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2009-09-29

ディスカバリーチャンネルを契約

ひろゆきや勝間さんも契約しているというディスカバリーチャンネルを契約してみた。


早速録画して見たのが「ヒトは何を食べてきたのか」と「セックスアピールの科学」の2つ。

「ヒトは何を食べてきたのか」は食べ物がいかに人類の進化の過程で重要な役割を果たしてきたのかを探る1時間のドキュメンタリー番組。

これは面白かった。

パンによって頭蓋骨の形が変化、加熱調理によって脳が発達、ビールによって文明が繁栄。食べ物によってヒトは進化してきたことがよく分かる。

番組は大きく8つのチャプターに分けて進行していく。


1.狩りがヒトを進化させたのか?

600年前、人類の祖先が食べていたものは食物の茎や葉、果実などで、狩りは最終手段だった。なぜなら危険だからね。

しかし、石器の登場で事情は一変する。

初期の人類(150〜160万年前)は原始的なヤリやこん棒で狩りをしていたが、

段々と知恵をつけて5〜10年前には人間は安全な距離から獲物を仕留められる武器を発明する。

骨や石を先端につけたヤリや矢だ。

これは重要な技術的飛躍となった。飛び道具を使うのは人間だけだから。

これらの武器は人間が生息地を拡大するのに不可欠だった。こうした武器を使えば、地球上のどこでも動物を狩り、食料を得られるのだから。


2.食べ物によってヒトの外見が変わったのか?

狩猟によってヒトはアフリカを離れ、地球上の至る所に住むことができるようになった。

狩りの道具を手に入れた人類は、食料を求めて地球上のあらゆる地域へ進出する。

その結果、身体に変化が起きる。

ビタミンDは健康な骨を作る栄養素。太陽の紫外線を皮膚に受けることで合成される。

高緯度地域に移住したヒトの遺伝子に変化が起こった。

皮膚の色が薄くなり、紫外線を吸収しやすくなった。


ところが冬期に太陽が昇らない極地では異なった現象が起きる。

極地に住むイヌイットは太陽光線を吸収するため色白になると思うだろう。

実は逆なんだ。

アラスカシベリアなどの極地に住むイヌイットは皆比較的濃い皮膚の色をしている。その理由は食べ物にある。

イヌイットは魚をよく食べる。魚やクジラアザラシの脂身にはビタミンDが豊富に含まれている。

紫外線をたくさん吸収する必要がないため、彼らの皮膚の色は濃い。


3.バーベキューが脳を発達させたのか?

200万年程前、ヒトは大型の動物を狩り始めた。

栄養価の高い肉は生き延びるために必要な食料だった。

しかし、さらに劇的な変化をもたらしたのは火である。

食べ物に火をかけ、熱エネルギーを加えることで、糖やタンパク質化学変化を起こす。

栄養価が高まり、味が良くなるんだ。

火によって食べ物が変わったことで、ヒトのカラダにも大きな変化が起こる。

消化器官への負担が著しく減ったことによって、身体の他の部位の発達が促進されたと考えられる。

身体が大きくなり、寿命が延び、頭蓋骨の形が変わった。

ヒトと食べ物について、骨から何が分かるか?

顕著な変化が2つある。アゴの大きさと脳の大きさだ。

200万年前、狩りしてた人間と、現代人のアゴを比べると、現代人のアゴは小さくなってる。

噛む力が生き延びるために重要ではなくなったから。現代人は主に調理された食べ物を食べている。

大抵柔らかいので、大きく丈夫な歯は必要ではなくなった。

脳の容積が3倍にもなった。栄養価の高いバーベキューのおかげ。


4.ヒトは食べ物と結婚したのか?

約1万年前、ヒトは食べ物と共生する生活を始めた。

文明を可能にしたのは、家畜化と栽培化。

ヒトは野生の動植物に少しずつ手を加え、食料工場に変えていった。

こうして、狩猟採集のために移動することなく、必要な食料を得られるようになった。


5.ミルクが突然変異をもたらす?

人間と動物の共生関係の中で、家畜だけでなく人間の遺伝子も変わってきた。

その原因となったのがミルク。

元々すべての成人は乳糖不耐性。ミルクに含まれる乳糖を消化できなかった。

哺乳類の子供は母乳を消化できるが、通常は成長すると消化酵素がなくなる。

しかし、欧州中近東など、ミルクを常食とする地域の人々は成人しても乳糖を消化できるようになった。

そのため、今でもそうした地域では乳製品が広く食べられている。

一方、東アジアなどは乳糖不耐性者の割合が高い。


動植物の家畜化と栽培化は定住を可能にした。

そして、定住によって文明が誕生する。


6.パンがヒトの頭蓋骨を変えたのか?

9000年前、人々はトルコのチャタルホユクで大きな集落を作って暮らし始める。

1000年ほど続いた集落での生活は大きな変化をもたらした。

その集落には8000人ほどが住んでおり、当時世界で最も人口密度が高い集落だった。

それを可能にしたのは、ある革新的な食べ物。

この移籍のあるトルコ南部で小麦は遺伝的に変化した。

ヒトが食べやすくなる代わりに、栽培しなければ育たなくなった。

これが人類の歴史を変える営みの始まり。つまり農耕である。


移籍からはオーブンも見つかっている。パンは彼らの主食だった。

食べ物と生活の変化はヒトの身体に影響を及ぼした。

この移籍の時代から4000年後、大きな文明が発達する。

人々は大都市に密集して定住し、家畜と栽培穀物に依存して生活。

食生活の偏りによる栄養失調と、下水道の不備による伝染病が蔓延する。

さらに糖を多く含む食事は虫歯や歯の劣化を増加させることとなった。

頭蓋骨の形まで変わったのだ。


しかし、最大の懸念は頭蓋骨の変化ではなかった。

人口の増加で正常な飲み物の確保が難しくなった。

その問題を解決してくれたのが、ビール


7.ビールが文明を救ったのか?

発酵によってできたアルコールを含むビールは単なる嗜好品を超えた役割を果たした。

ビールは文明が出現すると共に生まれた。

当時の人々が生き延びられたのはビールのお陰なんだ。

古代エジプトでは庶民の飲み物として愛され、祝宴や儀式などでも飲まれていた。

ビールの健康パワーの秘密とは?

小麦や大麦発酵させると栄養価が高まる。

発酵を利用して作るビールやパンはバランスの良い非常に優れた食品なんだ。

当時の人々が生き延びるために不可欠なものだった。

さらにビールは水を浄化する。

酵母を使って発酵させる過程で有害な微生物の活動が抑えられる。


8.食べ物は皆ミュータント?

欧州諸国はスパイスを求めて、遠い外国まで進出した。

モッツァレラ、トマト、ニョッキ、ポレンタ、リゾット、これらの食材はイタリア原産ではない。

1492年コロンブスが航海に出る前はヨーロッパにはなかったんだ。

アメリカ人が好きなアップルも400年前はアメリカになかった。

ラーメンだって、日本産じゃない。


約500年前、1隻の船がバハマ諸島に到着した。

船長はスペイン王家の命を受けたイタリアコロンブス


バナナは人工的であるがゆえに世界中に広がった。

バナナの生産過程は人間と食べ物の複雑な関係の縮図。

野生のバナナには種がある。なぜ人間が食べる食用のバナナには種がないのか?

栽培した中から選択したから。



特に面白かったのが1と2ですね。冒頭で一気に引き込まれた。

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