ビーチバレー見てきました

お台場に行ってきました。たぶん初ビーチバレー観戦。
結論から言うとすごく面白かったです。

バレーボールという競技をやる最低限の人数は1チーム2人になりますね。
とはいえ6人制ないしは9人制のバレーとはゲーム性がかなり違いますね。なんといっても、たった2人だから「やらないプレーはない」のが特徴ですね。
2人の線審がモッパー(モップじゃないけど)兼任だったりとか、運営人数も少なめにするんでしょうか。
インドアではありえない「サングラス拭くタイム」も新鮮でしたね。

予備知識ほぼゼロで行ってきたわけですが、大山未希(元東レアローズ所属で大山加奈の妹。東レ在籍時はセッター)のブロックがとても良かったです。戦術的な選択だと思うんですが、敢えてブロックに飛ばないというプレーも多い中で、大山未希は積極的にブロックに飛んで、しつこくワンタッチを取り、たまにキルブロックも出るという、今日見てきた中では異色の存在でした。

足元が砂なので高いジャンプはあまり期待できないとか、サーブで狙った相手がほぼ確実にスパイクを打ってくることになるとか、インドアとの違いは色々ありそうですが、シンプルな分奥が深いかもしれません。


というわけで、機会があればまた見にいきたいですね。
海際でやることが多いということは、うちからだと見にいくのがちょっと遠いという難点がありますが…

排球塾の連載が終わってしょんぼりしている(´・ω・`) #vabotter #getubare

先月の月バレで排球塾の連載が終わってしまったんですが、今日やっとスキャンしてきました。
早くスキャンしないと次の月バレが出ちゃうぞというサイクルだったんですが、最後の分をスキャンするとそれも終わりますからね…


単行本になるには量が足りないかなーとか、いきなり連載が再開しないかなーとか、10回で1学期で2学期の3回目で終わるのはなんでだろうとか、思うところはいろいろですが、とにかく毎回楽しみな連載でした。
Twitterに流れる議論を追うだけでもある程度は理解できるとは思いますが、ネットに書いてあることはどうしても情報が断片的になりがちです。そういう意味では一人の人間がまとめた文章って存在意義が違ってくるんですよね。


スキャンした排球塾の記事はEvernoteに入れてあるので、読もうと思えばいつでも読めます。連載再開を期待しながら復習に励むとしましょう。


月バレ10月号 深層 真相 排球塾 9限目 #vabotter #getubare

月バレ薄くなった気がする。あと表紙が連続で木村沙織…確かにスター選手だしかわいいけど、毎回ってのもどうなんだろう…


今回の排球塾は、前回に続いてリベロのトスについて。「!?」となるくらい数字で分析しています。これは統計学的な切り口、ということなのかな。
世界選手権でメダルを取れた要因は? 好調だった理由を、数字で見ていきます。
注目点は、アタック決定本数だけで算出する「アタック決定率」ではなく、ミスや被ブロック数も加味した「アタック効果率」で分析していること。そりゃまあ10点取っても20点ミスったらアレですからね。


で、もしかしたら衝撃の事実なのか、はたまた既知の検討事項なのか…
もちろん詳細は本文を読んでいただきたいんですが、リベロのセットアップ(トス)からスパイクヒットまでの時間短いよりもが長い方が、なんと…
…続きは月バレで(ぇ


それはそれとして、現状の全日本女子チームがいかに属人的か、というのが垣間見える気もしました。まあ優秀な個体が多い方が有利ではありますけど。江田島平八が10人いたらアメリカにも勝てたかもしれないが、という。
大昔から現代まで、戦術論は様々だと思うんですけど、属人的であれと語っている戦術論って見たことがないんですよね。


成果を出すための取り組みよりも、意外と気にしていなかった要素が効果を発揮することはよくあって、いかに早く意識を修正するかによってその後の成果も変わってくると思うのですが如何。


薄くなった気がする。

月バレの排球塾読んでる?

月刊バレーボール2011年9月号で連載8回を迎えた「深層 真相 排球塾」…最近はこの連載が楽しみで、読み終わった後はPDFにしてEvernoteに保存しています。ある種の自炊です。いつか単行本にならないかな。
バレーボールの戦術を、極めて論理的に解説している連載ですね。


現在進行中の話題は、全日本女子の戦術について。
普段からTwitterの#vabotterでもよく話されている話題が、これでもかというくらい詳しく説明されています。
もちろん、自分のようなプレーヤー未経験かつ観戦歴の浅いファンだと、さっと読むだけでは理解しきれないこともありますので、ある程度自分のコンディションを整えてから読まないと本当に「流し読み」になってしまいますね。


筆者が提唱している、ブラジル男子型の「同時多発位置差攻撃」…
トスが上がる瞬間にはアタッカー4人が「本気で」攻撃の体制に入っている、という戦術ですが、これ素人でも守備側の視点で考えると「対処しにくい」のがわかりますよね。
セッターがトスを上げてからアタッカーがボールを打つまで1秒前後。それまで誰が打つかわからない。
仮に4人が1人だとすると、まあだいぶ違いますよね。
攻撃側からすると、セッターが常に4通りの攻撃を選べる。頭を使う負担が減りそうです。


