プロパガンダ 7/25

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/1914

最高値の株価と完全雇用状態の労働市場。なのに政策金利0.25 %-0.5%は妥当なのか、私は大いに疑問だ。市場は金利の方向性しか考えていないようだが、水準も重要だ。

今のFRBは、日銀と同じミスをしているように思えてならない。CPIが低いからといって、史上最高値の株価と完全雇用労働市場を放置すると、景気は過熱する。それを抑えるため、近き将来に80年当時のような異常な高金利が必要になるのではないか?利上げの手段を持っていない日銀と異なり、FRBは手段を持っている。早急にアクションを起こすべきだと私は思う。

FRBがミスをしないとすれば、正常な金利水準へ戻す。ならば日米金利差で円安、円安で日本の景気も回復するが、そのときマネーサプライもマネーの流通速度も増えるがそれを冷やすことは困難...

現在の大手企業の関心は「日本人への賃上げ」ではなく「外国企業の買収」だろう。内部留保はそちらに使う。円が強く、絶好の買い場だからだ。労賃は円が強い限り、上昇しても微々たるものだ。

円が強い限り賃金も上がらないし消費も増えない、国内での投資も増えない。

個人の話で恐縮だが 平成初期に30数年間の融資を受けた、金利は10年間事の固定金利だったが、最後の金利見直し時期が今年11月にやってくる。それまでに長期金利が跳ね上がっているのが怖いので、期前返済(3カ月間)のペナルテイーを払って、今後の固定金利を今、確定した。住宅ローンは変動型から固定型へ切り替え期だと思う。

米国長期債や長期債で運用するファンドに投資していた方は短期の$MMFへの切り替えをするべき時期だと思う。

日米ともに間もなく長期金利は上昇との見立て。