フリージャズの季節

夏になると必ず
むさぼるように読みたくなる 中上健次
「十九歳のジェイコブ」を読んでいて
自分は 中上ファンのくせして
アイラーもアーチーシェップも
まともに聴いた事がなかったなと気づき
慌てて買いに行ったこの2枚



世の中を呪い続け
身も心も血だらけになって帰って来たジェイコブは
アイラーやシェップやコルトレーンが流れ
麻薬中毒者がたむろするジャズ喫茶を
ここはまるで 教会のようだと感じる


冬の街に ソウルミュージックが似合うように
フリージャズって音楽は ギラギラした夏に似合うんだなと思った