2006-08-03
「時をかける少女」は、口コミマーケティングの「成功例」なのか
そうは思えない。だって公開は全国で13館ですよ、これから大きく増える見込みもない。これで成功といえるのか。
比較するのもなんだが、カーズ(吹替版)は308館、ゲド戦記は309館、ブレイブ・ストーリーは262館でかかっている(エントリ日現在。 http://movie.www.infoseek.co.jp/ による)。
口コミの成功例とは「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(古いねどうも)くらいのことを言うのであって、レビューの評価が軒並み高くても上映館があまりに少なすぎる。この時点で失敗でしょう。YouTubeを巡る議論で クリエーターという人種は、手段はどうあれとにかく人に見てもらうことで幸せになるもんです
という意見を読んだが、それが正しいなら「時かけ」に関わったスタッフは全員憤死だね。内容は素晴しい素晴しいと言われながらチャンネルが狭すぎる。、サイトチェックにRSSリーダーを使っているのは実は0.6%という現実のようだ。口コミ云々というのであれば、公開の半年前くらいにフィルムを完成させて、そこからブロガー向け(でも何でもいいけど)試写をしまくって前評判を煽りに煽って、…、しかしそんなことしても日本の映画興行のシステムでは上映館は増えないかなあ。
このままでは見せるべき人の元に届かないまま劇場公開が終わり、年末か春頃にDVDが発売され、限定版が秋葉原で「瞬殺」されるのがニュースになって消費サイクルが終わってしまいそうだ。この映画に関わった人たちはそんな結果で満足するのだろうか。ああでも、細田守監督は評価が高まって、次回作ではもっと有力なスポンサーがついて予算が増えて公開館数も増えるかも知れない。しかし、それでいいのだろうか。大変もったいないというか、残念に思う。
<おことわり> 私はこの映画未見です。映画の一本でも見に行く時間があればなあ(溜息)
追記(8/11)
加野瀬さんがうまいことまとめていた。
ARTIFACT ―人工事実― : 市場規模が大きく違う作品のネットでの評判を同列で見るのはいろいろ見誤るんじゃない?
(07/01/11追記)アキバBlogからお越しになった方へ
上ではやたらとネガティブなことを書いてますが、今となっては自分の見識の無さに恥じ入るばかりであります。
ただ気になることがひとつ。
「ロングランヒットで大成功、よかったね、その成功の原因」という記事、「これは良い映画、何度も観に行った」と大人が賞賛してる記事はよく見かけるけれども、『 今の子供達がどういう「未来」を抱いて成長していくんだろうか、ということを考えました。彼らを応援できる映画になれば、と思ってこの作品を作っていきました 』、という細田監督の狙いはどこまで達成されたのだろうかと。中学生高校生といった人たちがどれだけ見て、どんな感想を持ったのか。原田知世版をちょうどその頃に見た自分は、そのへん気になっています。
私もDVD買おうかな(ええ、まだ見てませんとも!)。
- 88 http://d.hatena.ne.jp/keyworddiary/時をかける少女?date=20060803
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- 45 http://d.hatena.ne.jp/keyword/ゲド戦記
- 33 http://d.hatena.ne.jp/putchee-oya/
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- 22 http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLJ,GGLJ:2006-22,GGLJ:ja&q=時をかける少女+公開館
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