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2017-12-18

漫画家さんって引退時、退職金代わりにキャラや設定の権利を売却とかできないのだろうか?

| 漫画家さんって引退時、退職金代わりにキャラや設定の権利を売却とかできないのだろうか?を含むブックマーク 漫画家さんって引退時、退職金代わりにキャラや設定の権利を売却とかできないのだろうか?のブックマークコメント


まことに申し訳ないが、世代にずれがあったのか、「こういう漫画があることは知ってる」ってぐらいで、それ以上のことは作者も作品もあまり存じ上げない。男女のどっちがかぼちゃで、どっちがワインかもわからない。

ここで引き合いに出したのは、以前から書いた、下のような話であります。

ルーカスフィルムディズニーに売却・・・で思うこと http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20121104/p3

スターウォーズディズニー売却と、故ヤマグチノボル氏の話から「創作世界継承」を考える…本日SW新作公開、第1作TV放送 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20151218/p1

佐藤大輔氏、52歳の若さで逝去。ご遺族に「追悼ファンレター」を/個人的思い出/「作品世界継承」についてあらためて考える。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20170327/p1


そしてともかく、何はともあれスターウォーズ作品世界はつづく。ルーカスがその世界を好きか嫌いかに関係なく(笑)

D

ラサール石井ジョージ・ルーカス、一応台本を書いたんだけど、却下されちゃったんですよ。

町山智浩)そう(笑)

赤江珠緒)えっ?ジョージ・ルーカスのが?

ラサール石井)のが。で、これからはディズニーだから。もっと子供も楽しめるようなものになっていくんじゃないか?と。

町山智浩)言われてるんですよ。で、今回はジョージ・ルーカスは完全に、知らない他の人が作った知らない作品として楽しんだそうですよ。

山里亮太)あ、もうそんな軽い感じなんだ。

〜(略)

ラサール石井)そうなんだな。要するに『スターウォーズ』はもう一人歩きを始めて。手を離れて。これからまた、どんどんと発展して行くわけですね。これね、ディズニーのことだからこの『スターウォーズ』ね、死ぬほどやりますよ。これから。

売り払ったからこそ、ルーカス実年齢を離れて、SWの作品世界は受け継がれていく。



‥‥‥そこで、日本のこちらでもそれぞれの「漫画家引退」は感慨深いだろうが、その時、彼が彼女が生んだ作品世界もそこで終わりになるのだろうか。

そうしたい人もいれば、そうしたくない人もいるはずだ……‥。

そんなとき、ジョージ・ルーカススターウォーズの一切の権利を売却し、相応の報酬を得て、その代わりにディズニースターウォーズ世界自由に使い、続編もグッズも出せる・・・・・・・


そんな取引が、漫画大国日本ではもっとあってもいいんじゃないかな?と。

本格的な漫画歴史が、戦後と高度成長、そして週刊誌創刊・・・・・・・・・・と続く中、あの有名漫画家もこの大家も、年齢的な限界はどうしてもでてくる。

なにしろ、ゆうきまさみ氏の世代が間もなく還暦なんだぜ!!!!!!!!えーーーーーーっ。


前も書いたけど、具体名を出してシミュレーションすればこんな感じ。

不快に感じたら申し訳ないけど、ようは、こういう在り方って、アリと思いますか???と。

シミュレーション

【おしらせ】

作家田中芳樹と『らいとすたっふ』社は20XX年X月、カドカワホールディングスに「銀河英雄伝説」「アルスラーン戦記」「創竜伝」に関する一切の権利を売却することで、同社と合意したことをお知らせいたします。

カドカワは今後、銀河英雄伝説の続編「銀河英雄伝説後伝」の制作に乗り出すことも、合わせてお知らせします…

【おしらせ】

小学館は20XX年、藤田和日郎氏から「うしおととら」「からくりサーカス」に関するすべての権利を購入いたしました。

ビッグコミックシルバー」に、期待の新人ぽこ山ぺけ太郎先生描く「うしおととら復活編」が始まります!!


あ、思い出した。本当に、漫画キャラクターというか権利を、最初の創作者から別の作者に譲り渡した例があるよ。

田河水泡氏が「のらくろ」を、「これからは彼らに描いてほしい」と弟子に引き継いだのだった。ただ、その時はその弟子(山根赤鬼青鬼だったかな)もいい加減高齢で、目立った「引き継ぎ」の活動結果的になかったと記憶している(笑)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AE%E3%82%89%E3%81%8F%E3%82%8D

弟子による作品[編集]

田河水泡弟子である山根赤鬼山根青鬼兄弟は、1989年田河水泡公認で『のらくろ』の漫画執筆権を譲り受け、田河の没後も下記作品執筆した。

ドクターのらくろ奮戦記(1992年経済調査会、金田武彦監修) 【山根赤鬼のみ執筆

のらくろ川柳まんが(1998年あゆみ出版)【山根赤鬼のみ執筆

のらくろちゃん(2001年-2003年漫画新聞日本漫画学院)【山根赤鬼山根青鬼で交代執筆】)

