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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ネット放送、スカパー、地上波、PPV…「放送権料」「視聴料」をめぐる模索と決着点

ブラジルW杯、スカパー中継断念…放送権料高騰
http://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/foreign/news/20131011-OYT1T00040.htm
 衛星放送のスカパーJSATが、来年6月に開幕するサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会の中継を断念したことが10日分かった。
 放送権交渉の相手である電通との協議が、金銭面などで折り合いがつかなかったためという。

 W杯の放送権は2002年開催の日韓大会以降、NHKと民放で作るジャパン・コンソーシアム(JC)が電通から購入…「W杯のスカパー」を印象付けていた。今回の事態で、同社は看板番組の一つを失う…
 W杯の放送権料は五輪同様高騰し、前回南アフリカ大会では民放全体の収支が赤字に転落…ある民放幹部は「スカパーが放送しないことで増える権利料を誰が負担するのか。民放は限界だ」と頭を抱えている。

はじめ見たときはふーんだったけど、
よく考えたら、めっちゃグッジョブやないか!!!
完全支持!!!!!!
というのはもちろん自分が、スカパー契約者なのにW杯って見ないからです。今まではどぶに捨ててたようなもんでした。その放送権料負担が浮いた分を、ぜひとも割引とか、別の形で視聴者還元してほしいものだ。
デンツーは、日本で放送権が売れなかったらその赤字をのみこむように。ついでにUFC日本大会開催の赤字ものみこむように。


まあ市場、神の見えざる手こそが唯一にして最大の解である。
「放送権、XXX円で売ったる」「高いがな、買えへんわ」「びた一文まからんで」「じゃあ放送あきらめるわ」「うーん」、○○○円でどう?」「よっしゃ、こっちも気張ってそれで買うわ」
・・・・・・こうやって決着するしかない。
実のところ、WOWOWはそれをズッファに対して行って、そしてあの無敵はげダナ・ホワイトと、バクチの胴元ロレンゾ・フェティータをひざまづかせるという快挙を成し遂げた。
その期間中、1年だかそこらの放送中止はたしかにファンにはいたかったが、結果として4000円ばかりをナンバーシリーズ1回ごとに支払っているアメリカのファンよりめぐまれた視聴環境をWOWOW視聴者は得られている。
アメリカという点では、ルンガ沖夜戦以来のわが軍の大勝利であります(なんだそれ)。
…といいつつ、実はUFCのほうが有利な契約になってるかもしれないけどね。また今後の契約更改でどーんといってるのかもしれない。その内実は興味あるが、放送権をめぐる契約や交渉のドラマは、関係者がみな墓場まで持っていってめったに出てこない。

日本格闘技史にいつかは、この「WOWOWUFCが決裂し、再度握手するまで」の記録が刻まれることを期待したい。


「世界のすべての人が、貧しい人も含めW杯を見る権利がある。だから海賊放送は正義」という議論もあるそうだね。

そういうのを大義名分に、あらゆる手段でワールドカップの放送映像を、ネットで流す義賊?がいるとか。
今回はどうなるんだろうね。
http://d.hatena.ne.jp/heatwave_p2p/20080801/1217600167

放送権ビジネスは、山っ気ある若者が向かうにふさわしい冒険の世界?

ま、放送権とか代理人というのがいまは結局いちばんあぶく銭が発生する、冒険商人の活躍する余地のある場所…であることはたぶん間違いないようです。
それに、「夢がある」ことも否定できない。
ぜひそういう人が、ベラトールの権利を日本に持ってきて欲しいもんですなあ。

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