INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

大澤茂樹vs宇野薫、7/26修斗で決定

https://twitter.com/caoluno/status/608566894673690624
CAOL UNO @caoluno
7.26プロフェッショナル修斗
公式戦・後楽園ホール大会で
大澤茂樹選手との対戦が決定しました。
応援宜しくお願いします!
UNO DOJO 宇野薫


そうであってはよくないと思う…のだが!!やはり自分はDREAM、戦極の活動停止をもって日本から途切れた「メジャー舞台」での活躍選手の名前を聞くと、より注目してしまう。知名度や記憶というのはそういうものかなあ。
戦極の大澤、PRIDEこそ出ていないがメジャー舞台の場をやまほど踏んだ宇野、この二人が対戦するというと、がぜん気になってしまう。どちらも最近の修斗で無敵でも無敗でもないのに。
まあ、そういう人を集めて、同じ大会でタイトル戦を行う内藤のび太らに注目が集まればいいのか。

日米修好通商条約には「アヘン禁止」の条文があった

これも前日紹介した

に出ていて知ったのだが、タイトルの通り。
日本史を高校でとってた人とかは常識なのかな?(私は実は専攻してない)


1841年、全アジアに衝撃を走らせた「アヘン戦争」の脅威を、江戸幕府は何とかかわすことに成功したのだった。
むろん、これは清がそういう目にあったという「先行例」があってこそのものだし、またアメリカはインドを植民地にしていないのだから、アヘン取引に魅力を感じないだろう。ハリスのピューリタン性や、アメリカ外交がしばしば(一方的だったり都合の悪い時は打ち出すがそれでも)前面に打ち出す「道義性」のたまものだろう。
またハリスは「うちはアヘンを禁止してもいい、だから条約を結ぼう・・・イギリスやフランスとの交渉じゃそうはいきませんよ?これを前例とすれば守りやすい」という駆け引きの武器にも使ったらしい(笑)。


イギリスは…
http://blog.goo.ne.jp/abc88abc/e/9cf9557e9969e17b8c59405a0966c50c
から、ある本を孫引く。

外務大臣ラッセル伯は、交渉役エルギン伯に天津条約と同等かそれ以上のものを確保せよと指示した。(皆村武一著「『ザ・タイムズ』にみる幕末維新」参照)。

 資本主義のなお未発達なアメリカの代表者によって作成された通商条約は、世界資本主義の中心であるイギリスにとって、いつの日にか、改訂を必要とする不満な点を残していた。しかし日本にとっては、アメリカが一番乗りだったことは、その後の通商交渉において大いに幸いした。というのは、アメリカとの通商条約がその後の通商条約の先例になったからである。
 日米修好通商条約は、アヘン輸入の禁止、従価20%の綿製品輸入関税、居留地外通商の禁止など、それまでイギリスがアジア諸国との間に締結した条約にみられない、日本側に有利な条項を含んでいたのである。じっさい、アメリカ代表ハリスは、「一隻の軍艦の護衛もつけていないアメリカ合衆国」と「もっとも有利かつ名誉ある条件で」条約を締結しておけば、「他の諸国が大艦隊を率い」「いっそう大きな、あるいは過大な要求」を突きつけてきたときに、この前例を示して拒否できることを幕府に強調した。


しかしそういう利害やエゴによりつつ「アヘン禁止条項」を含む条約を結べたことは本当に近代日本にとってラッキーだった。
他の非西欧国のヨーロッパとの条約(例えばタイとか、李氏朝鮮とか、トルコとか)はどうだったのだろう。またアヘンそのものは、シャーロック・ホームズにコカインが出てきたり、アヘン窟(唇のねじれた男事件)が出てきたりするけど、違法化はどんなふうに進んだのだろう。
そういうことも気になるな。


こんな文章があったす。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1135845306
アヘンの取り扱いについて当時、日本は世界では例外だったのです。
イギリスや諸外国では、悪徳かつ違法なものとされていませんでした。
後の時代に出てくるシャーロック・ホームズは阿片の常用者ですが、それで犯罪者ではありません。
またアヘン戦争を「恥すべき戦争」と反対したグラッドストンも阿片を日頃摂取してました。
あくまで、酒や煙草と同じふうに思われていたのです。
常用者は中毒者と同義ではなく、過剰な摂取やそれで生活を乱すことが疎まれたのです。
中国でも阿片は栽培されてました。
グラッドストンは国内流通を禁止しているのを無理に売ったと解釈したから批判したのでした。

