2007-12-21
父親がオレオレ詐欺に遭いました
オレ、実家暮らし。父親は定年退職して今では専業主夫みたくなってる。
で、オレが仕事から帰ったら、突然親父が聞いてきたのです。
「お前、携帯電話の番号変えた?」って。
数日前
話の発端は数日前にさかのぼります。
親父が家で録画しておいた「ちりとてちん」を見ていたら電話がかかってきたんだという。
親父「もしもし」
相手「あ、オレ。○○(←オレの名前!)」
親父「おお、どうした」
相手「いや、ケータイの番号を変えたんだ」
なんか、その相手の声が、オレと全然違ったんだと。
すんごいしゃがれてて、別人みたいだったんだと。
でも、オレに聞こえなくもなかったんだと。
親父「それにしても、声どうしたんだ?」
相手「なんか風邪ひいたみたいで」
親父「大丈夫か?」
相手「大丈夫、大丈夫」
で、ちょっと話をして、新しい電話番号を教えてもらい、
そのときの電話はそんな感じで終わりました。
それから数日後
また、昼間に電話がかかってきた。
親父「もしもし」
相手「あ、○○(←オレの名前!)」
親父「どうした?」
相手「…実は、ちょっとお願いがあってさ」
親父「なんだ?」
相手「…お金貸してほしいんだ。どうしても必要になっちゃって」
親父「いくら必要なんだ?」
相手「…150万」
だけど親父は、すでにこの時点でピンと来てたらしい。
親父「…悪いが貸せない」
相手「なんでだよ?」
親父「…お前は、オレの息子じゃないからだっ!」
どーーーーん!
がちゃっと電話を切る親父。カッコヨス。
ということで、父親はオレオレ詐欺には引っかからず、事なきを得たのでした。
その話を親父から聞いたというわけなんだけどさ、
ほら、オレオレ詐欺って、いざ自分のところにかかってくると引っかかっちゃうっていうじゃん?
まぁ、いきなり150万はねぇよなぁと思いつつ、「よく気づいたね」って冗談交じりで親父に言ったら、
「お前はそういう頼み事をするような人間じゃないし、
もし、金が必要なことがあったら、直接会って、面と向かって話してくるはずだから」
とか言いやがるの。
もう、親父カッコヨス。息子のこと信用しすぎ。
「ただ毎日会ってるからわかったけど、これでお前が一人暮らししてたらわからなかったかもなー」って笑ってたけど、
きっと、ちゃんと気づいたと思うんだぜ。
それは「150万円だと!?」→「振り込み詐欺だ!」という理由からじゃなくて、
「あいつはこんなこと言わない」みたいな理由で。
なんだ、この子バカっぷりは。
こんな時代ですよ
いったいどこでオレの名前が漏れたんだろうって思ったけど、
電話番号+名前のセットなんで、おおかた高校時代の名簿あたりが流出したんだろうね。
それにしても、うちにオレオレ詐欺電話がかかってくるなんてびっくりしたよ!
しかも「オレオレ」じゃなくて「○○(←オレの名前!)」なんで、びっくりしたよ!
こういうこともあるから、みんな親に言っておいた方がいいんじゃないかな!
特に一人暮らししている人は実家に電話して、「オレオレ詐欺進化してるよ!」って言っておいた方がいいと思うよ!
ついでに近況報告とかしてみるのもいいんじゃないかな!
もう1つのエピソード
実はこの話にはもう1つエピソードがあるのです。
数日前(正確には1回目の電話がかかってきた日)の朝は、とても寒い朝でした。あまりの寒さに目が覚めるくらい。
で、オレは「こりゃあ、今夜は毛布出さないとなー」とか思いながら出勤したわけなんですが、
仕事終わって家に帰ってオレの部屋に入ってみたら、すでにベットの上に毛布がかかっていたんですよ。
そのときは「おお、親父、気が利くなぁ、すげぇー」ってぐらいにしか思わなかったけど。
でもって、よく考えてみると、今朝、朝食を食べていたら、
「声は良くなったのか?」って親父に聞かれてた。
なんのことかわからなかったので「?」って顔してたら、
「すごい声だったじゃないか」とか言うの。
全然わからなかったけど「うん、まぁ、なんともないけど」って、そのときは言っておいたんですよ。
でも、この一連の話を聞いてわかった。
親父はオレが風邪をひいているもんだと思い込んでたんだ。
その電話の会話のせいで。
毛布を出しておいてくれたのも、そんなこと言ったのも、そのことを気にしてたからなんだ。
風邪ひいてるオレのことを心配してたんだ。
上の絵をニヤニヤしながら描いている最中に、そのことにハッと気づいて、
「あ…、そっかあー、そういうことだったんだー…」って思って、
そしたら、なんだかじーんとしてきちゃった。
押し入れから毛布を引っ張り出している親父を想像して、
ちょっと、グッと来ちゃった。
もー! なんなんですか。もうー!
オレ、元気だから心配しなくて大丈夫だってば。
自分の方が体弱いんだから無理しなくていいんだってば。
退院して、今は落ち着いているんだから自分の好きなことばっかやればいいんだってば。
長生きしてくれな、親父。
長生きしていてくれな。

