『サクラ大戦2』やり込み――「旧星組の力を借りずに黒鬼会を打倒せよ!」結果報告 & 次回記事の予告

サクラ大戦2通常版

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 以前の記事(http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20130401/1364824894)では、攻略本無しでの初回手探りプレイの結果を報告した。本稿では攻略本ありでのやり込みプレイの結果を報告する。
 初回クリア後、攻略本を読んでみて、自分が如何に多くの楽しい要素を無視してしまっていたかを知った。その筆頭がキネマトロンの活用である。初回プレイで李紅蘭やマリア=タチバナとの仲が悪かったのは、彼女達が復帰するまでの期間にキネマトロン通信で機嫌を取らなかったのも一因であったようだ。
 そこで自由行動においては、攻略本を参照しつつ、キネマトロン通信で『少年レッド』・『帝都日報』・『ポンパドゥール近松の運勢指南』を聴く事と、事務局で噂話を聴く事と、売店でブロマイドを購入する事と、ミニゲームを全て体験する事の四つを最優先課題とし、残った時間で神崎すみれエンディングを目指す行動を採る事にした。
 戦闘は、より苦しい状況になる選択肢を採用し、また作戦は「林」限定縛りを行う事とした。加えて、「もし旧星組が加入しなかったら、帝国華撃団は黒鬼会に勝てたか?」についての実験を行うため、旧星組メンバーについては防御や移動すらせず棒立ちになってもらう縛りをした。大神一郎が彼等を「かばう」のも禁止である。勿論、イベントにおける旧星組の活躍までは防げないし、彼等が勝手に協力攻撃をしてしまう事もあるし、弾除けになってしまう事もある。こればっかりは、「旧星組分の予算が月組等へ渡り、多少の支援が受けられた。」と脳内補完するしかない。
 以下は戦闘結果報告である。
第一話
 多少面倒ではあったが、特に何事も無く完勝した。
第二話
 普通にやっていればまだ簡単な時期であるが、ここが前半の山であった。何故なら、五機中二機が動けないというのは、この縛りにおける戦力低下率としては最大なのである。敵の勢力はこちらが五機である事を前提としたものとなっているので、非常に辛かった。
 鶯谷では攻撃重視作戦を採用し、物陰に隠れながら蒸気火箭の破壊を目指して徐々に前進した。普段なら敵の背後をレニ=ミルヒシュトラーセが突いてくれるので非常に簡単な筈の戦場なのだが、実に面倒であった。
 渋谷では偵察後出撃を行い、準備万端の敵に翻弄された。山頂付近の敵はイリス=シャトーブリアン(以下、「アイリス」)に単独で特攻を仕掛けさせて全て滅ぼしたのだが、麓では大神が死にかけながらやっとの思いで資材を一つだけ破壊した。
 対木喰戦では三機で一気に木喰を追い詰めたが、その間に旧星組の二機は撤退させられた。最初の犠牲である。
第三話・第四話
 味方機が続々と増え、どんどん楽になっていった。
第五話
 金剛の援軍は山から来る場合の方が若干手強いので、山から来てもらった。ここでは3ターン以内に敵を全滅させるとそのままボス戦に移行してしまうので、敢えて最後の一機を生殺しにするといった工夫も行った。
第六話
 前半戦は元々レニが参加しない戦いなので、戦力低下率が12.5%と低かった。楽勝である。
第七話
 対火車戦で久々の犠牲者登場。真宮寺さくらが撤退させられた。
第八話
 帝国劇場奪還の戦いは、そもそも旧星組が居ないので戦力は維持され、「林」限定という縛りのみが残る楽な戦いとなった。加山雄一には砲台ではなく防御壁の方を解除させた。
 赤坂は当然正面突破作戦を選んだ。
 連戦が面倒ではあったが、特に問題も無く終わる。
第九話
 戦闘無し。
第十話
 楽勝。
第十一話
 機関部の戦いで本隊と別動隊を別ける際には、より苦労する事を目指して、戦闘回数が多い本隊に旧星組の二名を入れた。他の二名はすみれと桐島カンナである。このメンバーで土蜘蛛を倒すのはかなり辛かった。
 甲板の戦いはこの縛りの第二の山であった。動かせる機体が少ないと、体を張って通気口を守るという戦術が使えないので、次々に敵が中央通気口に入っていった。八体侵入されれば負けの所、六体に侵入された。
 そして対土蜘蛛の第二戦では、このゲームで初めてゲームオーバーを体験してしまった。以前やった時には全機で囲んで瞬殺してしまったので知らなかったのだが、この土蜘蛛戦では土蜘蛛が中央通気口に隣接した時点で負けらしいのである。再戦の際にはその点に注意して何とか勝利したが、これ以上難しい縛りであったならばおそらく負けていたと思われた。何気無く設定した「林作戦限定で旧星組不使用」という縛りは、私にとって丁度ぎりぎりの難易度だったという訳だ。
 武蔵内部の戦いは楽勝であった。狭い通路での戦いでは、扱う機体が少ない方が逆に効率が良い。
最終話
 対鬼王戦では、棒立ちの旧星組が瞬殺されたのは予定通りであったが、マリアまでやられてしまった。これは、柱が鬼王の技のみならずアイリスの技をも防いでしまう事を知らなかったが故の失策である。他にも、鬼王が負傷した部下を回復させる能力を持っている事を知ったり、鬼王の特殊能力を全て見る事が出来たりと、かなり勉強になった戦いであった。
 対新皇戦では、旧星組の初期配置が新皇の遥か遠くであると安心していたら、新皇の初期形態を破壊した時点で全員が新皇第二形態の前に整列させられてしまった。しかし面白い事に、ソレッタ=織姫の方は常に「イリス=グラン=ジャンポール」の範囲内に収まり、自動的に生き延びた。
まとめ
 こうして旧星組や「作戦」が無くても、つまり人員や大神の才覚を無印の『サクラ大戦』と同じくしても、黒鬼会には何とか勝利出来ていた事が証明された。
 中々に厳しい戦いもあり、私としてもかなり楽しめた。
 
 なお、二周目をやった事で新たに発見した事も多数あった。それは次の記事で発表する予定である。
サクラ大戦2‐君、死にたもうことなかれ‐徹底攻略ガイド―愛と戦いの日々 (ドリマガBOOKS)

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