日本では元々流通していませんでしたから、交易品となったか疑わしいものがあります。
ハリスがわざわざ阿片禁止を入れたのは、清教徒的な生真面目さによる道徳観とイギリスへの反発と思います。

道原かつみ描く漫画版銀英伝は「ひとまず終了」していたのか

田中芳樹らの秘書業務をやっている管理会社のブログより。
もうすでにこの記事、3月末にUPされてたのだが気付かなかった…

道原かつみさんのコミック版『銀河英雄伝説』が、ひとまず終了となります! http://a-hiro.cocolog-nifty.com/diary/2015/03/post-06d9.html


1986年に『銀河英雄伝説外伝 黄金の翼』を描き下ろして下さったことから始まって、今年で約30年。道原かつみさんの描くコミック版『銀河英雄伝説』が、ひとまず一段落となりました。
 『銀河英雄伝説外伝 黄金の翼』から、本伝『銀河英雄伝説』全8巻、さらに『銀河英雄伝説 英雄たちの肖像』全3巻と、道原さんの流麗なタッチで描かれた「銀河英雄伝説」の世界は、多くのファンから強い支持を得ています。

そうか、文庫とかにまとめられた時に巻数がちょっと変わっているのだな。
にしても、なかなか原作が長いときは、最後まで書ききるというのは難しいものだ…出版社や、作品の人気の都合もあれば、作者の気力や体力が続かないこともある。


英伝も、本当に道原かつみ氏が「…伝説が終わり、歴史が始まる」まで描ききれば万々歳だったのだろうが、掲載誌の関係による中断とかも惜しかったのう。


みなもと太郎氏は、即身仏になってでも、風雲児たち五稜郭まで描ききってほしいものだ。

池内恵氏のブログが移転

http://ikeuchisatoshi.com/
が新サイト。

始まったばっかりの時にいち早く紹介できたのは自慢だが、氏の知名度イスラム諸国の混迷とともに高まるばかりだ。
こちらもはてなアンテナに登録しなおさねばね。

幕末明治期の女性「旅行家」イザベラ・バードが漫画になった


当時の「旅行家」は、年々整備もされていたとはいえ、その過酷さや危険さは「冒険」「探検」に限りなく近かった。

書評も色々出てる

(コミック)『ふしぎの国のバード』(1) 佐々大河〈作〉:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/DA3S11795779.html

・・・時代は明治初期、主人公は実在の英国人女性冒険家イザベラ・バードとくれば、その目に映るニッポンは“秘境”である。

 (略)
異文化に戸惑いながらも目を輝かせるバードの好奇心と探求心あふれる表情がいい。

 さらに注目すべきは、日本人のしゃべる言葉を読解不能の文字で表現している点。これによって読者はバードの感覚と同化し、未開の国ニッポンを一緒に探検・・・


荒俣宏氏が、専門家には知られていたこの女性やゴードンなどの旅行家を「一般化」したのだっけ。

ゴードン・スミスのニッポン仰天日記

ゴードン・スミスのニッポン仰天日記

ニッポン仰天日記 ゴードン・スミス著 荒俣宏訳 ***** http://blog.goo.ne.jp/tetsu814-august/e/2043558f32859fc76579c09115b52207 @Tetsu814さんから

1900年を挟んで日本を訪れた英国人男性の写真と絵がふんだんに挿入された日記。イザベラ・バード、ミットフォード、アーネストサトウ、いすれの日本日記も面白かったが、この本の価値は挿絵と写真である。手元においておいて時々パラパラと読み返したい本である。

ゴードン・スミス(GS)は英国の鉱山王を父に持つ富豪、結婚して子をもうけるが妻とは不和で離婚、その後1898年に日本を訪問、その素朴な文化と自然を愛する。GSもバードやサトウの日本旅行記を読んで日本に来ているようだ。しかし日本の人々と文化にいちいち驚いている・・・