ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

見えない道場本舗 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

.      HP(Mail有)  twitter  togetterまとめ twilog 社説を一覧で 読書メーター

2018-07-10

早良朋「へんなものみっけ!」〜 暴走知的奇人(女性)と、困惑しつつサポートする常識人(男性)が博物館を駆ける!(ホームズ/ワトソンもの)

| 早良朋「へんなものみっけ!」〜 暴走知的奇人(女性)と、困惑しつつサポートする常識人(男性)が博物館を駆ける!(ホームズ/ワトソンもの)を含むブックマーク 早良朋「へんなものみっけ!」〜 暴走知的奇人(女性)と、困惑しつつサポートする常識人(男性)が博物館を駆ける!(ホームズ/ワトソンもの)のブックマークコメント

twitterから再構成

へんなものみっけ! 1 (ビッグコミックス)

へんなものみっけ! 1 (ビッグコミックス)

へんなものみっけ! 2 (ビッグコミックス)

へんなものみっけ! 2 (ビッグコミックス)

漫画「へんなものみっけ!」を紹介したい。月刊!スピリッツ@spiritsofficial連載中。

作者は早良朋先生https://twitter.com/michitomo1


ひとことで言うと

動物のお医者さんMASTERキートン役所もの(ここにいい作品名が入らんかったな…)」

という感じ。

過去にこういうまとめを作って、その中にも紹介を収録してるので、それを起点にしよう。

最近の「月刊!スピリッツ」に面白い漫画が多いと思う(個人的感想)―作品紹介 - Togetter https://togetter.com/li/1234670

上記ツイートにて書いたように

ホームズワトソン的な「知的畸人(女)と常識家の補佐役(男)」を描くのも2018年風景

シャーロック・ホームズジョン・ワトソン、遡ってドン・キホーテサンチョ・パンサ的か関係性。

やはりこれはお話づくりの王道だし、暴走役が女性、抑え役が男性の物語もすっかり定着。

こちらの「へんなものみっけ!」に出てくる薄井透も、云わば「キョン度」が高い(笑)。しかし、彼を初回からカモシカの解剖に突き合わせる女性主人公・キヨスもかなり大概だ(笑)

f:id:gryphon:20180710020025j:image:w640


だが、理系専門家に対しては、「むしろ、浮世離れした畸人であってほしい」というのが、一種の「大人おとぎばなし」としてあるような気がする。

その点においては、キヨス女史はやはり、そこにしっかり沿ったロール・モデルである。

なにしろ、専門は鳥類学者。最近次々と良書が出たことでも有名になってきたが、昆虫学者とか鳥類学者は、大自然のフィールドを闊歩し、あるいは何日も潜むサバイバルノウハウをマスターした連中である。

ハンターマタギに畏敬や敬意を払うように、彼らも一騎当千だ。

f:id:gryphon:20180710020556j:image


そして、もともとこの作品舞台は小自治体博物館なので規模は大きくないが、それでも周りには水滸伝Aチームのような個性的かつ有能だが癖の強いプロがいる。

彼らの多くは、「動物のお医者さん」に出てくる学者連も超えている。(笑)

f:id:gryphon:20180710022853j:image f:id:gryphon:20180710022846j:image

だが市役所から出向した薄井さん、普通に事務や整理能力が高い子。

それが実は博物館、ひいては学問の発展に欠かせない能力であることを描いてるのがこの作品の特徴。

ふと「猛獣のような個性派ギャングどもの中に入った常識人、だがその常識が逆に一目置かれる才能の一つ」ということで、ハルヒキョン君だけでなく、ブラックラグーンロックこと岡島緑郎にいま連想がつながった(笑)書いてると新しい発見があるな。

ただ、そのためには今後もう少しひどい目にあってほしいところ(笑)

f:id:gryphon:20180710023321j:image f:id:gryphon:20180710023315j:image f:id:gryphon:20180710023309j:image


そして、「MASTERキートン」を連想したのは、小さい頃の記憶や故人の発言から「〇〇って聞いたけど、あり得ないよね」→「いや…それは◇◇では?」という、ちょっとした謎解き仕立てや「…年ごしの夢の実現」話がいくつかあることだ。「ツバメ神様」「タカのわく谷」「父が残した石」「雷の化石」「クジラ発掘」など。

f:id:gryphon:20180710025959j:image f:id:gryphon:20180710025949j:image f:id:gryphon:20180710030308j:image

そのへんがMASTERキートンぽいかな、と。

編集部が過去作の伝統継承するのかよく分からないし、ビッグコミックスピリッツビッグコミックオリジナルに壁があるか交流があるかも知らないけど(笑)。ただ、そういう部分も含めた「知的啓蒙作品」として、ドラマ化なども含め今後も期待したいと思います。(了)



おまけ

ツイートでは紹介した

巻末自己紹介漫画単行本1巻のあとがき漫画)見る限り、作者も各種の動物研究しまくった専門家あがりの漫画家だそうだし、担当編集も「博物館とかが大好き」な人らしい。

f:id:gryphon:20180710030800j:image




第3回内山安二賞、最有力候補か?それともあの作品か?

3年連続で有力候補で、ことしアニメにもなったりスピンオフ「〜BLACK」も描かれまさに時、熟したか?という「はたらく細胞」には気の毒だが…まぁ、「内山安二啓蒙漫画賞」自体が俺の脳内にある妄想の賞なので、気の毒も何も無いか(笑)

D

知の巨人内山安二氏賛歌。そして第1回「内山安二賞」受賞作が決定!(※俺の心の中で) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20160706/p1

(受賞作)

 

2017年マンガ10傑」を選定します。第2回「内山安二賞」なども併せて授与。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20171202/p1

(受賞作)

PoetPoet 2018/07/10 17:46 科学啓蒙マンガといえば、お薦めは、これですね。
https://www2.kek.jp/kids/comic/
高エネルギー加速器研究機構監修なので、内容は確かだけど、
どういう読者を想定しているのかが謎。
あと、これもねー。
http://higgstan.com/
実は、既に博士号を持っている人たちが、読んでニタニタしている
だけのような気もする。

PoetPoet 2018/07/10 19:33 そういえば、今シーズンの仮面ライダーも物理学者なのですが、「何かに気づくと我を忘れて一心不乱に計算式を書き始める科学者」という類型は、いつできたのでしょう? >理系の専門家に対しては、「むしろ、浮世離れした畸人であってほしい」というのが、一種の「大人のおとぎばなし」

gryphongryphon 2018/07/10 21:50 「本当にいるから」説も根強いですが、逸話としては「アルキメデスの最期」じゃないですかね?岩明均氏が「ヘウレーカ」でも書いた http://www.digitake.com/html/episode/160aruki.html >「何かに気づくと我を忘れて一心不乱に計算式を書き始める科学者」