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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

韓国の李明博元大統領は「大統領への礼遇を定めた法律」に基づき、拘置所で特別な待遇を得られるらしい……




そういう職にあった人への礼遇を定めること自体は、いいことだし、日本でも必要かもしれない。ただ、その法律が本当に拘置所や刑務所での待遇まで定めていたら、それだけで一種のブラックユーモアというか…


丸谷才一のエッセイにあったんだけど、日本でも戦後、拘置所だか刑務所高の待遇改善の予算を確保するとき、当時の法務大臣がユーモアを解する人だったろうか
「私や諸君が、そこを利用する可能性も高いのだから」
と国会で述べたとか述べなかったとか…
(ちょっと具体的な書名は思い出せないのだが、丸谷才一の軽めのエッセイ本にこの記述があったことは200%間違いない。大臣の名前もあったと記憶)


そして、これを思い出した。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす。奢れる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。
遠く異朝をとぶらへば、秦の趙高・漢の王莽・梁の周伊・唐の禄山、是等は皆旧主先皇の政にも従はず、楽みをきはめ、諌をも思ひいれず、天下の乱れむ事をさとらずして、民間の愁る所を知らざッしかば、久しからずして、亡じにし者ども也。近く本朝をうかがふに、承平の将門・天慶の純友・康和の義親・平治の信頼、此等は奢れる心もたけき事も、皆とりどりにこそありしかども、まぢかくは六波羅の入道前太政大臣朝臣清盛公と申し人のありさま、伝えうけ給はるこそ、心も詞も及ばれね。
http://roudoku-heike.seesaa.net/article/78746540.html