2011年現在は、ウェブサイトコミックターミナル日本漫画学院)内のコンテンツ『コミタ漫画館』において4コマ版『のらくろちゃん』が不定期連載されている。【山根青鬼のみ執筆

漫画作品の関連事項[編集]

でも、そもそも漫画の一切の権利とか、執筆権利ってどうやって譲渡するのかよくわからん。弁護士ドットコムとかでかいといてくれ。

ヒルネスキーヒルネスキー 2017/12/18 11:02 >「あれだけ勝敗が決していた場面で、圧勝し追撃していた側の大将が、必死で逃げ惑う敗軍に撃たれて重傷を負うということがあるだろうか? 一体どんな状況なのか?」
沖縄戦でもアメリカ軍の中将(連合軍最高指揮官)が戦死してますし……
https://ja.wikipedia.org/wiki/サイモン・B・バックナー・ジュニア

ニドネスキーニドネスキー 2017/12/18 15:09 元から契約してる出版社相手だと大した額にならなさそうですね
佐藤秀峰がやるとしたら競売で高く買うトコに売却できますけど

gaikichigaikichi 2017/12/18 20:38 どうも。漫画家の死後の創作世界観はたいてい漫画家自身のプロダクションが管理してるパターンじゃないんですか。なぜか石ノ森章太郎の死後も仮面ライダーシリーズの新作が作られ、青木雄二の死後もナニワ金融道は連載が続いてますし。

gryphongryphon 2017/12/19 00:53 ふうむ、そういうのって遺言か何かを残しているのでしょうか?石ノ森、青木はそうする時間的余裕があったけど、藤子・F・不二雄先生は急逝したし…その前の大病のときに、きっちりと手続きしておいたのかしら?「漫画家が死後も権利をプロダクション管理に移行させるための手続きマニュアル」なんて本作っても対象が少数だから売れないよなあ・・

gryphongryphon 2017/12/19 00:56 てか、たとえば俺の死後に、これまで書いてきたこのブログ「見えない道場本舗」の権利をプロダクションに移行して、なにがしかの収益を引き継いだり、もしどこぞの金持ちが権利を買いたいってなったら(ならんよ!)売却できるようにすること可能なの?やってみたいわ。やろうかな。

みちんみちん 2017/12/19 01:09



普通に著作権の譲渡契約をすればいいと思って契約をすると、とんだ落とし穴が。新作を作る権利(翻案権)は特掲をしていないと、譲渡されないという著作権法の定めがあり(著作権法61条2項「著作権を譲渡する契約において,第二十七条又は第二十八条に規定する権利が譲渡の目的として特掲されていないときは,これらの権利は,譲渡した者に留保されたものと推定する。」)

この定めが根拠となって、西崎義展プロデューサーと宇宙戦艦ヤマトの譲渡契約を交わした東北新社は翻案権を取得していないという判決が出てパチンコメーカーに一審で敗訴してしまった。宇宙戦艦ヤマトをめぐる裁判は、有名な松本零士と西崎義展の裁判以外にもいくつかあって、これは東北新社とパチンコメーカーの裁判での判決。

gryphongryphon 2017/12/19 01:11 ふーむ、しかし「新シリーズを作る」とか「スピンオフ」って『翻案』の権利ってことになるんだね。なるのか?

みちんみちん 2017/12/19 01:17 遺言がなければ、普通に法定相続人に法定相続分が相続され、遺産分割協議をしなければ、たとえば手塚治虫なら悦子夫人が2分の1、息子の手塚眞とるみ子と妹が6分の1ずつ。没後の手塚作品の(C)表記は手塚プロになってるのはどういう経緯かは不明。眞とるみ子は役員になってるようだが。

所有者が不明な不動産が問題になってるが、著作権でも同じ問題が起こったりして、孤児著作物と呼ばれている。東京ムービー新社がリトルニモのアニメ化の許可を得る時には、ウィインザー・マッケイの遺族を全米から集めたそうな。

gryphongryphon 2017/12/19 02:44 憲法学者・尾吹善人氏のエッセイ集 相続者不明で復刊できず、と。http://www.jepa.or.jp/keyperson_message/201104_362/

みちんみちん 2017/12/19 09:45 >ふーむ、しかし「新シリーズを作る」とか「スピンオフ」って『翻案』の権利ってことになるんだね。なるのか?

これはそのとおりで、既に判例があります。真樹日佐夫が原作を担当した「タイガーマスク・ザ・スター」は、タイガーマスクの著作権者である梶原一騎の遺族と辻なおきに無断で発表されて裁判沙汰に。結果、翻案権侵害の主張がとおって、仮処分申請が通って出版差し止めになった。

gryphongryphon 2017/12/20 01:27 あったねえ!タイガーマスク・ザ・スター。