普通アタッカーにトスを上げるのはセッターの役割ですが、全日本女子だとなぜだかセッターがよく1本目を拾ってトスを上げられないので、2本目=トスアップをリベロが上げることも少なくないです。
その中でリベロが、これもなぜだかいつもアンダーハンドでトスを上げているわけですが、今回の排球塾でその弊害がやっとわかった気がします。
つまり、アンダーハンドでトスを上げる場合、ボールを上げる角度が限られる…例えばバックトスが無いので、アタックできるスパイカーが限られる。これでは同時多発位置差攻撃は実現できません。そう書いてあったわけではありませんが、自分はそう理解しました。要するに、敵も味方も「どこにトスを上げるのか、上げる前にわかってしまう」ことが問題なのかな、と。
もっとも、筆者の論では「アタッカーが攻撃動作に移らない以上、オーバーハンドパスをしても敵ブロッカーを振れない」ということです。このへんニワトリとタマゴ的な感じなのかな。


奇しくもなのかそうでもないのか、なのですが、巻頭の全日本女子ミドルブロッカー陣へのインタビューで「ブラジル男子チームのバレーを目指す」という記述があります。
そして排球塾には、現在の全日本女子の戦術とブラジル男子の戦術の違いが表でまとめられています。問題集の問題と解答かよ!と突っ込みたくなりますが、まあ確かに違いますね。でも課題ははっきりしているわけで。


プロフェッショナルとは、「基本」を「当たり前」に遂行すること。状況がそれを許さなければ、基本になるべく近づけること。
これはどんなジャンルでもそうです。ということを思い出したりしました。


少女ファイト(8)特装版 読了


konozamaったので見事に出遅れたよ!!


今回の主人公はサラ先輩ですね。大体1巻ごとでスポットライトが分かれているのでわかりやすいですね。
なんかまた強烈なキャラの親父さんが出てきましたが…


んで、「おっ」と思ったのが朱雀との試合での伊丹と犬神キャプテンのトスの違いをサラ父が説明している部分。
内容はまあ、読んでもらうのが一番手っ取り早いですかね。
やっぱりバレーの解説は「絵」になっているのがわかりやすいなあ…と実感。
「速さを追求するあまり最高到達点で打ててねえ」うむ。



あ、特装版のオマケまだ見てなかった('A`)

眞鍋政義「精密力」読了

バレーボール全日本女子チーム監督、眞鍋政義氏の著書です。
同じく男子チーム監督の植田辰哉氏の「徹底マネジメント」はバレー半分ビジネス半分というような内容でしたが、こちらは完全にバレーの話ですね。冗談も織り混ぜながら、なかなか軽快な文章になっています。

精密力とは眞鍋監督の造語ですが、眞鍋監督が目指しているバレーを端的に表した言葉というわけですね。
そして、バレーに必要な「和」「器用さ」「緻密」という要素は、日本人に向いているとも。

内容についての議論は#vabotterの方がまとめてくださったTogetterに任せるとして。
「データ」「実現可能な目標」「マネジメント」というあたりは、植田監督と同じ感覚なのかなあ…と思いました。キャラは違いますけど。ドラッカー読んだのかな。
女子チームの監督ならではの苦労もボロっと。このへんは個人的に共感を禁じえないですね…

バレー関係者よりは、バレーファン向けの本なのかなと思います。
「日本再生のヒント」というサブタイトルは、時節柄震災のことを連想しますが、関係ありませんでした。はい。


変化を否定することは成長を否定することだが、変化と成長は同じとは限らない。現状の肯定はマイナスとは限らない。
最近、そんなことを考えています。

おっぱいバレー

いやあ、すごいタイトルですよね。おっぱいバレー。うちはポスレンだからいいんですけど、映画館の窓口とかレンタルショップとかだとちょっとねえ。


バレーとつくものなので観てみました、おっぱいバレー
あらすじはまあ、ご存知の通りというか、赴任してきた女教師(綾瀬はるか)が、どうしようもなくやる気のねえ男子バレー部の顧問になってしまい、「あなたたちが勝つためなら私なんでもやるから!」「じゃあ勝ったらおっぱい見せて下さい!」「えっ」→猛特訓。という。
バレーそのもののシーンはあんまりなかったですねえ…


映画としてはよくできていると思います。安心して観られる娯楽作品ですね。
コテコテの「バレー部」って、ああ、そういうイメージなのか、という敵キャラとか。
言葉遣いとか細かい表現が今風だったりしたんですが、まあ、それもそれでそういうものなのでしょう。


お色気シーンはございませんのであしからず。


おっぱいバレー [DVD]

おっぱいバレー [DVD]