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2013-07-26

『サクラ大戦 紐育星組ショウ2013 〜ワイルド・ウエスト・希望〜』を鑑賞してきました。

| 23:59 |

 二年前に私は、何の知識も無いまま「サクラ大戦 紐育星組ライブ2011〜星を継ぐもの〜」を観に行きました(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20110801/1312150393)。

 その後、『サクラ大戦』シリーズの世界の魅力にとりつかれ、星組の他のライブもDVDを通じて視聴しました。

 そして本日、その延長線上として「サクラ大戦 紐育星組ショウ2013 〜ワイルド・ウエスト・希望〜」(http://sakura-taisen.com/event/ny_live2013/)を観に行きました。

 しかし今回の内容は今までのものとは全くの別物でした。今までの「ライブ」は、歌唱がメインであり、演劇はその間に存在する添え物といった感があったのですが、今回の「ショウ」は非常に練り込まれた内容の演劇が中心でした。

 脚本の良かった点としては、まず話がシリアスな事。回想シーンとはいえ、紐育華撃団が事件解決のために出撃する場面がありました。ドイツ語圏のドイツではない某国で内戦が行われており、その国からの亡命者を舞台に出すと反対勢力によるテロの心配すらあるという設定も語られていました。

 『サクラ大戦』の世界は国家間の戦争が消滅した世界ですが、内戦だらけの世界でもあります。『サクラ大戦』世界の1920年代や現実の21世紀を評価する際、つい戦争が無い(または少ない)事や文明が進歩した事を重視しがちですが、決して理想の世界ではないという事を肝に銘じておくべきだと、再認識させられました。

 そして今回は明確な「敵」が登場します。先住民族の恨みを代行するシャーマンです。

 思い起こせば、『サクラ大戦 熱き血潮に』でアイヌ語の「神」を意味する「カムイ」と同じ発音の機体に乗った山崎真之介が、現在平穏に暮らす民衆が「忘れた事」にしている先住民の成れの果てである「降魔」に味方して反乱を起こした際、彼は東京のみならず巴里・紐育・万里に降臨していました。この四箇所こそ、山崎の価値観にとって特に許せない土地だったのでしょう。しかしながら、巴里については『サクラ大戦3』で先住民族の恨みが爆発していましたが、紐育については『サクラ大戦V』でも『紐育・ニューヨーク』でもそうした話は出てきませんでした。今回ようやく、山崎が支援したかったであろう紐育先住民の話が出てきた事になります。

 「良く言えば現在の人々の利害を最優先させる倫理に従い、悪く言えば帝国主義的な主人公達が、先住民の恨みを圧殺する」というのが『サクラ大戦』の本義であるとするならば、この『ワイルド・ウエスト・希望』こそが「紐育を舞台にしたサクラ大戦」としては正道・本道の立場にあると言えましょう。

 その他、個人的に嬉しかった点を列挙します。

 私の大好きな大河双葉が二刀流で銃弾を全て防ぐ大技を見せてくれた事。

 久々にジェミニ=サンライズの「姉」であるジェミニンが登場した事。

 前座として真宮寺さくらと神崎すみれが登場してくれた事。

 終盤における九条昴の立ち位置の直ぐ傍の席に偶然座れた事。

 開場の少し前に入場を待つ列に並んだら、ちゃんとダンディ団や大河新次郎と握手・タッチが出来た事。もう少し遅く並んでいたら間に合わなかったでしょうし、早く並んでいたらそれだけ炎天に体力を奪われていた事でしょう。

サクラ大戦 COMPLETE BOX

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サクラ大戦 ~熱き血潮に~(通常版)

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サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~ 通常版

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