き方をしているのも良くないけど、コメント欄の遺伝学に対する無理解っぷりもハンパない。遺伝学の基本として、獲得形質は遺伝しない。微分積分がわかる人の子が生まれてすぐ微分積分できるわけないのと同様、短距離選手の子供が生まれてすぐに短距離走れるわけがない。もちろん、頭のよくなる素質なり、早く走れる素質なりがあるかもしれないが、それはあくまで可能性であり、淘汰圧のかかりにくい人間社会で一つの国民性と言われるものが配偶者選択されるわけがない。もし定方向的な配偶者選択があるのならばある国民の配偶者の好みは全て一様であるはずだ。その国民に様々な好みがある以上、配偶者選択による淘汰圧も容易に棄却できる。

jojo 2012/08/07 23:09 ヤバイ経済学の避妊できない=子供が犯罪者になりやすいってのは、
遺伝の問題と言うより、教育の問題だと思ってたけど。
親の愛情を含め、教育環境の用意がないのに、
子供は生んじゃうもんだから、不十分な教育環境で育ってしまうという。

とりとり 2012/08/07 23:53 黒人がスウェーデンに移住して1000年もすれば肌は真白になると聞いたことが有る。

なまえだなまえだ 2012/08/08 01:05 遺伝による特性はそりゃあるでしょ、何か変ですか?
記事書いてる人はびっくりしてるだけで何が言いたいのかわからん

え 2012/08/08 01:37 スケール感がすごい勢いで無視されてる気が。ナンディっていうローカルな文化圏で、19世紀以前の何百年(か何千年か何十年か)続いている習慣によって淘汰圧が発生したことと、■■人っていう大雑把なくくりに「世の中ではこういうこと言われてるね」程度の偏見を元にした推論を当てはめたのとを、ごっちゃにしていいの?

gryphongryphon 2012/08/08 02:37 性淘汰(モテる遺伝子が残る)・・・カブトムシのツノとかですね。
あ、カブトムシについてはこの前のhttp://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120720/p1
の本でもかかれてました。弱い虫がどう性淘汰をかいくぐるかも・・・
>ちなみに、「背理法」って分かってます?
そりゃもちろん。ソーカル算数塾でいろいろまなびましたから

gryphongryphon 2012/08/08 02:46 スケールの話や淘汰圧の話や、親の影響は遺伝か環境かとかの話もそれぞれ興味深いのですが、時間無くご容赦を

serioserio 2012/08/08 06:51 既に指摘があるけれど、この文脈で「ヤバい経済学」の話を取り上げるのは適切じゃない。

gryphongryphon 2012/08/08 07:05 ヤバ経についてひとこと
もともと紹介リンク先では 「勉強のできる子の親ってどんな人?」という話題も一緒に取り上げていますが、「そこで連想したのがリー・クアンユーの政策だった」としています 中絶と犯罪発生率に相関があるとして、それが偽かかどうか、と別に、「それは教育の成果や重要性を意味する」というのは牛泥棒と同じく解釈・分析の問題になっています でも確かにその本の著者はこう解釈してる、ということは盛り込んだほうがいいかもなので追記します

ゆきむゆきむ 2012/08/08 08:07 IQは遺伝子に組み込まれているのか−双子の研究で学界も変化 - WSJ日本版 - jp.WSJ.com
ttp://b.hatena.ne.jp/entry/jp.wsj.com/Life-Style/node_466702
こちらの方が直接的じゃないでしょうか
タイトルで検索すると無料時の記事内容が捕捉できます
それと川島教授が慎重に人種や国民性といった言い方を避けているのに
民族性のステレオタイプ化を川島教授が証明したと言わんばかりのくだりは
ひどすぎるでしょう

gryphongryphon 2012/08/08 08:15 はい、まさに川島氏は仰るとおり、そういう表現を”避けて”いらっしゃると思います。しかしまさに”避けて”らっしゃるけど、それを敷衍していくと・・・?という趣旨ですし、そこは”私の解釈”に毀誉があればと。。たとえば自分も、川島氏が保留する徒歩通学のことも触れてますが「それは枝葉で、『ある・なし』で「ある」とすることに意味が大きい」というのは、自分の受け止めです

そもそもそもそも 2012/08/08 08:34 書いてるのは身体能力だけで、国民性には触れてないでしょ
タブーもなにも、白人からは白人が生まれるんだし、黒人から黒人が生まれる。
誰が子ども生んでも身長10メートルまで育ったりしない。
こういう当たり前のことを言ってるだけで、知能とか性格とかは全く別の話。

bobjokerbobjoker 2012/08/08 11:05 日本人の巨乳問題ってのがあってだな。

shigeshige 2012/08/08 12:44 飛ばないてんとう虫は、たった35〜40世代の飛ぶのが苦手な個体を交配させることで誕生してます。

飛ばないテントウムシを開発 害虫アブラムシ退治のため
http://bit.ly/Teshyp

ruruienruruien 2012/08/08 20:29 CNNかどこか英米のキャスターが、黒人(アフリカ系と言うべきでしょうか?)アスリートが優れているのは、奴隷時代に自分たち(の祖先)が良いの同士を掛け合せたからだと言っちゃってクビになったニュースを思い出しました。
オフでレストランでお酒も入ってたんですけどね。
問題は子供だったボクがその説明に納得してしまったことで…。

bobjokerbobjoker 2012/08/09 08:54 1960年代『ボイン』が流行語に
1980年代『巨乳』というワードが出現
以降、選択圧がかかり日本人のバストサイズが上がり続けているという。
現在も偽装するなどその淘汰圧は計り知れない。

GBGB 2012/08/11 07:16 面白い。とりあえずシンガポールえげつないな。
ただ先進国の場合、子供を作っているのは、モテる人より「子供を作る意思」がある人だと思う。
金持ちだろうが、容姿が良かろうが、作りたくない人は作らない。
貧乏だろうが、ブスだろうが、作りたい人は若い時から作る。特に淘汰関係なし。
アフリカの話は、小集団かつ「子供を作るのは当たり前」っていう社会であることが必須。

室伏広治の父は最強の子供を育てたけど、室伏広治は40近くで未婚。
人間品種改良一世代で終了の気配。彼の人生、彼の自由です。
なんか、博士に歯向かう人造人間みたいなイメージが勝手に浮かぶ。

bobjokerbobjoker 2012/08/11 07:41 子供を作る意思があってもモテないとかそういう話やん。その中で性選択が行われてると。

100年後の日本人は今よりロリで巨乳、目が大きく、声が高くなってるはずや。何故かって?自分の嗜好性に聞いてみなさい。

udukishinudukishin 2012/08/13 03:23 一万年の進化爆発(グレゴリー・コクラン、ヘンリー・ハーペンディング著)をお勧めします

この本では、人の自己家畜化による品種改良まで仮説として出てますので
興味があれば読んでください

pennywiselikepennywiselike 2013/05/05 14:07 はてなブックマークからきました

とても参考になりました

ありがとうございます

毒舌野郎毒舌野郎 2013/05/05 23:09 なるほど

参考になりました

他の記事も拝見させていただきます

ありがとうございます